安全かつ効果的な医療脱毛のための、JSKINの取り組み
医療レーザー脱毛。
いまでは幅広い年代で、男女性別問わず、本当に多くの方が受けられている美容医療施術のひとつといえます。
もちろんレーザー脱毛は医療行為であり、適切な管理・施術をおこなわないと望まないトラブルを招きかねません。
つい先日も、医療脱毛でのとある火傷トラブル事例がTwitterで拡散され、話題になっていたようです。
その事例に関連して、下記の3点について、JSKINの取り組みと合わせてご紹介します
① 熱傷(やけど)のトラブルはなぜ起こってしまったのか?
② なぜ広範囲に熱傷がおこってしまったのか?
③ なぜ全体ではなく、まばらに・かつ均等に熱傷がおこっているのか?
① 熱傷(やけど)のトラブルはなぜ起こってしまったのか?
⇒これは当事者ではないので、最終的な結論を出すことはできませんが、
機器の出力設定のミス、機器の仕様に対する理解不足、施術時の肌状態のなんらかの要因、機器自体の故障、などが可能性として考えられます。
いずれの理由であれそれは避けるべきリスクであり、JSKINでは以下のような取り組みをしています。
・施術前に医師が肌状態を確認し、出力の設定を決めることを責任としています。
・設定した出力が、ただしく機械に入力されていることを、施術看護師が目視で再確認します。
・実際に患者さんに照射をする前に、施術看護師が自身の腕でテスト照射をおこないます。
・機械自体はもちろん正規品であり、定期的な保守管理をおこなっています。
・私および施術看護師は全員、メーカーでの正規研修を受けています。
② なぜ広範囲に熱傷がおこってしまったのか?
⇒これはどういうことかというと、1ショットずつレーザーを照射しているわけなので、明らかな不具合のある反応が起こった時点で中断していれば、トラブルはその場所にしかおこらないはずです。
全身にわたって受傷しているということは、トラブルがおこっても気づいていない、または気づいていても中断しなかった可能性があります。
JSKINでは以下のような取り組みをしています。
・施術看護師は患者さんと適切なコミュニケーションをとり、痛みが強かったり施術で違和感を感じた際には、気兼ねなく施術看護師に言えるようにしています。
・施術の前でも、施術中でも、施術後でも、施術看護師が気になったことがあった際には、遠慮なく医師に相談できる文化をつくっています。
③ なぜ全体ではなく、まばらに・かつ均等に熱傷がおこっているのか?
⇒これは本筋とはずれるかもしれませんが、私は個人的にかなり気になった点です。
レーザー照射をした部分にトラブルがおこるならば、全面にその反応がおこっているはずですが、
なぜか均等な間隔をもって、点をうつように熱傷が起こっています。
これはなぜかというと、
照射と照射のすきまが開きすぎているからです。
その方が施術は早く終わって回転は速くなるので、クリニック側としては好都合でしょう。
さらに、レーザーを当てていない範囲があるため効果は不十分となり、そのぶん施術回数が増えるので、売上アップにもつながるかもしれません。
ただし、その不利益は施術を受けられている方がこうむることになってしまいます。
JSKINでは以下のような取り組みをしています。
・(当たり前ですが、)施術エリアでの当て漏れが出ないよう、間隔をつめて適切な照射をおこなっています。
・具体的には、施術前にブロックごとにマーキングをおこない、各ブロックごとに細かく施術するという工夫をしています。
・施術ごとに割り当てられている時間は、他の医院と比べると比較的長くとっています。その結果施術看護師には、次の患者さんがすぐ来るからという焦りを感じることなく、目の前の患者さんのための施術に集中できるようにしています。
・マーキングや施術の仕方については院内で共通化しており、十分な研修期間を経て実際に患者さんへの施術をおこなっています。
・定期的に私も交えて研修会をおこない、技術や接遇のさらなる向上に努めています。
当院では幸いこれまで熱傷となるトラブル事例は発生していませんが、
なんらかの原因で万が一のことが起こる可能性は常に潜んでいます。
上記のような取り組みで、もちろんそのようなことが起こらないよう努めておりますが、
仮に何かしらの有害事象が起こった際には、誠意をもってその後のフォローを含め対応いたします。
医療脱毛をおこなうクリニックがあまりに多い現在において、一般の方が事前に得られる情報といえば、
・価格
・使用している機械
くらいなのではないでしょうか。
ということで、
当事者だからこそお伝えできるみえないこだわりについて、今回はご紹介させていただきました♪
過去の関連記事はコチラ
慶應義塾大学医学部 形成外科の医局報にJスキンクリニックが紹介されました