この記事ではBLESSING(ブレッシング)のダウンタイムや副作用について解説します。

BLESSING(ブレッシング)とは?

BLESSINGは、韓国の最先端美容医療技術から誕生した次世代マイクロニードルRF(ラジオ波)治療機器です。極細の針で肌に微細な穴を開けながら、同時に高周波エネルギーを照射し、肌の深層に直接アプローチします。従来の針治療とは異なり、RFの効果により止血効果でダウンタイムを大幅に短縮できる次世代の美容治療として注目されています。

BLESSINGのダウンタイムは?

BLESSINGのダウンタイムは、施術後の肌が元の状態に戻るまでの回復期間を指します。この革新的な美容治療は、RF(高周波)エネルギーと薬剤注入を組み合わせた次世代のニキビ跡・毛穴治療として注目されています。

BLESSINGの特徴のひとつは、従来の治療と比較して圧倒的に短いダウンタイムです。施術後の回復期間は通常数時間から数日程度で、多くの患者様が翌日には日常生活に戻ることができます。

この短いダウンタイムの秘密は、RF(高周波)エネルギーの持つ優れた止血効果にあります。従来のダーマペンなどの針を使用する治療では、微細な出血による赤みや腫れが3〜7日続くことがありますが、BLESSINGではRF(高周波)の熱効果により血管が瞬時に凝固されるため、出血や炎症が最小限に抑えられます。

また、薬剤の浸透性も向上するため、より効果的な治療が可能となり、結果的に短期間での肌質改善が期待できます。医師の立場から見ても、患者様の負担を軽減しながら高い治療効果を提供できる優れた施術といえるでしょう。

BLESSING施術後の肌の状態と回復期間

BLESSING施術後の肌の変化には一定のパターンがあり、適切な理解により不安を軽減できます。施術直後から24時間以内が症状のピークとなり、その後徐々に回復していきます。

施術直後は、軽度の赤みとほてり感が現れ、通常2〜6時間程度で軽減されます。翌日までには赤みの大部分が消失し、軽微なむくみも24時間以内に改善されることがほとんどです。

完全な回復までの期間は個人差がありますが、一般的には1〜3日が目安となります。肌質(乾燥肌、敏感肌)や施術時の設定値、治療部位の状態によって多少の差が生じますが、ほとんどの場合3日以内には通常の肌状態に戻ります。

ダウンタイム中の肌の変化

施術当日の典型的な経過を時系列で説明します。施術直後は軽い赤みと温かさを感じますが、これは正常な反応です。約2〜4時間後には赤みが徐々に薄くなり、6時間後にはかなり目立たなくなります。

1週間後以降には肌のハリ感が向上し、毛穴の引き締まりを実感される患者様が多くいらっしゃいます。この時期から徐々に治療効果を感じ始める方が増えてきます。

他の美肌治療とのダウンタイム比較

BLESSINGと他の代表的な美容治療を比較すると、その優位性が明確に分かります。

  • ポテンツァ:1〜3日間の赤みと軽度の腫れ
  • ダーマペン:3〜7日間のダウンタイム(深い針設定では1週間程度)
  • フラクショナルレーザー:5〜10日間
  • 深達性ピーリング治療:3〜5日間

これらと比較すると、BLESSINGの数時間から数日という短期間は画期的といえます。働く女性や学生の方にとって、週末の施術で月曜日には通常通り活動できることは大きなメリットです。

BLESSINGの副作用:リスクとその対処法

BLESSINGは比較的安全性の高い治療ですが、どんな医療行為にも副作用のリスクが存在します。適切な知識と対処法を理解することで、安心して治療を受けていただけます。

一般的に報告される副作用は、軽度の疼痛、一時的な色素沈着、ニキビの初期悪化などがあります。しかし、これらの発生頻度は非常に低く、適切な施術と術後ケアにより多くの場合予防可能です。

疼痛については施術中から施術後数時間程度で、鎮痛剤の服用で十分にコントロールできます。色素沈着は日焼けした肌や施術前の炎症が強い場合に稀に生じますが、適切なUVケアと美白ケアで改善されます。

副作用が起こる原因

副作用の主な原因は、RFエネルギーによる熱刺激と薬剤注入による一時的な炎症反応です。これらは治療効果を得るために必要な反応でもありますが、個人の肌質や体質により反応の強さが異なります。

特に敏感肌の方や、施術前に日焼けをしている場合、アトピー性皮膚炎の既往がある場合は、炎症反応が強く出る可能性があります。また、施術者の技術レベルや機器の設定も副作用の発生に影響します。

副作用を最小限にするための注意点

副作用のリスクを最小限にするためには、施術前の肌状態チェックが欠かせません。当院では施術前に医師による診察を行い、治療プランを検討します。

また適切な出力設定、注入深度の調整、薬剤選択により安全性を確保できます。また、患者様の痛みの訴えに敏感に反応し、必要に応じて設定を調整することも大切です。

施術前のスキンケア状態も影響します。施術1週間前からの刺激性化粧品の使用中止、十分な保湿、UV対策の徹底により、肌のコンディションを整えることで副作用リスクを大幅に軽減できます。

術後の過ごし方:医師が教える正しいケア方法

BLESSING施術後の適切なケアは、ダウンタイムの短縮と治療効果の最大化に直結します。医師の指導に従った正しいケア方法を実践することで、理想的な結果を得ることができます。

術後ケアの基本原則は「刺激を避ける」「保湿を重視する」「UV対策をおこなう」の3点です。これらを守ることで、肌の自然治癒力を最大限に活用できます。

特に施術当日は肌が敏感な状態にあるため、普段以上に丁寧なケアが必要です。一方で、過度なケアは逆効果となることもあるため、適度なバランスを保つことが重要です。

施術当日の過ごし方

施術当日は出来ればメイクを控えていただくことを推奨しています。洗顔は当日から可能ですが、摩擦は炎症を悪化させる可能性があるため、ぬるま湯で優しくすすぐ程度に留めるのがおすすめです。

冷却パックの使用は赤みとほてりの軽減に効果的です。清潔なタオルに包んだ保冷剤を10〜15分間、患部に当てることで血管収縮により症状が改善されます。ただし、直接氷を当てることは凍傷のリスクがあるため避けてください。

スキンケアは原則保湿剤のみを使用します。普段使用している化粧品に含まれる香料やアルコール成分が刺激となる可能性があるため、当日は使用を控えることをお勧めします。

1週間以内のスキンケアと生活習慣

施術翌日の洗顔の際も、泡立てた洗顔料で優しく洗い、タオルでの摩擦は最小限に抑えます。拭き取り式クレンジングよりも、クリームやミルクタイプのクレンジングが肌への負担が少なくお勧めです。

保湿ケアは通常の2倍程度の量を心がけます。セラミドやヒアルロン酸を含む低刺激性の保湿剤を、朝晩たっぷりと塗布してください。乾燥は炎症の悪化と色素沈着のリスクを高めるため、十分な保湿が不可欠です。

UV対策は施術後1週間間は特に重要です。SPF30以上の日焼け止めを使用し、外出時は帽子や日傘も併用してください。紫外線による色素沈着は一度発生すると改善に時間がかかるため、予防が最も効果的です。

生活習慣では、過度な運動や飲酒は血行促進により炎症を悪化させる可能性があるため、数日は控えめにしてください。十分な睡眠と水分補給により、肌の自然回復力をサポートすることも大切です。

BLESSINGのダウンタイムを短縮するコツ

ダウンタイム短縮の鍵は「炎症の早期沈静化」「血行促進による代謝向上」「肌のバリア機能強化」の3つのアプローチです。これらを組み合わせることで、通常よりも1〜2日早い回復が期待できます。

クリニックでのプロフェッショナルケアと自宅でのセルフケアを適切に組み合わせることで、最大限の効果を得ることができます。ただし、過度なケアは逆効果となるため、医師の指導のもとで実施することが重要です。

クリニックでのアフターケアの効果

クリニックでは、施術直後の鎮静保湿パックを推奨しています。これは赤みや炎症を抑え、回復を促進します。

自宅でできるダウンタイム対策

ご自宅では、微細なきずを速やかに修復するための成長因子入りミストや、高保湿のクリームを使用すると効果的です。また、ビタミンCサプリの摂取は肌のターンオーバーをサポートします。睡眠の質を高めるために、規則正しい生活を心がけましょう。

よくある質問

ダウンタイム中のメイクや洗顔について

Q: メイクはいつから可能ですか?

A: 施術翌日からメイクが可能です。ただし、ファンデーションは刺激の少ないものを使用し、クレンジングは優しく行ってください。

Q: 洗顔料はいつから使えますか?

A: 施術当日から泡タイプの優しい洗顔料が使用可能です。スクラブ入りや酸性の洗顔料は1週間控えてください。洗顔時は泡で包み込むように優しく洗い、擦らないことが重要です。

Q: 普段のスキンケアはいつから再開できますか?

A: 基本的なスキンケア(化粧水、乳液)は施術翌日から可能です。美容液やレチノール製品、ピーリング製品は1週間後から再開を目安にしてください。不安な場合は医師にご相談ください。

まとめ

BLESSINGのダウンタイムは従来の美容治療と比較して格段に短く、働く女性にとって非常に受けやすい治療といえます。数時間から数日という短期間で日常生活に復帰できることは、この治療の最大の魅力の一つです。

適切な術後ケアにより、ダウンタイムをさらに短縮し、治療効果を最大限に引き出すことが可能です。医師の指導に従った正しいケア方法を実践することで、理想的な美肌を手に入れることができます。

副作用のリスクは低いものの、万が一の場合に備えて信頼できるクリニック選びが重要です。経験豊富な医師による適切な診断と治療、充実したアフターケア体制が整ったクリニックを選ぶことで、安心して治療を受けられます。

ご相談・ご予約はお気軽にお問い合わせください。経験豊富な医師が、あなたに最適な治療プランをご提案いたします。

JSKINクリニック東京銀座

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<慶應義塾大学病院認定の美容医療クリニック>

執筆者

JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業、形成外科学会認定専門医
現在はJSKINクリニック代表医師、および慶應義塾大学医学部 形成外科 助教(慶應病院美容外来担当医)を務める。
所属:日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)、日本再生医療学会、日本レーザー医学会 

発表:日本形成外科学会学術集会(シンポジスト、口頭演者)、日本美容外科学会(JSAPS)(口頭演者)、韓国形成外科学会(口頭演者)
メディアホンマでっか!?TV(フジテレビ)、婦人画報デジタル、雑誌ゲーテ/GOETHE、MXテレビ、その他webメディアでの監修多数

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