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うまれつきのまぶたが一重だったり、奥二重(幅が狭めの二重)である割合は実際はかなり高く、およそ半数程度といわれいています。

どのようなまぶたの形であってもひとつの特徴ですので、画一的な正解があるわけではありません。

ただ実際のところ、20代女性のかなり多くの割合が二重整形を受ける時代になっており、さらには10代や30代以降の幅広い女性や、20-30代の男性の方も受けられることも格段に増えています。

ここでは、二重整形の手術で代表的な、埋没法と切開法について比較します。

そもそも一重と二重の違いとは

まぶたには皮膚以外にも、筋肉、脂肪、腱膜、軟骨、じん帯など様々な構造物が存在しています。

目を開いたときに一重になるか、二重になるかをわけるのは、まぶたを開ける際に働くじん帯が、表面の皮膚とつながっているかどうか、で決まります。

じん帯と皮膚につながりがあると、目を開けたときに皮膚が引き込まれ、重なりがでることで二重まぶたになります。

この原理を踏まえて、二重整形ではこのじん帯と皮膚のつながりを人工的に作成します。

埋没法と切開法の概要

埋没法とは

皮膚をメスで切開することなく、特殊な方法で糸を通すことで二重まぶたを作成します。それ以外には手を加えないため、もともとのまぶたの状態(皮膚、筋肉、脂肪など)は変わりません。

糸の通し方、通す層、通す数などで様々なバリエーションがありますが、基本的には二重のラインの幅を広くするための手術です。

そのため、〇〇しかできない〇〇法、などは基本的には商業的な背景が強いことが多いと考えられます。よりよい手術となるような小さな工夫はどの医師でもどの手術においてもおこなうものであり、それがあえて誇大に強調されている可能性があります。

切開法とは

作成する二重のラインに沿って皮膚をメスで切開し、余剰な筋肉や脂肪組織を必要に応じて除去しながら、二重のラインを直接固定します。

埋没法と切開法の比較

同じ二重のための手術であっても、上記のように手術としての性質が異なります。

この2つの方法の比べると、大まかには以下のように表現できます。

埋没法の方が切開法より優れている点

  • 腫れや内出血などのダウンタイムが少ない
  • およそ4週間ほどで最終的な状態に落ち着く
  • 抜糸をおこなえば、もともとの状態に戻すことができる
  • もともとのまぶたの状態に合わせた、自然な仕上がりになりやすいことがある

切開法が埋没法より優れている点

  • 埋没法だと取れやすい方にも対応ができる(筋肉や脂肪の処理を行えるため)
  • ほぼ永久的に二重のラインを維持できる
  • 眼瞼下垂の治療を同時におこなうことができる

自分にはどちらの方法が合っているか

誰であっても、埋没法・切開法のどちらも手術自体を受けることはできます。

そのための手術の適応については、それぞれの今のまぶたの状態、これまでの経緯、今後のご希望などを総合して検討する必要があります。

そのうえで、以下のような点が目安になります。

埋没法の方がおすすめとなりやすいケース

  • なるべく仕事や学校の影響が少ない、ダウンタイムが短く軽い手術を受けたい
  • これまで二重の手術を受けたことがない
  • まぶたが元々そこまで厚ぼったくない
  • 眼瞼下垂の症状がない

切開法の方がおすすめとなりやすいケース

  • これまで複数回の埋没法をおこなっても、二重が消えてしまう
  • ほぼ永久の二重の持続が希望である
  • まぶたの皮膚のたるみが強い
  • 眼瞼下垂の症状がある

なお上記はあくまで目安であり、やはり実際の診察やブジーによるシミュレーションが必要になります。

実際に担当をする医師と十分に相談を

webやSNSで掲載されている情報や写真は、あくまで一般的な概要や、他の方の個別例になります。

実際はご本人の元々の状態をベースに、これまでの治療歴や生活スタイル、および今後のご希望を踏まえて検討が必要になります。

10人中10人すべてに適応できる特効薬があるわけではないため、適切な診察と評価、および十分な相談ができる環境が望ましいと考えます。

当院でも大学病院所属・形成外科専門医による診察をおこなっております。お気軽にご相談ください♪

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JSKINクリニック東京銀座

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東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分

執筆者

JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業。形成外科学会認定専門医。
在学中にシンガポール国立大学留学。卒業時に医師免許取得後、株式会社ボストンコンサルティンググループにて医療・IT分野で従事。初期臨床研修後、慶應義塾大学医学部 形成外科に入局。以降、慶應義塾大学病院及び関連病院にて勤務。2021年11月にJSKINクリニック東京銀座を設立。2024年6月に慶應義塾大学病院 美容外来を開始。
現在、JSKINクリニック代表医師、慶應義塾大学医学部 形成外科 助教。
日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)正会員。形成外科・美容外科学会にて口演及び登壇多数。

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