ほうれい線へのヒアルロン酸注射は周囲にバレる可能性があるのでしょうか。
シワやたるみの改善に役立つとして人気の施術が「ヒアルロン酸注射」です。施術により気になるほうれい線の悩みを解消できるでしょう。
しかし、「ヒアルロン酸注入をしたいものの、バレるのは避けたい」とお考えの方もいらっしゃいますよね。
本記事では、ほうれい線へのヒアルロン酸注射がバレるのかを紹介します。バレにくくする方法についても紹介しますので、ぜひ参考としてご確認ください。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射はバレる?
一般的に、ほうれい線へのヒアルロン酸注射はバレにくいとされています。なぜなら、ヒアルロン酸注射はダウンタイムが短い方法であるためです。仕上がりが自然なら、周囲に知られる可能性は低いでしょう。
ただし、「絶対にバレない」というわけではありません。施術を受けるにあたっては、バレる可能性もあると考えておくのがおすすめです。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射がバレる理由
参考として、ほうれい線へのヒアルロン酸注射がバレる理由をチェックしておきましょう。ヒアルロン酸注射が周囲にバレる可能性がある代表的な理由には、次のようなものがあります。
- 術後の変化が大きい
- 腫れや内出血が出ている
- ヒアルロン酸の位置が移動した
- 仕上がりが不自然である
- 普段と行動が変わる
5つの理由について、それぞれ解説します。
術後の変化が大きい
ヒアルロン酸注射がバレる可能性が特に高いのは、術後の変化が大きい場合です。特に、ほうれい線が深い人・長い人は注意する必要があります。
ほうれい線に注入するヒアルロン酸量は、左右両方で1~2ccが一般的な目安です。しかし、深いほうれい線の場合、溝を完全に埋めるには4~6ccのヒアルロン酸が必要になる場合もあるでしょう。
4cc以上のヒアルロン酸を注入すると、術後に見た目の変化が大きくなり、バレる可能性が高くなってしまいます。
腫れや内出血が出ている
ダウンタイムによる腫れや内出血が起こることも、ヒアルロン酸注射がバレる理由のひとつです。
ヒアルロン酸注射はダウンタイムが短い傾向にあります。人によっては、ダウンタイムが出ない可能性もあるでしょう。
ただし、腫れや内出血があっても、ヒアルロン注射と結びつけて考える人ばかりではありません。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射によるダウンタイム
ほうれい線へのヒアルロン酸注射によるダウンタイムで見られるおもな症状は、腫れや内出血です。また、ヒアルロン酸を注入した部位が硬くなる場合もあります。
ダウンタイムで腫れや内出血が出ても、大抵は数日で落ち着くでしょう。
腫れや内出血が出ると気になるかもしれませんが、なるべく注入部位を触らないよう注意してください。
なお、注入部位に赤いミミズ腫れが生じた場合、アレルギー反応が起きている可能性があります。ミミズ腫れのような症状が出たら、なるべく早めにクリニックで相談しましょう。
ヒアルロン酸の位置が移動した
安いヒアルロン酸を使った場合、ヒアルロン酸の位置が移動してバレる場合もあるでしょう。
ヒアルロン酸には「組織親和性」という性質があり、2週間ほどで注入部位から動かなくなります。ところが安いヒアルロン酸は組織親和性が低いため、下垂して違和感が出てしまうかもしれません。
下垂を防ぐためには、なるべく質の良いヒアルロン酸を選ぶ必要があります。
仕上がりが不自然である
仕上がりが不自然だと、ヒアルロン酸注射がバレる可能性があります。
- 注入部位以外とのバランスが悪い
- 左右の非対称が強く出ている
- 医師の技術力が低い
上記のような場合、仕上がりが不自然になってしまうおそれがあります。
普段と行動が変わる
普段と行動が変わってしまうのも、ヒアルロン酸注射がバレる理由として考えられます。注入した部位が気になって、つい触ったり、頻繁に鏡を見たりする人も多いでしょう。
気になるのは無理もありませんが、なるべく普段通りの行動をとるのがおすすめです。
ヒアルロン酸注射をバレにくくする方法
なるべく周囲に知られたくないなら、ヒアルロン酸注射をバレにくくする方法をチェックしておきましょう。バレにくくするには、次のような方法があります。
- ヒアルロン酸を入れすぎない
- 全体のバランスを見ながら注入する
- 術後のスケジュールを考える
- ダウンタイム中はマスクを着用する
- 実績が豊富なクリニックを選ぶ
- カウンセリングで十分に相談する
6つの方法について紹介しますので、施術にあたっての参考としてご確認ください。
ヒアルロン酸を入れすぎない
周囲に知られたくないのなら、ヒアルロン酸を入れすぎないようにしましょう。一度に多くのヒアルロン酸を注入すると、ほうれい線が薄くなったとしても、仕上がりが不自然になる可能性があります。
初回は少なめにして、様子を見ながら追加するのも方法のひとつです。
ただし、どのくらいの量が適しているかには個人差もあります。自然な仕上がりになるよう、クリニックで相談してみましょう。
顔全体のバランスを見ながら注入する
ヒアルロン酸注射が周囲にバレるのを防ぐためには、顔全体のバランスを見ながら注入することも大切です。顔全体にシワやたるみがある場合、ほうれい線だけにヒアルロン酸を注入すると、バランスが悪くなるかもしれません。
自然な仕上がりにするなら、顔全体のバランスも意識する必要があります。全体を見ながら、どのくらいヒアルロン酸を注入するか検討してみましょう。
術後のスケジュールを考える
ヒアルロン酸注射がバレるのを防ぐなら、術後のスケジュールを考えてみましょう。なぜなら、ダウンタイムによる腫れや内出血が起こる可能性があるためです。
腫れや内出血があったとしても、見た人がヒアルロン酸注射だと気づくとは限りません。それでも、自分自身が気になるのなら、人と会う予定を避けるとよいでしょう。
ダウンタイムが長引いたときに対応してもらえるよう、アフターフォローが充実しているクリニックを選ぶことも大切です。
ダウンタイム中はマスクを着用する
ダウンタイムで腫れや内出血が出ているのなら、マスクの着用も対処法のひとつです。
「仕事の都合で人と会わなくてはならない」という方も多いでしょう。長期の休みをとるのが難しい人もいます。
どうしても外せない予定があるのなら、ダウンタイム中はマスクで隠すことも検討してみてください。
実績が豊富なクリニックを選ぶ
ヒアルロン注射は、実積が豊富なクリニックを選ぶことも、周囲にバレないための大切なポイントです。医師の技術力が低いと、失敗して不自然な仕上がりになってしまうリスクがあります。そのため、ヒアルロン酸注射ではクリニック選びが非常に大切です。
クリニックの口コミ・実績数・症例写真などをチェックしてみてください。口コミでの評判がよく、実積数が多いクリニックを選ぶと失敗する可能性が低くなると考えられます。
また、ホームページに掲載されている症例写真も、参考として確認しておきましょう。
カウンセリングで十分に相談する
施術を受けるにあたっては、カウンセリングで十分に相談することも重要なポイントです。どのくらいヒアルロン酸を注入するかによって、見た目は大きく変わってきます。ヒアルロン酸の量を控えめにすると、仕上がりが自然になるはずです。
「周囲の人にバレたくない」という要望があるのなら、医師にしっかりと伝えましょう。
ヒアルロン酸注射はクリニック選びが大切!
「ヒアルロン酸注射を受けたいけれど周囲にバレたくない」と思うなら、クリニック選びが大切です。
基本的に、ヒアルロン酸注射は周囲にバレにくい方法であるといわれています。しかし、絶対バレないというわけではありません。ダウンタイムによる腫れや内出血で知られてしまう可能性もあるでしょう。
ヒアルロン酸を注入する量や医師の技術力によって、仕上がりは変わってきます。なるべく自然な仕上がりにするためにも、技術力の高いクリニックを選んでくださいね。
記事監修者
JSKINクリニック医師 牧野潤
慶應義塾大学医学部卒業。形成外科医。シンガポール国立大学病院留学。医師免許取得後、株式会社ボストンコンサルティンググループにてヘルスケア・IT領域で従事。
慶應義塾大学病院、埼玉医科大学総合医療センター等勤務を経て、現在は慶應義塾大学医学部 特任助教。
大学病院での臨床・研究と並行し、レーザー・注入施術などの美容医療に特化した「JSKINクリニック」を2021年より経営・監修。