医療ダイエット・部分痩せ治療
当院では、抗肥満薬を用いた体重減少を目的とした医医療ダイエットや、身体の特定部位を狙った部分痩せ治療を複合的にご提案可能です。
メディカルダイエットとは
医師の指導のもとで行われる、医学的・科学的根拠に基づいたダイエット治療です。
一人ひとりの体質や生活週間、目標に合わせて、過度な食事制限や運動を必要とせず、効率的に体重を落とし理想のボディラインを実現することを目的としています。
減量(ダイエット)を目的とした治療
内服薬・リベルサス(セマグルチド)
作用:GLP-1受容体作動薬でインスリン分泌を促進し、食欲を抑制します。
効果:一般的に2〜3ヶ月で体重減少を実感することが多いです。初期段階では食欲の抑制を感じることがありますが、体重の変化は徐々に現れます。
用法用量:通常、最初の1か月は3mgを1日1回服用し、2か月目から7mgに増量します。最大14mgまで増量可能です。
内服薬・メトホルミン(内服薬)
作用:肝臓での糖新生や消化管からの糖吸収を抑制します。
効果:体重減少が見られるまでに通常6ヶ月から1年程度かかります。初期の効果は緩やかで、1年間で数kgの減少が期待されます。
用法用量:成人の場合、1日2回、食直前または食後に服用します。1日500mgから開始し、維持量として750~1,500mgを服用します。
注射薬・マンジャロ(チルゼパチド)
作用:GIP/GLP-1受容体作動薬で、インスリン分泌を促進します。
効果:一般に1〜2週間で食欲抑制を感じ始め、3〜6ヶ月で徐々に体重減少がみられます。
用法用量:週1回2.5mgから開始し、4週間後に5mgに増量します。その後、必要に応じて段階的に増量可能です。
部分痩せ(痩身)の治療
脂肪溶解注射(カベリン)
作用:注射部位の脂肪の溶解を促進し、体外へ排出します。
効果:部分的な脂肪減少が期待でき、リバウンドしにくいとされています。
施術(15分程度):4週間おきに3~5回程度が推奨されます。頬には4~6cc、あご下には4~8ccの注入が目安となります。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着
リニアハイフ(高密度焦点式超音波)
作用:皮下のSMAS層に均一に熱エネルギーを与えます。
効果:脂肪溶解、皮膚のタイトニング、肌質改善が期待できます。
施術(20分程度):4週間おきに5回程度が推奨されます。リニア4.5mmのカートリッジを使用し、主に二重あごやフェイスラインの治療に使用します。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着、軽度熱傷
ボルニューマ(高周波RF)
作用:真皮層と脂肪層浅層に均一な熱エネルギーを与えます。
効果:たるみ改善、肌の引き締め、コラーゲン生成促進が期待できます。
施術(20分程度):4か月おきに施術を継続することが推奨されます。効果は施術直後から1か月後にかけて作用していきます。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着、軽度熱傷
クールスカルプティング(慶應義塾大学病院・木曜)
作用:脂肪細胞を冷却して破壊し、体外に排出します。
効果:部分的な脂肪減少が期待でき、リバウンドしにくいとされています。
施術(40分程度):1回の施術で脂肪層の約20%を減少させます。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、色素沈着、逆説的過形成など
詳細(用法用量・治療適応・副作用・料金)
リベルサス
具体的な用法用量
- 開始用量: 3mg(1日1回)、維持用量: 7mg(1日1回)、効果不十分な場合は14mgまで増量可能
- 服用方法: 朝食前の空腹時に服用し、30分間は飲食を避ける
治療適応外となる方
- 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
- 急性膵炎または慢性膵炎、甲状腺疾患の既往歴がある方
- 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
- その他医師が不適当と判断した場合
リスク副作用
- 主な副作用: 悪心、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛など
- 重大な副作用: 急性膵炎、低血糖症状(冷や汗、吐き気、手足の震え、ふらつき、脱力感)
- その他予期しない副反応
料金
リベルサス3mg 30日分(30錠):9,000円(税込)
リベルサス7mg 30日分(30錠):15,000円(税込)
メトホルミン
具体的な用法用量
- 開始用量: 1回250mgを1日2回(朝と夜)、維持用量: 1日750~1,500mg
- 服用方法: 1日2~3回に分けて、食事直前または食後に服用
治療適応外となる方
- 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
- 過度のアルコール摂取をされる方
- 利尿剤の内服中の方
- 乳酸アシドーシスの既往がある方
- 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
- その他医師が不適当と判断した場合
リスク副作用
- 主な副作用: 下痢、倦怠感、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみ
- 重大な副作用: 乳酸アシドーシス(下痢、倦怠感、筋肉痛、過呼吸、脱水、低血圧、意識障害など)
- その他予期しない副反応
料金
メトホルミン250mg 30日分(60錠):5,500円(税込)
メトホルミン500mg 30日分(60錠):8,800円(税込)
マンジャロ
具体的な用法用量
- 初期用量: 2.5mg(週1回皮下注射)~5mg
- 用量調整: 状態に応じて段階的に調整
治療適応外となる方
- 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の方
- 低血糖を起こすリスクの高い方
- 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
- その他医師が不適当と判断した場合
リスク副作用
- 主な副作用: 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退
- その他の副作用: 注射部位の反応(赤み、腫れ、痛み)、浮動性めまい、味覚障害
- 重大な副作用: 急性膵炎、胆石症
- その他予期しない副反応
料金
マンジャロ2.5mg 2週間分:15,000円(税込)
マンジャロ5mg 2週間分:20,000円(税込)