目の下のくまを取る方法は?3つの種類別に取り方を紹介!

目の下のくまを取る方法には、どのようなものがあるのでしょうか。「くまのせいで老けた印象に見えてしまう」とお悩みの方もいらっしゃいますよね。

くまと聞くと、睡眠不足をイメージするかたも多いでしょう。しかし、くまの原因は睡眠不足だけではありません。原因に合った取り方がありますので、ぜひ試してみてください。

本記事では、くまの取り方をわかりやすく紹介します。くまによるお悩みを解消するための参考として、ぜひ内容をご覧ください。

目次

目の下のくまは種類によって対処法が違う!

目の下のくまは種類があり、それぞれ対処法が違います。改善をめざすなら、まずどのような種類があるのか知っておくことが大切です。ただし、セルフでの改善が難しい種類もあります。

ケアの参考として、種類ごとの特徴をチェックしてみましょう。

目の下のくまの種類1. 青くま

目の下にある毛細血管が青く透けて見えている状態が「青くま」です。青くまは生まれつき皮膚が薄いかた・色白のかたに多く見られます。

おもな原因は血行不良で、青く見えているのは血液です。ストレス・睡眠不足・冷え・喫煙などで血行不良になると、酸素が不足した静脈が透けて青く見えます。

目の下のくまの種類2. 黒くま

目の下にある凹み・たるみなどが影となっている状態が「黒くま」です。おもに骨格や加齢などの影響によって生じます。特に多い原因が、加齢によって起こる目元の筋力低下です。年齢を重ねると眼窩脂肪が前方に出て膨らみが生じ、黒く目立つようになります。加齢で顔の脂肪が下垂することも黒くまの原因です。

黒くまは、横に引っ張ったり顔を上に向けたりすると薄くなるという特徴があります。

目の下のくまの種類3. 赤くま

目の下にある「眼輪筋」という筋肉が透けて見えている状態が「赤くま」です。赤くまも、もともと皮膚が薄いかた・色白のかたに目立ちやすいという傾向があります。また、毛細血管の拡張も、赤くまを引き起こす原因のひとつです。

赤くまを放置していると、青くま・黒くまになる場合があります。

赤くまは、頬骨あたりの皮膚を下に引っ張ると赤みが増すのが特徴です。

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種類別のくまの取り方

くまの取り方を紹介します。種類別に取り方をチェックしてみましょう。

ただし、複数のくまが同時に出ている場合、ひとつの方法だけでは解消が難しくなります。

参考として、どのような取り方があるか、チェックしてみてください。

青くまの取り方

青くまが気になるときは、血行不良を解消すると効果的です。具体的には、次のような方法があります。

  • ストレスを解消する
  • 十分な睡眠を取る
  • 体を温める

青くまの解消に効果的な3つの方法について、それぞれ紹介します。

ストレスを解消する

青くまが気になるときは、ストレスの解消をめざしてみましょう。過度のストレスが溜まると末端の血流が悪くなり、血行不良を引き起こしてしまいます。

とはいえ、完全にストレスを解消するのは難しいものです。

ストレスが溜まっていると感じたら、こまめに発散するよう心がけましょう。

十分な睡眠を取る

青くまを改善するなら、しっかりと十分な睡眠を取ることも大切です。睡眠不足が続いていないか、普段の生活を見直してみましょう。睡眠不足の状態が続くと、交感神経が優位に働き、血管が収縮して血行不良を引き起こします。

また、睡眠不足は次のような悩みにもつながることから、注意しなくてはなりません。

  • くすみ
  • むくみ
  • シワ
  • たるみ

くまだけでなく、くすみやむくみなどを防ぐためにも、なるべく質のよい睡眠を取りましょう。

体を温める

青くまを解消するためには、身体を温めることも大切です。冷えは血行不良を引き起こす原因になってしまいます。冬だけでなく、冷房による夏場の冷えにも注意が必要です。ひざ掛けを使う・暖かい飲み物を取るなど、身体を冷やさないよう注意してみてください。

黒くまの取り方

黒くまは「影クマ」「たるみクマ」といった名前でも呼ばれています。骨格や加齢などの影響がおもな原因であるため、黒くまはセルフケアによる解消が困難です。

黒くまはクリニックで治療を受ける方法が効果的ですので、相談してみてください。

赤くまの取り方

赤くまには次のような対処法が効果的です。

  • 温冷ケアをする
  • 保湿する
  • リンパマッサージをする

3つの方法について紹介します。

ただし、黒くまと混在している赤くまは、セルフケアだけでは対処できません。複数のくまが混在している場合は、クリニックでの治療を検討してみましょう。

温冷ケアをする

赤くまが目立つときは、温冷ケアを試してみましょう。

  1. 温かいタオルで目元を5分温める
  2. 冷たいタオルで目元を5分冷やす
  3. 1と2を2~3セット繰り返す

温冷ケアは、血行促進や引き締めなどの効果に期待できます。ただし、1度のケアだけでくまが消えるわけではありません。根気よくケアを続けてみましょう。

保湿する

赤くまは保湿で改善できる可能性もあります。普段のお手入れに、目元専用のクリームを使った保湿を取り入れてみましょう。

保湿をする際は、摩擦による刺激に注意が必要です。刺激を与えると色素沈着を起こす原因になってしまいますので、優しく触れるようにしてください。

リンパマッサージをする

赤くまは、リンパマッサージを続けることで改善につながる場合もあります。耳の後ろにあるリンパ節を、優しくマッサージしてみましょう。手軽にできるリンパマッサージの方法は以下のとおりです。

  1. 耳の後ろのリンパ節を指で軽く5~10回刺激する
  2. 耳たぶを横に引っ張っり、そのまま10秒間キープする
  3. 耳たぶを軽く揉む
  4. 耳の下から鎖骨を軽くなでる
  5. 鎖骨周辺を軽く押す

マッサージをする際は、力を入れすぎないよう注意しましょう。

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くまの取り方でよくある質問

セルフケアだけでくまが改善せず、どうしたらよいのかお悩みのかたも多いのではないでしょうか。よくある質問と答えも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

子どものくまは治りますか?

子どものくまの原因には、骨格の問題・貧血・アレルギー・むくみなどがあります。骨格が原因なら、すぐに治療をせず様子を見てもよいでしょう。

貧血やアレルギーが原因なら、専門の医療機関で医師に相談してください。

セルフケアでくまが取れないときは?

生活習慣の改善やスキンケアなどでくまが治らないときは、クリニックで治療を受ける方法があります。「複数の種類のくまがある」「くまの原因が不明である」といった場合は、クリニックで治療を受ける方法がおすすめです。クリニックでの治療には、ヒアルロン酸注入や、外科的手術などの方法があります。

くまが目立って気になるときは、クリニックで相談してみましょう。

くまは片方だけでも治療できますか?

くまが片方だけの場合もクリニックで治療が受けられます。人間の顔は左右対称ではないため、「片方だけにくまがある」という人は意外と多いものです。クリニックでは、左右のバランスを見て、その人に合った治療法を提案しています。片方だけのくまでお悩みでしたら、一度クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。

くまを取るならクリニックでの治療もおすすめ!

くまが気になるときは、まず生活習慣の改善やスキンケアなどを試してみましょう。ストレスの解消・十分な睡眠・保湿などで、くまの悩みを解決できる可能性があります。

継続しても効果が見られないのなら、複数のくまが同時に出ているのかもしれません。

くまは放置していると悪化するおそれもあります。セルフケアで改善が見られないときは、クリニックでの相談も検討してみてくださいね。

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記事監修者

JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業。形成外科医。シンガポール国立大学病院留学。医師免許取得後、株式会社ボストンコンサルティンググループにてヘルスケア・IT領域で従事。
慶應義塾大学病院、埼玉医科大学総合医療センター等勤務を経て、現在は慶應義塾大学医学部 特任助教。
大学病院での臨床・研究と並行し、レーザー・注入施術などの美容医療に特化した「JSKINクリニック」を2021年より経営・監修。

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