二重埋没法の施術後はコンタクトレンズをつけても大丈夫?注意点を紹介
二重埋没法の施術後はコンタクトレンズをつけても問題ないのでしょうか。施術を検討するにあたって、コンタクトレンズが使えるか気になるかたもいらっしゃいますよね。本記事では、二重埋没法施術後のコンタクトレンズ着用や、注意点についてわかりやすく紹介します。
二重埋没法の施術後はコンタクトレンズをつけても大丈夫?

二重埋没法の施術後はコンタクトレンズをつけても問題ないのでしょうか。毎日コンタクトレンズを使っているなら、気になるポイントですよね。
埋没法の施術後もコンタクトレンズの着用は可能ですが、感染症や炎症を防ぐために、一定期間は控えなくてはなりません。
本記事では、二重埋没法の施術後はいつからコンタクトレンズをつけられるのか紹介します。施術後の注意点についても紹介しますので、ぜひ内容をご覧ください。
二重埋没法の施術後はいつからコンタクトレンズをつけられる?
二重埋没法の施術後のコンタクトレンズは、一般的には48時間以上経過してからの着用が推奨されています。
術後の状態によっては、翌日には違和感がなくなるかもしれません。その場合も、術後48時間が経過するまでは待ちましょう。特に、ハードコンタクトレンズはまぶたに大きな負担がかかってしまうとされているため、注意が必要です。どうしても翌日からコンタクトレンズを着用しなくてはならない場合は、あらかじめ医師に相談してみてください。
普段カラーコンタクトレンズを使っているかたは、見た目の違和感が気になってしまうかもしれません。見た目の違和感が気になるなら、外出しないタイミングで施術を受けることをおすすめします。
48時間を経過していても、違和感が出たときはコンタクトレンズの着用を控えましょう。
二重埋没法の施術直後にコンタクトレンズを着用できない理由

二重埋没法の施術直後にコンタクトレンズを着用できないのは、次の理由からです。
- 雑菌が入るおそれがあるため
- まぶたの皮膚を引っ張らなくてはならないため
2つの理由についてチェックしてみましょう。
雑菌が入るおそれがあるため
二重埋没法の施術直後は、まだ傷が完全には塞がっておらず、雑菌が入るおそれがあります。着脱時に雑菌が入ってしまうと、感染症を引き起こしてしまうかもしれません。
また、まぶたへの刺激によって、腫れや痛みなどダウンタイムの症状が長引くおそれもあります。ダウンタイムを長引かせないためにも、術後しばらくは眼鏡の使用がおすすめです。
まぶたの皮膚を引っ張らなくてはならないため
二重埋没法の施術直後は、まぶたや糸が安定していない状態です。引っ張ったり摩擦を加えたりすると、まぶたに負担がかかり、糸が緩んでしまうことがあります。
コンタクトレンズを着脱する際は、まぶたの皮膚を引っ張らなくてはなりません。糸が緩まないためにも、まぶたや糸が安定するまでコンタクトレンズの着用は控えましょう。
二重埋没法後にコンタクトレンズを着用する際の注意点

48時間以上が経過しても、二重埋没法後のコンタクトレンズ着用には、次のような注意点があります。
- 清潔な手でコンタクトレンズを装着する
- まぶたを引っ張りすぎない
- 長時間の着用を避ける
- なるべく使い捨てのコンタクトレンズを使う
- 違和感や痛みがあったら医師に相談する
安全にコンタクトレンズを使用するためにも、注意点をチェックしてみましょう。
清潔な手でコンタクトレンズを装着する
二重埋没法の施術後は、必ず清潔な手でコンタクトレンズを装着しましょう。もちろん、コンタクトレンズを外すときも同様です。
二重埋没法を受けたあとは、まぶたが非常にデリケートな状態になっています。48時間が経過している場合も、手指に雑菌が付着していると、感染症を引き起こしてしまうかもしれません。
まぶたやコンタクトレンズに触れる際は、必ず手を洗い、十分に水気を拭きとりましょう。
まぶたを引っ張りすぎない
二重埋没法を受けたあとは、まぶたを引っ張りすぎないよう注意する必要もあります。術後は、埋没法の糸が安定していない状態です。
まぶたを強く引っ張ってしまうと、糸が緩んでしまう可能性があります。コンタクトレンズの着脱時にまぶたを引っ張る際は、力を入れすぎないよう気をつけましょう。
長時間の着用を避ける
二重埋没法の施術後にコンタクトレンズを使用する際は、長時間の着用を避けることも大切です。コンタクトレンズの着用時間が長くなると、まぶたにかかる負担が大きくなってしまいます。
短時間の装着から始めて、徐々にコンタクトレンズの着用時間を伸ばすようにしましょう。違和感がある場合はコンタクトレンズの使用を中止し、まぶたを休ませてください。
なるべく使い捨てコンタクトレンズを使う
埋没法の施術後は、なるべく使い捨てコンタクトレンズを使用しましょう。繰り返し使えるタイプのコンタクトレンズはコストパフォーマンスに優れていて便利です。しかし、雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。
使い捨てコンタクトレンズなら、衛生面でのリスクを減らせるでしょう。感染症や炎症を防ぐためにも、ダウンタイムが終わるまでのあいだは、使い捨てタイプがおすすめです。
違和感があったら医師に相談する
二重埋没法の施術後にコンタクトレンズを着用して目の充血・痛み・違和感があったら、放置せず医師に相談してみましょう。
コンタクトレンズを外したあとにゴロゴロしているような感じがあるのなら、糸の結び目が擦れているのかもしれません。糸が露出して目の表面に触れると、違和感や痛みなどの症状が出ることもあります。
感染症や炎症などのトラブルにつながるおそれもあるため、違和感があったらクリニックでの相談がおすすめです。
コンタクトレンズ以外で気をつけたい二重埋没法後の注意点

二重埋没法の施術後は、コンタクトレンズ以外にも気をつけておきたい注意点があります。特に気をつけたい注意点が、以下の4つです。
- まぶたに触らない
- 目の周囲を冷やす
- 術後2日程度は安静に過ごす
- むくみや体重増加に注意する
おもな注意点についても見ていきましょう。
まぶたに触らない
術後は、コンタクトの有無にかかわらず、なるべくまぶたに触れないよう注意しましょう。施術後のまぶたは刺激に対して敏感な状態です。気になるからとまぶたに触ってしまうと、腫れや痛みが長引く原因になってしまいます。
目の周囲を冷やす
目元の腫れがひどくならないよう、二重埋没法の施術後2~3日は患部を冷やしましょう。患部を冷やす際は、タオルに包んだ保冷剤を使うと便利です。
ただし、冷やし過ぎると血行が悪くなってしまいます。1日数回、1回あたり15分程度を目安にしましょう。
術後2日程度は安静に過ごす
二重埋没法は、術後2日程度は安静に過ごすことも大切です。傷が落ち着くまではアイメイクも避けてください。
血行がよくなると腫れが強くなることがあるため、激しい運動・入浴・飲酒は避けましょう。術後1週間程度はシャワーにしておき、サウナも控えることをおすすめします。
むくみや体重増加に注意する
二重埋没法の施術後は、むくみや体重の増加に注意する必要もあります。急激な体重増加やむくみがあると、まぶたの厚みが変化して、糸がとれてしまうことがあるためです。
食べすぎや塩分のとりすぎに注意して、むくみ・体重の増加を防ぎましょう。
二重埋没法後もコンタクトレンズの使用は可能!
二重埋没法の施術後もコンタクトレンズの使用は可能です。ただし、施術後48時間程度はコンタクトレンズの使用を控えましょう。
施術後は、コンタクトレンズの着用以外にも注意するポイントがあります。トラブルなく過ごせるよう、施術後は医師の指示に従ってください。
個人差はあるものの、埋没法のダウンタイムは切開法よりも短めです。そのため、埋没法は手軽に二重を作りたいかたに人気があります。
興味をお持ちのかたは、ぜひクリニックのカウンセリングで相談してみてくださいね。
JSKINクリニック東京銀座
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<慶應義塾大学病院認定の美容医療クリニック>
執筆者
JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業、形成外科学会認定専門医
現在はJSKINクリニック代表医師、および慶應義塾大学医学部 形成外科 助教(慶應病院美容外来担当医)を務める。
所属:日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)、日本再生医療学会、日本レーザー医学会
発表:日本形成外科学会学術集会(シンポジスト、口頭演者)、日本美容外科学会(JSAPS)(口頭演者)、韓国形成外科学会(口頭演者)
メディア:ホンマでっか!?TV(フジテレビ)、婦人画報デジタル、雑誌ゲーテ/GOETHE、MXテレビ、その他webメディアでの監修多数