片目だけ小さく見える目の左右差を、二重切開と眼瞼下垂手術で整えた症例
30代女性/二重(切開法・両側)+右・挙筋腱膜前転術


| 施術 | 二重(切開法・両側/皮膚の切除を含む)+(右のみ)挙筋腱膜前転術 |
|---|---|
| 麻酔 | 局所麻酔(日帰り手術) |
| 費用 | 自費診療(金額は「06 費用とリスク」に記載)/モニター制度があります |
| ダウンタイム | 内出血・腫れ 1〜2週間程度 |
| 通院 | 抜糸(術後1週間)/経過診察(術後3週間・2ヶ月) |
01ご相談内容
左右差が気になる、右目が小さく見える、というお悩みでご来院されました。
以前に他院で二重の埋没法と目頭切開を受けており、二重のライン自体はついています。ただ、正面から見たときに右目のほうが小さく見えるのが気になる、どのような方法があるか提案してほしい、というご相談でした。
02診断・見立て
診察では、二重の幅は左右でほぼ同じでした。差が出ていたのは幅ではなく、まぶたの開き方です。右のまぶたの開きが左よりわずかに弱く、それが「右目が小さく見える」印象につながっていました。
まぶたの皮膚のたるみを軽くする方法としては、眉の下を切除する眉下切開もあります。ただしこの方は皮膚のたるみがそれほど強くなく、必要だったのは目の開きの調整でした。
そのため、二重のラインを切開法で作り直しながら、開きの弱い右側だけ挙筋腱膜を前転する方針が適していると判断しました。左右差の原因が開きにある以上、二重の幅を足しても差は残ります。
03施術内容
- 術式 二重(切開法・両側/皮膚の切除を含む)+(右のみ)挙筋腱膜前転術
- 麻酔 局所麻酔(日帰り手術)
切開線はまつ毛のきわから5.5mmの位置に設定しました。まぶたの皮膚は引き具合で位置が変わるため、力をかけない状態で5mm、軽く引いた状態で5.5mmという測り方をしています。皮膚の切除も同じように、力をかけない状態で2mm、軽く引いた状態で2.5mmと控えめにしました。
右のまぶたは挙筋腱膜を前転して開きを調整し、手術中に左右の開き方がそろっていることを確認して終えています。
04経過・ダウンタイム
手術をした右目の拡大画像です。


以前の手術で二重のラインはついていますが、正面から見ると右のまぶたの開きが左より弱く、右目が小さく見える状態でした。


抜糸を行いました。腫れが残り、右の下まぶたを中心に内出血が出ています。二重の幅もこの時期はまだ広く見えます。


内出血はほぼ消失し、左右の開きの差は明らかに改善しました。傷の赤みはこの時期がピークで、ここから徐々に引いていきます。


腫れが落ち着き、二重の幅も自然な位置に収まりました。開きの左右差も改善して良好な経過です。この時点で経過観察を終了としました。
05結果・ポイント
左右差を「二重の幅」で埋めにいかなかったことが、この症例の要点です。幅を足して見た目を合わせても、開きの差はそのまま残ります。開きの弱い側を直接調整したことで、正面から見たときのバランスがそろいました。
眼瞼下垂の手術をしたのは右だけですが、二重の切開と皮膚の切除は両側に行っています。そのため左のまぶたも上の皮膚がすっきりし、ナチュラルな範囲でよりはっきりとした二重になりました。片側だけ印象が変わって左右でちぐはぐになる、ということが起きないようにしています。
皮膚の切除を控えめにしたため、二重の幅を作りすぎていません。腫れが引くにつれて幅は狭くなっていくので、術後1週間・3週間・2ヶ月と並べているのは、その落ち着き方まで見ていただきたいからです。手術直後の幅がそのまま残るわけではありません。
06費用とリスク
費用
自費診療です。この症例は363,000円(眼瞼下垂症手術(挙筋前転)330,000円+厚み取り(皮膚・眼輪筋切除)33,000円)。別途、診察料と処方薬代がかかります。眼瞼下垂手術は、まぶたを切開して二重のラインを作り直す手術です。二重(切開法)の料金が別に加算されることはありません。
この症例で眼瞼下垂の手術をしたのは右だけですが、二重の切開と皮膚の切除は両側に行っているため、両側の料金です。片方のまぶたにまったく手を加えない場合は料金を調整しますので、別途ご相談ください。
※別途モニター料金がございます。
主なリスク・副作用
内出血・腫れ(1〜2週間程度)、傷の赤み(数ヶ月かけて目立たなくなります)、二重の幅や左右の差、予定外重瞼線、低矯正・過矯正、感染など。日本形成外科学会認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAPS) 正会員

