茶クマの治療はレーザーがおすすめ!原因や治療方法について
茶クマがあるならレーザー治療で改善をめざしてみませんか。保険適用外ではあるものの、レーザーは茶クマの効果的な治療法です。
本記事では茶クマができる原因やおもな治療方法などについてわかりやすく紹介します。お悩みを解消するためのヒントとして、ぜひ内容をチェックしてみてください。
茶クマとは?

「茶クマ」は文字どおり、目の下にできる『クマ』の一種です。色素沈着が原因となっていることが多いため、スキンケアだけでは予防・改善しづらいでしょう。
目元は皮膚が薄い場所で、ちょっとした刺激や紫外線などでもメラニン色素が発生します。肌のターンオーバーが正常であれば、メラニン色素が生成されても排出することが可能です。しかし、ターンオーバーが乱れるとメラニン色素が排出されず、茶クマが発生してしまいます。
茶クマができる原因と予防方法

茶クマができる原因にはどのようなものがあるかを知っておくと、対策や予防に役立てられるでしょう。代表的な原因として知られているのが次の5つです。
- 色素沈着
- 紫外線
- 乾燥
- 加齢
- 摩擦による刺激
5つの原因についてそれぞれ解説します。
1. 色素沈着
茶クマができる特に大きな原因が色素沈着です。摩擦や刺激などでメラニン色素が蓄積すると、色素沈着が起きて茶クマができてしまいます。
以下に該当するかたは茶クマができやすいため、注意しなくてはなりません。
- アレルギーや花粉症などで頻繁に目元を擦っている
- 洗顔やクレンジングで力を入れてしまう
アレルギーや花粉症によるかゆみや違和感で目を擦っているのなら、目薬を活用してみましょう。洗顔やクレンジングでは、力を入れないことも大切です。
2. 紫外線
紫外線も茶クマを引き起こす原因のひとつに挙げられます。紫外線対策をせずに屋外で過ごすことが多いと、茶クマができやすくなるでしょう。
茶クマの予防には日常での紫外線対策が重要です。季節を問わず日焼け止め・帽子・日傘などを活用し、紫外線を防ぎましょう。
3. 乾燥
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れてバリア機能が低下し、メラニン色素の生成量が増えてしまいます。その結果として茶クマが生じることもあるでしょう。
目元は皮脂腺がなく乾燥しやすい場所です。肌のターンオーバーを整えるためにも、アイクリームや美容液で保湿しましょう。
4. 加齢
加齢も茶クマの原因のひとつです。加齢で肌のターンオーバーが遅くなると、メラニン色素の排出がうまくいかず、色素沈着が起きやすくなります。また、年齢を重ねて皮膚が薄くなり、茶クマがより際立って見えることもあるでしょう。目の下にあるシワが重なって茶色く見えることもあります。
加齢自体は誰にでも起こることで、予防はできません。生活習慣やスキンケアを見直して、ターンオーバーを整えましょう。
5. 摩擦による刺激
摩擦による刺激も、茶クマを引き起こします。洗顔やクレンジングでは摩擦による刺激を与えないよう注意しましょう。肌に合わないスキンケア用品やメイク用品の使用を控えることも大切です。
茶クマのおもな治療方法

茶クマのおもな治療方法は次の3つです。
- 内服薬
- 外用薬
- レーザー治療
治療方法についてもそれぞれ解説します。
内服薬
茶クマの治療では次のような内服薬も使われています。
- ビタミンC……メラニン色素の生成を抑える
- トラネキサム酸……メラニンを作り出す細胞の働きを抑制する
- タチオン……メラニン色素の生成を抑える
内服薬は、レーザー治療後に茶クマの再発防止を目的に処方される場合もあります。クリニックで内服薬が処方されたら、医師の指示に従って服用しましょう。
外用薬
茶クマの治療では外用薬を使う方法も一般的です。茶クマの治療で使われることが多い外用薬には、次のようなものがあります。
- ハイドロキノン……メラニン色素の生成を抑制する
- ビタミンC……メラニン色素の生成を抑える
- レチノール……ターンオーバーを促しメラニン色素を排出する
外用薬も、レーザー治療後の再発防止を目的に処方される場合があります。内服薬と同じように、外用薬も医師の指示に従って使用しましょう。
レーザー治療
茶クマの治療でも広く使われているのがレーザーです。代表的な種類が、ロングパルスYAGレーザーによるトーニングなどです。
使用するレーザーの種類や費用はクリニックによって違いがあります。治療を受けたら、茶クマの再発を防ぐために紫外線対策を行ってください。
茶クマ治療の費用相場

自由診療であるためクリニックによって違いますが、一般的な茶クマ治療の費用相場は以下のとおりです。
- 内服薬……3,000~10,500円程度
- 外用薬……3,000~10,000円程度
- レーザー治療……1~3万円(1回あたり)
レーザー治療は5~10回程度の施術が必要です。ただし、必要な施術回数はクマの濃さによっても変わってきます。治療を検討するにあたってカウンセリングを受ける際は、料金だけでなくレーザーの施術回数も確認してみましょう。
レーザーを使った茶クマ治療のメリット
レーザーを使った茶クマ治療のメリットは次の2つです。
- シミやたるみの改善もめざせる
- 毛穴が目立たなくなる
使用するレーザーの種類によってはシミの改善もめざせます。なぜなら、シミもメラニン色素が原因となって発生するものであるためです。
また、レーザー治療ではたるみの改善にも効果が期待できます。たるみを改善できるのは、レーザーの照射によって、コラーゲンやエラスチンなどが増生されるためです。
皮膚のたるみが改善することで、毛穴の開きも目立たなくなるでしょう。
レーザーを使った茶クマ治療のデメリット
レーザー治療には次のようなデメリットもあります。
- 回数を重ねる必要がある
- 保険適用外である
レーザー治療の場合、1回でてきめんに効果ができる治療は一般的にはありません。肌の代謝を促すように、定期的に治療を重ねることが推奨されます。
クマ治療は、保険適用外となってしまうことも大きなデメリットです。美容を目的とした治療は保険が適用されないため、基本的に自由診療になってしまいます。茶クマのレーザー治療は5~10回の施術が必要で、すべての費用が自己負担です。
治療を検討しているかたは、想定される回数や費用などについてカウンセリングで確認しておきましょう。
茶クマはレーザーによる治療がおすすめ!
目の下にある茶クマは目立ってしまうため、どうやって解消したらよいのか悩んでいるかたも多いでしょう。濃い茶クマは、ファンデーションやコンシーラーでも隠し切れないことがありますよね。
茶クマでの悩みを解消するなら、レーザーによる治療が効果的でおすすめです。レーザー治療を選択肢のひとつとして検討してみませんか。茶クマは色素沈着や加齢などで引き起こされるため、自力での解消は困難です。何度か通院する必要はあるものの、クリニックで受けるレーザー施術であれば改善に期待できるでしょう。
自分に合った治療法を知るために、まずはクリニックでカウンセリングを受けてみてくださいね。
JSKINクリニック東京銀座
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<慶應義塾大学病院認定の美容医療クリニック>
JSKINクリニック医師 牧野潤

慶應義塾大学医学部卒業、形成外科学会認定専門医
現在はJSKINクリニック代表医師、および慶應義塾大学医学部 形成外科 助教(慶應病院美容外来担当医)を務める。
所属:日本形成外科学会、日本再生医療学会、日本美容外科学会(JSAPS)、日本レーザー医学会
発表:日本形成外科学会学術集会(シンポジスト、口頭演者)、日本美容外科学会(JSAPS)(口頭演者)、韓国形成外科学会(口頭演者)
メディア: ホンマでっか!?TV(フジテレビ)、婦人画報、雑誌ゲーテ/GOETHE、MXテレビ、その他webメディアでの監修多数