黒ずみや詰まりなどの毛穴トラブルで悩んでいるのなら、クリニックでの治療を検討してみませんか。クリニックでの毛穴治療では、根本的なトラブルの改善がめざせます。施術の種類によっては、毛穴トラブル以外の悩みも解決できるでしょう。

本記事では、毛穴治療の種類にはどのようなものがあるか解説します。期待できる効果や施術によるダウンタイムについても解説しますので、ぜひご覧ください。

代表的な毛穴トラブル

治療方法の種類を知る前に、代表的な毛穴トラブルにはどのようなものがあるか、チェックしてみましょう。毛穴トラブルで多いのは、皮脂や紫外線、加齢などで引き起こされる、次のような症状です。

  • 黒ずみ
  • 開き
  • 詰まり
  • たるみ

どのような状態なのか、ひとつずつ紹介します。

黒ずみ

毛穴で多いトラブルが黒ずみです。皮脂や汚れが毛穴に詰まり、角栓となって黒ずみます。また、紫外線による刺激や産毛も、毛穴の黒ずみを引き起こす原因です。紫外線で毛穴周辺に炎症が起きると、メラニンが生成されて色素沈着し、黒く見えます。太い産毛によって黒ずんで見えている場合もあるでしょう。

開き

Tゾーン周辺で見られるトラブルが、毛穴の開きです。毛穴の開きの多くは、過剰な皮脂分泌によって起こります。開き毛穴は、脂性肌のかたや男性に多い肌トラブルです。角栓を除去しても、毛穴が開いたままの状態になってしまいます。

詰まり

毛穴の詰まりが起こるおもな原因も、過剰な皮脂の分泌です。また、ターンオーバーの乱れや乾燥なども、毛穴の詰まりを起こすことがあります。皮脂が角質と混ざり、角栓となっている状態です。皮脂の分泌が多い鼻の頭で起こりやすく、長期間そのままの状態にしていると酸化して黒ずみになることがあります。

目立つからといって、ピンセットや毛抜きなどを使って自分で角栓を引き抜くのはNGです。無理やり除去しようとすると、肌を傷つけて悪化するおそれがあります。

たるみ

頬やほうれい線付近では、毛穴のたるみが目立つこともあります。毛穴が涙型になることが特徴で、おもな原因は老化です。放置していると毛穴同士がつながって帯状毛穴になり、シワのように見えることもあります。

毛穴・ニキビ跡の悩みにアプローチする美肌施術

毛穴治療の種類

クリニックでは、毛穴トラブルの治療に効果が期待できるさまざまな施術を行っています。根本的な改善をめざすなら、クリニックでの治療がおすすめです。代表的な施術について、期待できる効果やダウンタイムをチェックしてみましょう。

ブレッシング(次世代ポテンツァ)

革命的な美肌治療として注目されているのが、ブレッシング(次世代ポテンツァ)です。ブレッシングは韓国の美容医療技術から生まれた次世代マイクロニードルRF治療機器で、肌に微細な穴を開けて高周波エネルギーを照射し、肌にアプローチします。

ブレッシングは、毛穴の引き締めに効果が期待できる施術です。また、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリを高めてたるみを引き上げます。さらに、ニキビ痕やシワの改善にも効果的です。

施術後のダウンタイムでは、赤みや軽度の腫れが出ます。通常は1~3日程度で落ち着き、翌日にはメイクが可能です。

毛穴・ニキビ跡の悩みにアプローチする美肌施術

ダーマペン4

毛穴のトラブルには、ダーマペン4もおすすめの施術です。施術では、専用の機器で皮膚に微小で浅い穴を開け、皮膚が回復する力を使って肌トラブルを改善します。肌が回復の過程でコラーゲンやエラスチンを大量に生成する、という原理を活用した施術です。ダーマペンで穴を開けた肌に美容有効成分を導入することで、さらなる効果に期待できます。

毛穴トラブルのほか、ダーマペンはシワやニキビ痕にも効果的です。ダウンタイムでは、内出血・赤み・腫れ・かゆみなどの症状が出ます。個人差があるものの、ダウンタイムの症状は1週間程度で落ち着くでしょう。

ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)

毛穴の開きや詰まりには、ケミカルピーリングのひとつである「サリチル酸ピーリング」が有効です。ケミカルピーリングでは、薬剤を使って肌表面のターンオーバーを促して肌トラブルを改善します。毛穴の開きや詰まり、肌のざらつきが気になるかたにおすすめの施術です。

ダウンタイムが少ない方法として人気の施術ですが、赤みや腫れが数日程度続くこともあります。施術後は肌が敏感な状態となっているため、保湿や紫外線対策を徹底しましょう。

オリディア(次世代ジュベルック)

次世代ジュベルックとして注目されている施術が、オリディアです。PLLAと呼ばれる成分を注射することで、コラーゲンの生成を促します。オリディアは、毛穴の開き・たるみ・ニキビ痕の凸凹などに効果が期待できる施術です。麻酔を行うため、施術時の痛みはありません。

オリディアの推奨施術ペースは、4週おきに3~5回です。施術後は、注射による赤みや内出血、薬剤による膨らみが1週間程度続くことがあります。翌日からメイクが可能であるため、赤みや内出血が気になるときはコンシーラーでカバーしましょう。

再生医療

毛穴の悩みには、肌の再生医療もおすすめです。ほかの施術と比べると費用は高いものの、再生医療では根本的な肌質改善がめざせます。ただし、再生医療は、短時間で効果が出る施術ではありません。効果を実感できるようになるまでには、3~6か月程度かかります。

再生医療の流れは以下のとおりです。

  1. カウンセリング
  2. 皮膚の採取
  3. 細胞の培養
  4. 細胞の移植

再生医療で採取するのは、紫外線ダメージの少ない、耳の後ろの皮膚です。費用はかかるものの、培養した細胞は保管でき、定期的に施術を受けることができます。

ダウンタイムで出るのは、腫れ・赤み・内出血といった症状です。腫れや赤みなどの症状が出ても、大抵は数日で落ち着きます。

毛穴のトラブルはセルフケアで治せる?

黒ずみや詰まりなどの毛穴トラブルは、スキンケアと生活習慣の見直しによって改善がめざせます。毎日のクレンジングや洗顔では、汚れが残らないよう丁寧に洗い落としましょう。肌の状態を整えるためには、栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠も欠かせません。また、ストレスを溜めないことも大切です。

ただし、毛穴の状態によってはセルフケアだけでの改善が難しい場合もあります。セルフケアを続けても効果が見られない場合や、根本的な改善をめざす場合は、クリニックでの治療も検討してみましょう。

毛穴のトラブルはクリニックでの施術がおすすめ!

毛穴治療には、ブレッシング(次世代ポテンツァ)やダーマペン4、サリチル酸ピーリングなどさまざまな種類があります。根本的な肌質改善をめざすなら、肌の再生医療もおすすめの方法です。

治療の種類によって、かかる期間や効果、費用には違いがあります。「ダウンタイムが短い方法を選びたい」「肌質改善をしたい」など、要望も人によってさまざまです。

自分に合った毛穴治療の種類を知るためにも、ぜひ一度クリニックのカウンセリングで相談してみましょう。

毛穴・ニキビ跡の悩みにアプローチする美肌施術

JSKINクリニック東京銀座

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<慶應義塾大学病院認定の美容医療クリニック>

執筆者

JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業、形成外科学会認定専門医
現在はJSKINクリニック代表医師、および慶應義塾大学医学部 形成外科 助教(慶應病院美容外来担当医)を務める。
所属:日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)、日本再生医療学会、日本レーザー医学会 

発表:日本形成外科学会学術集会(シンポジスト、口頭演者)、日本美容外科学会(JSAPS)(口頭演者)、韓国形成外科学会(口頭演者)
メディアホンマでっか!?TV(フジテレビ)、婦人画報デジタル、雑誌ゲーテ/GOETHE、MXテレビ、その他webメディアでの監修多数

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