痛みが少ない毛穴治療は?施術による痛みを抑える方法も紹介
痛みが少ない毛穴治療はあるのでしょうか。毛穴トラブルを改善したいものの、痛みが不安で踏み切れないかたもいらっしゃいますよね。
本記事では、痛みの少ない毛穴治療について紹介します。施術による痛みを抑える方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。
痛みの少ない毛穴治療の種類

毛穴治療は、チクチクとした痛みを感じることがあります。ただし、麻酔クリームによって痛みの軽減が可能です。麻酔クリームや麻酔テープなどが使えて、痛みを抑えられる毛穴治療には、次のような種類があります。
- ブレッシング(次世代ポテンツァ)
- ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)
- オリディア(次世代ジュベルック)
- 再生医療
施術の概要や痛みについて紹介します。
ブレッシング(次世代ポテンツァ)
次世代ポテンツァとも呼ばれるのが、韓国の美容医療技術から生まれたブレッシング(BLESSING)です。従来の方法と比べるとダウンタイムが圧倒的に短く、施術後は数時間から数日で日常生活に戻れます。
ブレッシングに使われているのは、極細針の傾斜ニードルです。施術時に痛みがある場合、必要に応じて設定を調節できます。麻酔クリームを使用するため、施術時の痛みはあまり感じないでしょう。オプションで、笑気麻酔やブロック麻酔の併用も可能です。
刺激を避けるために施術当日はメイクや洗顔を避け、ぬるま湯ですすぐ程度に留めることをおすすめします。アルコール成分を含むスキンケア用品の使用も避けましょう。
毛穴・ニキビ跡の悩みにアプローチする美肌施術
ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)
ケミカルピーリングは、種類によって期待できる効果に違いがあります。毛穴トラブルに効果的な施術が、サリチル酸ピーリングです。お肌の状態にもよりますが、サリチル酸ピーリングによる痛みはほとんどありません。ただし、施術中は多少ピリピリとした刺激を感じることがあります。ケミカルピーリングのなかでも、痛みや赤みが少ない施術です。サリチル酸ピーリングの施術は、麻酔なしで受けられます。
ピリピリとした刺激も、通常は薬剤を拭き取ると落ち着くでしょう。施術当日からメイク可能ですが、赤みがある場合は控えてください。ピーリング後は肌が乾燥しやすくなるため、しっかりと保湿しましょう。
オリディア(次世代ジュベルック)
ジュベルックの進化版として注目されるオリディアは、毛穴トラブルのほか、小ジワやほうれい線の凹みなどに効果的な施術です。オリディアの施術時にはチクッとした痛みがあります。感じ方には個人差があるものの、注射による痛みであるため、我慢できる程度です。
麻酔クリームを使うため、オリディアによる痛みは最小限に抑えられます。
再生医療
再生医療も、毛穴治療の選択肢のひとつです。再生医療では、耳の後ろから採取した細胞を培養して、肌の気になる部分に注入します。採取する皮膚はごく少量で、縫合は不要です。皮膚の採取では麻酔を使用するため、痛みはありません。細胞移植時も、表面麻酔などを使うことから、ほとんど痛みは感じないでしょう。
産毛の医療脱毛での痛みはどのくらい?

太い産毛によって毛穴が黒ずんで見えるなら、医療脱毛で改善がめざせます。ほかの施術と比べると、産毛を医療用レーザーで脱毛するときの痛みは強めです。
産毛はメラニン色素が少ないため、医療用レーザーが反応しにくく、痛みを感じやすくなります。また、顔は皮膚と骨が近いことも、痛みを感じやすい理由のひとつです。
ただし、クリニックによっては医療用脱毛も麻酔で痛みを軽減できます。毛穴の黒ずみ解消を目的に医療脱毛を検討している場合は、痛みについて相談しておくとよいでしょう。
毛穴治療の痛みを抑える方法

クリニックでは、毛穴治療の痛みを軽減できるよう配慮しながら施術を行っています。とはいえ、痛みの感じ方は人それぞれです。肌の状態によって、痛みが強く感じられてしまうこともあるでしょう。
毛穴治療の痛みを抑える方法を4つ紹介します。
麻酔を使用する
毛穴治療の痛みを抑える代表的な方法のひとつが、麻酔です。多くの施術では、表面麻酔を使って痛みの軽減を図ります。また、施術によってはオプションで麻酔を追加することも可能です。毛穴治療で使われることの多い麻酔には、表面麻酔のほか、笑気麻酔やブロック麻酔があります。
表面麻酔とは
表面麻酔とは、局所麻酔の一種です。クリームを塗るタイプとテープを貼るタイプがあり、一時的に皮膚表面の感覚を麻痺させる効果があります。
表面麻酔の効果が出るまでの時間は、20~30分です。効果は1~2時間続きます。クリームを塗ったりテープを貼ったりした部分以外には影響がありません。
笑気麻酔とは
笑気麻酔とは、鎮静作用があるガスを吸入する方法のことです。ガスの吸入により、痛みや不安を感じにくくなる効果があります。痛みに対する不安が強いなら、笑気麻酔の使用が向いているでしょう。表面麻酔と違い、吸入をやめるとすぐに効果が切れます。
ブロック麻酔とは
ブロック麻酔とは、神経の根元に麻酔薬を注入して痛みを抑える方法です。注射時や薬剤の注入時には痛みがあります。ただし、すべての施術にブロック注射が使えるわけではありません。頬や額など、使用できる場所が限られます。
痛み止めを服用する
施術後も痛みが続く場合は、クリニックで処方された痛み止めで抑えられます。ただし、ほとんどの治療は、施術後の痛み止めは不要です。痛みに対する不安が強いかたは、痛み止めを処方してもらえるかカウンセリングで相談してみましょう。痛み止めが処方された場合は、医師の指示に従って服用してください。
冷却する
施術後の痛みや腫れを抑えるには、アイシングが効果的です。症状を抑えるために、施術当日・翌日は患部を冷やしてください。市販の冷却シートは冷却効果が弱いため、アイシングには不向きです。保冷剤を清潔なタオルに包み、10~15分ほど患部にあてましょう。
激しい運動や入浴を控える
ブレッシングやダーマペンなどによる毛穴治療を受けたら、数日のあいだ激しい運動や入浴を控えましょう。血行を促進させると、炎症が悪化してダウンタイムの症状が強く出てしまうおそれがあるためです。飲酒も血行を促進させてしまうため、施術後数日は控えることをおすすめします。
肌が回復するよう、十分な睡眠と水分補給を行ってください。
毛穴・ニキビ跡の悩みにアプローチする美肌施術
毛穴治療の痛みが不安ならカウンセリングで相談

毛穴治療は施術中に痛みがあるものの、麻酔クリームによる軽減が可能です。施術によっては、オプションで笑気麻酔やブロック麻酔なども利用できます。そのため、痛みを心配し過ぎる必要はありません。
治療を検討中で痛みが不安なかたは、一度クリニックのカウンセリングで相談してみましょう。
JSKINクリニック東京銀座
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<慶應義塾大学病院認定の美容医療クリニック>
執筆者
JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業、形成外科学会認定専門医
現在はJSKINクリニック代表医師、および慶應義塾大学医学部 形成外科 助教(慶應病院美容外来担当医)を務める。
所属:日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)、日本再生医療学会、日本レーザー医学会
発表:日本形成外科学会学術集会(シンポジスト、口頭演者)、日本美容外科学会(JSAPS)(口頭演者)、韓国形成外科学会(口頭演者)
メディア:ホンマでっか!?TV(フジテレビ)、婦人画報デジタル、雑誌ゲーテ/GOETHE、MXテレビ、その他webメディアでの監修多数

