経結膜脱脂術後のダウンタイムや過ごし方
施術の概要
この手術は、まぶたの裏側(結膜)を切開し、前方に張り出した余剰な脂肪を除去する治療です。
- 主の効果:目の下のふくらみの緩和
- 副次的な効果(脂肪の前方への張り出し緩和に伴う)
-皮膚のたるみ進行の予防(皮膚が伸ばされにくくなる)
-目元皮膚の暗紫色調の緩和(暗紫色の眼輪筋の圧迫が緩和)
表面の皮膚にきずができず、裏の結膜の傷口は自然に塞がるため、術後に抜糸はありません。
今日・明日以降の過ごし方
術後24~48時間を正しく過ごすことで、その後の腫れや内出血を極力抑えることができます。
【当日】「安静」と「冷却」
- 目元を冷やす: 帰宅後、保冷剤をタオルで包み、まぶたの上から優しく冷やすと腫れが軽減しやすいです。
- 長時間のスマホ・テレビは控える: 目を酷使すると血流が良くなりすぎて、腫れが強くなります。
- 頭を少し高くして寝る: 寝る時は枕を重ねるなどして、頭を少し高くすると、顔に血液が溜まるのを防ぎ、翌朝のむくみを軽減します。
- 入浴、運動、飲酒は避けてください。(代謝が上がりダウンタイムが延長するおそれ)
- 洗顔、全身シャワー、日常生活は可能です。
【翌日】腫れや内出血の「ピーク」
- 翌朝の腫れは術当日より強い: 起きた直後が最も腫れていますが、日数が経過するうちに少しずつ落ち着きます。
- 引き続き冷却を: 今日までこまめに冷やすと、明日以降の回復が早まります。
- 下を向かない: 料理や掃除、重いものを持つなど、下を向く動作はなるべく避けてください(目元に圧力がかかります)。
- 引き続き入浴、運動、飲酒は避けてください。(代謝が上がりダウンタイムが延長するおそれ)
- 洗顔、全身シャワー、日常生活は可能です。
【3日目〜1週間】回復を実感する時期
- 温めるのはNG: まだ熱感が残る時期です。長風呂や激しい運動、多量の飲酒は控えましょう。
- アイメイク・コンタクト: 傷口の安静のため、1週間後から再開してください。
- 短時間の入浴、軽い運動(ウォーキングなど)、少量の飲酒(1杯程度)であれば可能です。ただし引き続き避けた方がダウンタイムの軽減は早くなります。
【1週間〜2,3週間】個人差により若干の腫れや内出血が持続する時期
- 通常の日常生活は可能: 特に生活の制限はありません。(食事、飲酒、運動、メイク、コンタクトなど)
【1か月〜2,3か月】微細な腫れの影響が落ち着いていく時期
- 3か月程度の期間: 腫れが完全に落ち着き組織が定着するにはおよそ2~3か月程度かかります
処方薬について
| お薬の種類 | 期間 | 使い方 | ポイント |
| 抗生剤(内服) | 3日間 | 朝・昼・夕食後 | 感染を防ぐため、飲み切ってください。 |
| 抗生剤(点眼) | 3日間 | 1日2-3回 | 目の中を清潔に保ちます。 |
| 痛み止め | 3日間 | 痛む時のみ | 我慢せず飲んでOK。痛くなければ不要です。間隔は6時間以上あける。 |
ダウンタイムの症状と「安心の補足」
「これは異常かな?」と不安になりやすい症状も、正常な治癒の過程です。
| 症状 | 補足説明(一般的な経過) |
| 腫れ・むくみ | 術後翌日がピークです。泣きはらした後のような状態になりますが、1週間で6-7割程度は落ち着きます。 |
| 内出血(あざ) | 目元が紫色になることがありますが、1週間程度で徐々に軽減し黄色っぽくなり、およそ2週間程度でさらに軽減します。重力の影響で少し下の頬の部分に移動します。 |
| 血混じりの涙・めやに | 術後、涙にピンク色の血が混じったり、目やにが増えることがあります。腫れが強く、傷口が塞がる前の期間の自然な反応です。清潔なティッシュでそっと吸い取ってください。 |
| 目の中の赤み | 白目が赤くなる(結膜下出血)ことがありますが、視力には影響しません。お顔の「あざ」と同じで、1〜2週間で自然に軽減します。 |
| ゴロゴロ感 | まぶたの裏の傷口が治る際の刺激です。数日で気にならなくなります。無理にこすらないようにしましょう。 |
リスク・合併症について
感染症:
術後数日経っても「熱感が強くなる」「痛みが激しくなる」「膿が出る」といった場合は、抗生剤での治療を行います。
皮下出血の溜まり(血腫):
片目だけが急激に強く腫れ上がった場合は、溜まった血を出す処置が必要になることがあります。
左右差・凹凸:
腫れの引き方には左右差が出るため、数週間は非対称の程度が強く見えることがあります。2-3ヶ月ほどかけてなじむことがほとんどですが、左右差や凹凸が残る可能性もあります。
小シワの目立ち:
ふくらみが軽減することで、皮膚に余裕ができ、小ジワがやや目立つように感じることがあります。
※すぐにクリニックへ連絡すべき症状
以下の場合は、診察が必要なサインです。当院までご連絡ください。
- 片目だけが急激に、パンパンに腫れ上がってきた。
- 痛みがどんどん強くなり、処方された痛み止めが全く効かない。
- 視界が急激に暗くなった、あるいは極端に見えにくくなった。
JSKINクリニック東京銀座
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
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<慶應義塾大学病院認定の美容医療クリニック>
JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業、形成外科学会認定専門医
現在はJSKINクリニック代表医師、および慶應義塾大学医学部 形成外科 助教(慶應病院美容外来担当医)を務める。
所属:日本形成外科学会、日本再生医療学会、日本美容外科学会(JSAPS)、日本レーザー医学会
発表:日本形成外科学会学術集会(シンポジスト、口頭演者)、日本美容外科学会(JSAPS)(口頭演者)、韓国形成外科学会(口頭演者)
メディア: ホンマでっか!?TV(フジテレビ)、婦人画報、雑誌ゲーテ/GOETHE、MXテレビ、その他webメディアでの監修多数

