ニキビ治療内服薬「イソトレチノイン」の取り扱いを開始しました。
飲み薬・塗り薬・にきび対策施術・生活習慣改善などを複合的に組み合わることで、にきび肌・にきび跡を改善します。
これまで素肌にコンプレックスがあっても、多くの方が治療を通じて透明感のあるキレイな肌へと変化し自信を持てるようになっていきます。
特に重症・難治性・慢性のニキビにお悩みで、従来の保険適用治療でも効果が乏しい場合などは、イソトレチノインの内服でさらなる改善効果を期待できる場合があります。
ただしイソトレチノインには内服をおすすめしない・できない方もいらっしゃるため、適切な状態の把握と問診が重要になります。
イソトレチノインとは
イソトレチノインはビタミンA誘導体で、重症ニキビに有効な薬剤として以下の作用があります。
- 皮脂の分泌を抑える作用
- 毛穴の角化異常を改善する作用
- アクネ菌に対する抗菌作用
欧米では保険適用があるお薬ですが、日本国内では保険適用外であり、自費診療の対象となります。
用法・用量について
1日1回(食後)に10~40mg量を服用します。
まずは10~20mgで開始し、体重や症状に応じて20~40㎎に増量することもあります。
治療期間について
重大な副作用がなければ最低でも16週間の継続内服が必要です。症状が消失してからも2か月程内服を継続することにより再発率を減らすことができます。
内服開始後、数週間は症状が悪化したと感じられることがありますが、お薬による反応性の変化ですので、継続することで改善していきます。
料金について
イソトレチノイン内服薬は現在日本国内では保険適用外であり、当院では以下の自己負担にて処方が可能です。(表記は税込料金)
イソトレチノイン10mg錠
1か月分(30錠) ・・・ 12,000円 /(初月)9,000円
3か月分(90錠) ・・・ 33,000円
イソトレチノイン20mg錠
1か月分(30錠) ・・・ 15,000円 /(初月)12,000円
3か月分(90錠) ・・・ 40,000円
副作用について
- 唇や肌の乾燥:保湿剤を十分に使い、肌を保護してください
- 催奇形性:女性の場合は、内服中と内服から1ヶ月後までは妊娠しないようにすることが必須です
- 採血異常:稀だが肝機能や脂質関連の数値に異常が出ることがあります
- 関節痛・筋肉痛・骨痛:軽度であれば内服をやめる必要はありません
- 脱毛:稀だが抜け毛が増えることがあります
- 頭痛、消化器症状(下痢、悪心など):症状が強ければ内服を中止します
- うつ症状:以前報告はあったが、実際の因果関係は疑問視されています
など(副作用の程度や種類には個人差があります)
内服できない方
- 妊娠の計画がある方、妊娠中、授乳中の方
- 12歳未満の方
- 精神疾患で治療中の方、またその既往がある方
- ビブラマイシンやミノマイシンなどのテトラサイクリン系抗生剤を内服中の方
- 血液検査異常(高度な肝機能障害、高コレステロール血症のある方)
- 過去にイソトレチノインを内服してアレルギーがあった方
- 大豆アレルギーのある方
- レーシック手術やその他の手術を6か月以内に受けた方、または予定している方
その他の注意事項
女性の方は、内服中、内服中止後1カ月間は確実な避妊が必要となります。
処方された本人以外がイソトレチノインを服用することはできません。他の人に薬を誤まって服用されることのないよう薬の管理には十分気を付けて下さい。
先述の通り、ニキビ治療には複合的なアプローチが有効です。
当院では複合的な治療オプションを有しているため、状態に合わせてカスタマイズされた治療計画をご提案することが可能です。
- 保険適応の治療と、自費診療の治療
- 内服薬、外用薬、美容施術(ピーリングなど)
- 普段使いできるメディカルスキンケア用のコスメなど
まずは問診と診察が重要です。ニキビ肌、ニキビ跡にお困りの方は、お気軽のご相談ください。
JSKINクリニック ー”あなたに応える美容医療”
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
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