ほうれい線へのヒアルロン酸注入のデメリットとは?成功のコツも紹介

ほうれい線へのヒアルロン酸注入を検討しているのなら、あらかじめどのようなデメリットがあるのかを把握しておきましょう。デメリットを知らずに施術を受けると、後悔する可能性が考えられるためです。

本記事では、ほうれい線へのヒアルロン酸注入によるデメリット・メリットをわかりやすく紹介します。成功のコツについても紹介しますので、ぜひヒアルロン酸注入を受けるにあたっての参考としてお役立てください。

目次

ほうれい線へのヒアルロン酸注入のデメリット

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、美容クリニックでも人気がある施術のひとつです。

加齢によって生じたほうれい線が気になっているのなら、ヒアルロン酸を注入すると目立ちにくくなるでしょう。

ただし、ほうれい線へのヒアルロン酸注入には、次のようなデメリットがあります。

  • 副作用のリスクがある
  • 失敗して見た目が不自然になる可能性がある
  • 永続的な効果ではない

3つのデメリットについて、ひとつずつ見ていきましょう。

副作用のリスクがある

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、副作用のリスクがあるため、注意しておきましょう。ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが少ない施術だとされています。ダウンタイムによって起こる腫れや内出血などは、数日で落ち着くでしょう。

注意しておく必要があるのは、次のような稀であるものの重大な副作用です。

  • 血管塞栓
  • 遅発性結節
  • アレルギー

注入する場所がずれてしまい、ヒアルロン酸が血管に詰まって引き起こされるのが血管塞栓です。高い技術を持った医師による施術なら、血管塞栓が起きるリスクは低いでしょう。

遅発性結節とはアレルギー反応の一種で、ヒアルロン酸の注入から数週間~数か月後に起こる場合があります。また、稀ではありますが、かゆみ・じんましんなどのアレルギー症状が出る可能性もあるでしょう。

ほうれい線に沿ってミミズ腫れのような症状が出たら、アレルギー症状の可能性が考えられます。気になる症状が出たら、なるべく早めにクリニックで相談してください。

通常ヒアルロン酸治療をおこなうクリニックには、ヒアルロン酸を溶解するための製剤が準備されています。予期せず万が一の際にも、バックアップ体制が取られているかどうかが重要です。

失敗して不自然な仕上がりになる可能性がある

ヒアルロン酸注入には、失敗して不自然な仕上がりになる可能性があるというデメリットもあります。失敗すると、次のような仕上がりになってしまうかもしれません。

  • 皮膚の下にしこりができる
  • 皮膚がボコボコになってしまう
  • 顔がパンパンになる
  • 全体のバランスが悪くなってしまう

ヒアルロン酸注入による失敗を防ぐためには、高い技術を持った医師による施術を受けましょう。

また、注入するヒアルロン酸の量にも注意しなくてはなりません。ヒアルロン酸の量が多いと、顔がパンパンになってしまったり、変化が大きすぎて不自然になってしまったりする可能性があります。施術にあたっては、顔全体のバランスを考えることも大切です。

ほうれい線の深さや長さによっても適量が変わるため、カウンセリングで医師に相談しましょう。

永続的な効果ではない

永続的な効果ではないことも、ヒアルロン酸注入でのデメリットのひとつです。

注入したヒアルロン酸の効果は、6か月~1年半程度続きます。効果を持続するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

施術を考えているのなら、永続的な効果ではないことを把握しておきましょう。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入のメリット

デメリットはあるものの、ほうれい線へのヒアルロン酸注射はメリットの多い施術です。代表的なメリットには次のようなものが挙げられます。

  • 即効性があってすぐに効果を実感できる
  • 手軽である
  • ダウンタイムが少ない
  • 安全性が高い
  • 失敗しても修正できる

メリットについてもチェックしていきましょう。

即効性があってすぐに効果を実感できる

ほうれい線へのヒアルロン酸注射は、すぐに効果を実感できることが大きなメリットです。注入直後から皮膚がボリュームアップして、ほうれい線が目立たなくなるでしょう。

すぐ効果を実感したい人に適している方法です。

手軽である

手軽であることもヒアルロン酸注入のメリットです。

クリニックによる違いはあるものの、ヒアルロン酸注入の施術は5~30分程度で終わります。施術後にはメイクや洗顔なども可能となっていて、日常生活への影響も少ない方法です。メスを使った切開をしないため、傷跡も残りません。

「手軽にほうれい線の悩みを解消したい」と考えている人に向いています。

ダウンタイムが少ない

ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが少ない方法であることもメリットのひとつです。稀に腫れや内出血などの症状が見られる場合もありますが、数日で落ち着くでしょう。

症状が長く続く場合は、クリニックで相談してみてください。

安全性が高い

安全性の高さも、ヒアルロン酸を使った施術のメリットです。

ヒアルロン酸はもともと人間の体内に存在している成分であるため、アレルギー反応を起こしにくいという特徴があります。

ただし、絶対にアレルギー反応が起きないわけではありません。なるべく質の良いヒアルロン酸製剤を選び、施術後に異変が見られたらすぐ医師に相談してください。

失敗しても修正できる

ヒアルロン酸注入は、ほうれい線に限らず、失敗しても修正できるという大きなメリットもあります。

修正に使われているのが、溶解薬剤(ヒアルロン酸溶解注射)と呼ばれるものです。溶解薬剤を注射すると、体内に注入したヒアルロン酸を溶かしてもとに戻せます。修正を希望する場合は、3週間から1か月程度待って、再度ヒアルロン酸を注入しましょう。

実際のタイミングはクリニックによって違いますので、修正を希望する場合は医師に相談してみてください。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入で成功するコツ

ほうれい線へのヒアルロン酸注射を検討しているのなら、ぜひとも成功させたいものですよね。自然な仕上がりにするのなら、特に気をつけておきたいコツは次の3つです。

  • 適量を注入する
  • 信頼できるクリニックを選ぶ
  • カウンセリングで十分に相談する

満足いく仕上がりを得るためにも、ぜひ内容をチェックしてみてください。

適量を注入する

ヒアルロン酸注入を成功させるには、適量を注入する必要があります。

量が少ないと、効果を実感しづらいかもしれません。しかし、量が多いと顔がパンパンになったり、変化が大きすぎて不自然に見えたりする可能性があります。くわしい人が見ると、ヒアルロン酸を注入したとわかってしまう可能性もあるでしょう。

少量から試して、足りないようなら追加で注入する方法だと、自然な仕上がりになります。

信頼できるクリニックを選ぶ

ヒアルロン酸注入を成功させるためには、信頼できるクリニックを選ぶのも大切なコツのひとつです。値段も気になるポイントですが、ヒアルロン酸注入では医師の技術を重視する必要があります。

クリニックを選ぶときは、次のポイントをチェックしてみましょう。

  • 実績数(施術数)
  • 口コミ
  • 症例写真

実積が多く、口コミでの評判がよいクリニックなら、信頼できるクリニックだと考えられます。また、実際に施術を受けた人の症例写真も参考になるでしょう。

カウンセリングで十分に相談する

ヒアルロン酸注入では、クリニックのカウンセリングで十分に相談するのも成功のコツです。カウンセリングでは、どのような仕上がりにしたいのか、要望をしっかりと伝えましょう。認識にズレが生じてしまうと、失敗につながってしまうおそれがあります。

また、施術によるリスクやデメリットも必ず確認してください。リスクやデメリットを説明せず、施術を急かすようなクリニックは避けておくと安心です。

無料でカウンセリングを行っているクリニックも多数あります。十分に相談して、納得したうえで施術を受けましょう。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入はメリットが多い施術!

いくつかデメリットはあるものの、ほうれい線へのヒアルロン酸注入はメリットが多い施術です。

「加齢によってほうれい線が気になってきた」

「ほうれい線がコンプレックスになっている」

そんなお悩みをお持ちでしたら、ヒアルロン酸注入の施術を検討してみるのもよいでしょう。

ヒアルロン酸注入の施術を受ける場合は、適量を注入することが大切です。信頼できるクリニックを選び、カウンセリングで十分に相談したうえで、施術を受けてくださいね。

記事監修者

JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業。形成外科医。シンガポール国立大学病院留学。医師免許取得後、株式会社ボストンコンサルティンググループにてヘルスケア・IT領域で従事。
慶應義塾大学病院、埼玉医科大学総合医療センター等勤務を経て、現在は慶應義塾大学医学部 特任助教。
大学病院での臨床・研究と並行し、レーザー・注入施術などの美容医療に特化した「JSKINクリニック」を2021年より経営・監修。

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