二重切開法のダウンタイム中は、普段どおり仕事をしても大丈夫なのでしょうか。何日も続けて休みを取得できないこともありますよね。「ダウンタイム中も仕事を休みたくない」というかたも多いでしょう。

今回は、二重切開法のダウンタイム中に仕事ができるのかについて紹介します。ダウンタイムの期間やおもな症状も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

二重切開法のダウンタイム中に仕事はできる?

ダウンタイム中も、以下に該当するなら仕事をすること自体は可能です。

  • 腫れや内出血があっても業務に支障がない
  • 周囲に知られても問題がない

二重切開法の施術を受けると、ダウンタイムで腫れや内出血などの症状は必ず出ます。デスクワークなどで腫れや内出血があっても業務に支障がないなら、ダウンタイム中も働くことが可能です。また、「二重切開法を受けた」と周囲に知られても問題がないかたも、翌日から働けるでしょう。

ただし、車の運転や精密機器の操作を行うかたは、腫れや痛みによって仕事に支障が出るかもしれません

個人差はあるものの、腫れや痛みが強いのは手術後から1週間程度です。翌日からの仕事に不安があるかたは、クリニックのカウンセリングで相談してみることをおすすめします。

なるべくダウンタイムを短くしたい場合は、埋没法による二重術も選択肢として検討してみましょう。

二重切開法のダウンタイムについて

二重切開法を検討しているのなら、ダウンタイムについて知っておくことも大切です。どのような症状がどのくらい続くかを事前に知っておくと、仕事を休むかの判断材料として役立つでしょう。

なお、ダウンタイムの期間や症状には個人差がありますのでご了承ください。ダウンタイムの期間やおもな症状について紹介します。

ダウンタイムの期間

二重切開のダウンタイムは2週間です。腫れのピークは術後翌日で、少しずつ落ち着いていきます。術後のむくみも1~2週間ほどで目立たなくなるでしょう。ただし、人によっては症状が強く出る場合もあります。

ダウンタイムのおもな症状

二重切開法のダウンタイムに起こり得るのは次のような症状です。

  • 腫れ
  • 痛み
  • 内出血
  • 赤み
  • 違和感

ダウンタイムの症状について、概要をチェックしてみましょう。

腫れ

二重切開法では皮膚の切開を行うため、術後は腫れが出ます。特に、まぶたが厚いかた・むくみやすいかたは、腫れが強く出やすくなるでしょう。腫れは術後すぐから出始め、翌日にピークとなり、1~2週間程度かけて徐々に落ち着きます。腫れが強いうちは二重の幅が広くみえるかもしれません。

痛み

二重切開法では、痛みもダウンタイムで見られる症状のひとつです。ズキズキとした痛みは当日~翌日にかけて出て、数日続くこともあります。ただし、痛み止めによるコントロールが可能です。痛みがあるときは、我慢せず痛み止めを服用しましょう。人によっては痛み止めを飲まなくても過ごせる可能性があります。

まぶたに触ると痛みが強くなる場合がありますので、注意してください。我慢できないほど強い痛みが続く場合は、施術を受けたクリニックで相談してみましょう。

内出血

内出血も二重切開法で起こるダウンタイムのひとつです。施術後数日~1週間程度はまだ比較的強く、1~2週間程度かけて徐々に落ち着き、目立たなくなるでしょう。

局所麻酔の注射を打つときは、まぶたに力を入れないよう注意してください。麻酔の際に力を入れてしまうと、内出血が起きやすくなるためです。

術後は1週間程度で抜糸が行われます。もともと紫調の内出血も、抜糸をする頃には徐々に黄色調になっていきます。抜糸後も内出血が気になるようなら、コンシーラーを使ってカバーするのもよいでしょう。

赤み

切開した部分の赤みも、二重切開法の術後におこる症状のひとつです。施術直後ははっきりと目立つ状態ですが、2週間から1か月ほどかけて少しずつ落ち着いていきます。

違和感やドライアイ

術後はひきつれなどの違和感や、ドライアイのような症状が出る場合もあります。そのような違和感も腫れの強い1週間程度は続くこともあります。時間が経つと少しずつ落ち着きます。目の乾きが気になるときは、目薬を使ってみましょう。症状が長引くときはクリニックで相談してみてください。

二重切開法のダウンタイムを長引かせない方法

二重切開法の施術後にダウンタイムが長引くと、仕事に支障が出てしまうおそれもあるでしょう。そこで、ダウンタイムを長引かせない方法についても紹介します。

なるべく安静にする

二重切開法の施術後は、なるべく安静に過ごしましょう。血行がよくなると、ダウンタイムの症状が強く出てしまう可能性があります。仕事で身体を動かす機会が多いなら、念のため何日かはお休みすると安心です。

長時間の入浴や激しい運動を避ける

施術後は長時間の入浴は避け、短時間のシャワーで済ませるようにしましょう。血行がよくなると、再出血したり腫れが強くなったりするおそれがあるためです。施術後1週間程度で通常どおり入浴できるようになります。腫れや内出血が長引くため、抜糸までは汗をかくような激しい運動も避けておきましょう。

なお、洗顔は手術の翌日から可能です。洗顔時はぬるま湯で優しく洗い、強くこすらないよう注意してください。飲酒を控える

施術から1週間程度は飲酒を控えることを推奨しています。お酒を飲むと血行がよくなり、ダウンタイムの症状が長引いてしまう原因になるためです。飲酒はむくみにもつながるため、注意しなくてはなりません。むくまないよう、塩分の多い食事も避けるようにしましょう。

腫れが強いうちはまぶたを冷やす

腫れが特に強い手術当日や翌日ははまぶたを冷やしましょう。ジェルタイプのシートは気化熱を利用する仕組みであるため、患部を冷やす効果には期待できません。保冷剤を清潔なタオルやガーゼで包み、片目ずつ3~5分程度冷やす方法がおすすめです。腫れが引いてきた頃には、冷やす必要はありません。

クリニックで処方された薬を正しく使う

ダウンタイムを長引かせないために、クリニックで処方された薬を正しく服用・使用しましょう。施術後は、抗生剤入り軟膏や痛み止めなどの薬が処方されます。

抗生剤は傷口の感染を防ぐために必要なものです。軟膏は、傷口の乾燥を防ぐために処方されます。傷口を保湿すると綺麗に治りやすくなり、かさぶたもできにくくなるでしょう。

二重切開法はダウンタイム中の仕事も可能!

腫れや内出血などの症状はあるものの、二重切開法はダウンタイム中の仕事も可能です。ただし、仕事内容によっては支障が出るおそれもあります。翌日から仕事をするかたも多いものの、腫れや内出血が目立ってしまう可能性もありますので、数日は仕事をお休みしておくと安心です。

施術後の腫れを長引かせないよう、クリニックで処方された薬は正しく服用・使用してください。仕事の都合でなるべくダウンタイムを長引かせたくないなら、二重埋没法という選択肢もあります。

どちらが合っているのか、クリニックのカウンセリングで相談してみましょう。

2025年3月25発売の、ゲーテ/GOETHE(幻冬舎) 2025年5月号

対談記事【ビジネスパーソンの新常識 本物志向の美容メンテナンス】

に掲載されました。

今をときめくSnow Man 岩本照さんが表紙を飾っています。

発売日にクリニックあてにも雑誌を送付いただきました。

ゲーテの読者層である本格ビジネスパーソン向けに、継続的な美容メンテナンスを解説する記事になります。

YOUR FACE CLINIC山脇先生との対談形式で、ご一緒させていただきました。

仕事もプライベートもアクティブにこなすビジネスパーソンにも、自らの美容メンテナンスを自己投資と捉えていただき、ますます人生を充実させるきっかけとして頂ければと考えています。

現に経営者・幹部クラスの方は多くの人前に出る機会も多く、画像や映像でご自身の姿を客観的にみられる機会が多いと思います。

よりはつらつと、若々しい見た目であることは自信につながるだけでなく、さらなるリーダーシップを発揮する際にも効いていきます。

ぜひ紙面、またはウェブ記事をご覧になっていただければ嬉しいです♪
(※ウェブ記事は2025年4月末までの公開予定です)

ボルニューマの基本情報

ボルニューマとは?

ボルニューマとは、高周波(RF:Radio Frequency)を用いた新しいたるみ治療機器です。真皮層から脂肪浅層にかけて熱エネルギーを集中的に、かつ均一に届けることで、コラーゲン生成を促進し、肌の引き締めや弾力アップを実現しています。

表皮にダメージを与えずに真皮層や脂肪浅層を刺激するため、たるみやシワの改善、リフトアップ効果が期待できます。また、痛みを軽減する冷却機能や振動機能により、従来の高周波治療に比べて痛みも少ないのが特徴です。

さらに、目元や頬、フェイスラインなど幅広い部位に対応可能で、ダウンタイムがないため日常生活に支障がない点も魅力です。

施術の仕組み

ボルニューマは6.78MHzの高周波(RF)を使用し、皮膚表面へのダメージを最小限に抑えつつ、熱エネルギーを真皮や脂肪浅層に均一に照射します。

ボルニューマの効果はいつから現れる?

即効性について

ボルニューマは施術直後から一定の引き締め効果を感じることができます。

本格的な効果のピーク

本格的な効果は施術1か月後から感じはじめ、3~4か月後に効果のピークを迎えると言われています。

ボルニューマの持続期間とメンテナンス

効果の持続期間

ボルニューマの効果は通常3~6ヶ月程度持続します。

効果を長持ちさせるための施術頻度

ボルニューマの効果を持続させるための推奨される施術頻度は、3〜6ヶ月に1回程度です。

ただし、個人の肌の状態やたるみの程度、目標によって最適な頻度は異なる場合があります。繰り返し施術を受けることで肌質が改善され、効果の持続期間が徐々に長くなっていく傾向もあります。

ボルニューマの効果を最大限引き出すポイント

施術後のスキンケアが重要

ボルニューマの効果を維持するためには、日々のスキンケアが重要です。

まず、朝晩の洗顔後に化粧水や美容液で十分な保湿を行い、肌の水分量を保ちましょう。紫外線は肌の老化を促進するため、日中は必ず日焼け止めを使用し、UV対策を徹底します。

また、肌に刺激を与えないよう優しくスキンケアを行い、強くこすらないよう注意しましょう。

生活習慣の見直しで効果アップ

ボルニューマの効果を維持するには、日々の生活習慣が重要です。

十分な保湿と紫外線対策を心がけ、規則正しい睡眠とバランスの良い食事を摂りましょう。

これらの習慣を継続することで肌の健康を保ち、ボルニューマの効果をより長く実感できます。

ボルニューマはどんな人におすすめ?

向いている人

ボルニューマは、全体的なタイトニングを求める方に適しています。

特に、頬のたるみやほうれい線、口元のもたつきが気になる方、肌のハリ・弾力の低下を感じている方におすすめです。また、痛みが不安な方にも適しています。

また、加齢とともに骨がやせてきて、こけ感によるたるみが気になるタイプの方にもおすすめできます。

向いていない人

より明確なリフトアップ効果を求める方やフェイスラインの引き上げや輪郭の改善を希望する方、もともとの皮膚や皮下組織が厚く、ボリュームを引き締めることでたるみ改善が期待できる方にはボルニューマではなくハイフの方がおすすめです。

医師が回答!ボルニューマに関する質問(FAQ)

Q1. ボルニューマは1回で効果がありますか?

1回の施術でも効果があります。ただし、効果の現れ方や持続期間には個人差があるため、医師と相談しながら適切な頻度で継続的に施術を受けることが重要です。

Q2. ボルニューマの施術は痛いですか?

多くの方は、じんわりとした暖かさや軽い熱さを感じる程度で、我慢できないほどの痛みではありません。熱エネルギーを加えるため、「熱い」と感じる可能性があります。

ボルニューマは痛み軽減のため4段階の振動とクーリングシステムを備えており、出力や照射の仕方で温度を調整することができます。

Q3. ボルニューマの施術後すぐにメイクはできますか?

当日からメイクをしていただく事は可能です。ただし、施術後は肌が敏感な状態になっているため、摩擦などの刺激はできるだけ避けるようお願いしています。

Q4. ボルニューマの施術後に気をつけることは?

ボルニューマの施術後は、肌のケアに注意が必要です。十分な保湿を心がけ、紫外線対策も忘れずに行いましょう。紫外線を浴びることで光老化がすすみ、たるみの原因になります。

施術部位への刺激は避け、強くこすったりマッサージしたりしないように注意します。当日は激しい運動や過度の飲酒、長湯など代謝の上がる行動は控えめにしましょう。これらの注意点を守ることでボルニューマの効果を最大限に引き出し、美しい肌を維持することができます。

自由診療による眼瞼下垂手術の費用相場は、どのくらいなのでしょうか。「費用によっては自由診療による手術を検討したい」とお考えのかたもいらっしゃいますよね。治療を受けるにあたって、どのくらいの費用がかかるか気になるのは当然のことです。

本記事では、眼瞼下垂手術の費用相場について、保険診療・自由診療それぞれを解説します。一般的な治療の流れも紹介しますので、ぜひ参考としてご覧ください。

眼瞼下垂手術の費用相場

眼瞼下垂手術にかかる費用は、保険診療と自由診療で大きく違ってきます。なぜなら、自由診療では治療費の全額が自己負担となってしまうためです。費用が全額自己負担となるぶん、自由診療では保険適用では受けられないサービスなどが受けられることもあります。

眼瞼下垂手術について、保険診療・自由診療それぞれの費用相場を見ていきましょう。

保険診療による眼瞼下垂手術の費用相場

保険診療による眼瞼下垂手術は、どこの病院で受けても金額は変わりません。3割負担での手術費用は以下のとおりです。

方法片目両目
眼瞼挙筋前転法(挙筋短縮法)21,600円43,200円
前頭筋吊り上げ術55,590円111,180円

ただし、上記は手術のみにかかる費用です。実際の手術では、別途、初診料や再診料などが必要になります。

なお、軽度の眼瞼下垂で機能面での問題が出ておらず、整容面の改善が主たる目的である場合、保険適用による手術は原則受けられません。保険適用での治療が可能かは、医師が診察のうえで判断します。

自由診療による眼瞼下垂手術の費用相場

自由診療による眼瞼下垂手術の費用相場は両目で30~50万前後です。実際にかかる費用は、クリニックによって違いますので、クリニックのカウンセリングで確認してください。公式サイトで費用の紹介を行っているクリニックもあります。

複数のクリニックで料金を比較してみる方法がおすすめです。安さだけでなく、医師の実績やアフターケアなどもチェックして、クリニック選びの参考に役立てましょう。

眼瞼下垂手術は保険診療・自由診療どちらがおすすめ?

保険診療と自由診療のどちらがおすすめなのかは、今のまぶたの状態や、重視するポイントによって変わってきます。機能面を改善することが主な目的であれば、保険診療による手術を受けることが検討されます。見た目の改善を目的に手術を検討しているかたには、自由診療による手術がおすすめです。

保険適用の眼瞼下垂手術であっても、見た目への配慮は行われています。とはいえ、保険適用の手術にはルールがあり、できることが限られてしまうのです。

保険適用が可能であっても、目元のデザインにこだわりたいのなら、自由診療による手術を検討してみてください。

眼瞼下垂の治療の流れ

眼瞼下垂の治療を検討しているのなら、あらかじめどのような流れで行われるのかも把握しておきましょう。クリニックによる違いはあるものの、基本的な流れは以下のとおりです。

  1. クリニックを受診して診察・カウンセリングを受ける
  2. 手術を受ける
  3. 術後のアフターケアを行う
  4. 抜糸する

受診から抜糸までのおおまかな流れを解説します。

1. クリニックを受診して診察・カウンセリングを受ける

まずはクリニックを受診して、医師による診察を受けましょう。クリニックによっては予約が必要です。

医師はまぶたの状態を診察したうえで、手術の必要性や、保険適用が可能になるかなどを判断します。

手術について希望があるかたは、カウンセリングで伝えてください。カウンセリングを受けたからといって、その場で手術を決める必要はありません。手術を希望するかたは、日程の調整を行いましょう。

2. 手術を受ける

あらかじめ決めた日程でクリニックを受診して、手術を受けます。

局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほとんどありません手術にかかる時間は、両目で90~120分が目安です。日帰り手術の場合、様子を見て問題がなければ帰宅できます。

3. 術後のアフターケアを行う

眼瞼下垂の手術後は、アフターケアが必要です。軟膏・鎮痛薬・抗生物質などが処方されたら、医師の指示に従って使用・服用してください。

手術当日は、シャワー・入浴・洗髪はできません腫れが落ち着くまでは、激しい運動や入浴を控えましょう。

目元が自然な状態になるまでの日数には個人差があり、一般的な目安は1~3か月です。

4. 抜糸する

抜糸は、手術からおおよそ1週間で行われます

指定された日にクリニックを受診して、抜糸の処置を受けましょう。抜糸後は赤みが残っている状態ですが、時間をかけて少しずつ落ち着いていきます。

眼瞼下垂手術でよくある質問

眼瞼下垂の手術を受けるにあたって、疑問をお持ちのかたも多いでしょう。よくある質問と答えを紹介しますので、手術を検討する材料としてご覧ください。

眼瞼下垂は手術以外の方法で治せますか?

現在のところ、手術以外に有効な眼瞼下垂の治療方法はありません。まぶたのたるみだけなら、ヒアルロン酸やボトックスの注射によって改善できる場合があります。ただし、眼瞼下垂によるまぶたのたるみには不向きです。特にボトックスは、注射によって眼瞼下垂が悪化するおそれがあります。

眼瞼下垂の症状トレーニングで解消できる?

眼瞼下垂によるまぶたのたるみは、トレーニングでは解消できません。なぜなら、まぶたの筋肉は自分で鍛えられないためです。日常生活に支障が出ているのなら、手術による治療を検討しましょう。

眼瞼下垂は日帰りで手術が受けられますか?

眼瞼下垂手術は基本的には日帰りでおこなわれることが一般的です。ただし、小児など一部の方に対しては1泊2日程度の入院を推奨するクリニックもあります。

日帰りでの手術を希望するかたは、カウンセリング時の相談がおすすめです。

眼瞼下垂手術は生命保険の手術給付金の対象になりますか?

手術給付金の対象になるかは、生命保険の契約内容によって異なります。

一般的に、眼瞼下垂手術は生命保険の手術給付金の対象です

ただし、自由診療による手術を給付金の対象外としている生命保険もあります。くわしくは、契約している生命保険会社に確認してみましょう。

眼瞼下垂手術を受けると二重はどうなりますか?

手術を受けてまぶたの開きが改善すると、二重の幅は狭くなったように見えることがあります。二重幅の見え方を維持したいかたも多いでしょう。

二重幅を維持したい場合には、自由診療による手術を選ばなくてはなりません

なぜなら、美容面の改善を目的とした手術は保険適用外となるためです。二重幅について希望があるかたは、カウンセリング時に伝えてみましょう。

自由診療による眼瞼下垂手術の費用はクリニックで確認

自由診療による眼瞼下垂手術は、30~50万前後が一般的な費用相場です。

ただし、実際にかかる費用はクリニックによって大きな違いがあります。

美容面での改善を考えているなら、自由診療による眼瞼下垂手術がおすすめです。自由診療の眼瞼下垂手術は自由度が高くなり、「二重幅を広くしたい」といった要望も叶えられます。

どのくらいの費用がかかるのか興味があるかたは、まずクリニックのカウンセリングで相談してみてくださいね。

軽度の眼瞼下垂は保険適用での手術が可能なのでしょうか。「保険適用で手術が受けられるなら治療を検討したい」とお考えのかたもいらっしゃいますよね。

眼瞼下垂手術は、症状によっては保険の適用が可能です。

本記事では、眼瞼下垂手術で保険適用になる条件について紹介します。保険適用が可能な手術の種類やクリニック選びのポイントも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

軽度の眼瞼下垂手術は保険適用の対象外

眼瞼下垂とは、まぶたが下がって見えにくくなる病気です。症状が進むと、二重の幅が広くなる・額にシワが寄る・眉毛の位置が上がるなど、さまざまな症状が出ます。視野が狭くなっているようなら、保険適用で手術を受けられる可能性があるでしょう。

軽度で、まぶたは下がっているものの視野に影響しない場合は、保険適用での手術は受けられません。保険適用が可能かを知るためには、クリニックで医師による診察を受けましょう。

眼瞼下垂手術が保険適用になる条件

眼瞼下垂手術が保険適用になる条件は、大きくわけると次の2つです。

  • 医師によって眼瞼下垂の診断を受けていること
  • 治療を目的とした手術であること

2つの条件について、それぞれ説明します。

医師によって眼瞼下垂の診断を受けていること

保険適用で手術を受けるためには、医師によって「眼瞼下垂である」との診断を受ける必要があります。眼瞼下垂だと診断される条件は以下のとおりです。

  • 上まぶたが黒目の中心の大部分まで下がっている
  • まぶたを開くのに力が必要である
  • 視野障害を伴う

ただし、上記の条件は一般的なもので、実際の判断は医師による違いもあります。一般的な条件について、それぞれ見ていきましょう。

上まぶたが黒目の中心の大部分まで下がっている

眼瞼下垂手術で保険適用となるか判断するための条件のひとつが、上まぶたの位置です。上まぶたが黒目の中心の大部分まで下がっている状態だと、手術が保険適用の対象となる可能性があります。

目安は、上まぶたの縁と黒目の中央部の距離が3.0~3.5ミリ以下であることです。黒目の一部分だけがまぶたで隠れているような状態だと、原則保険適用にならないでしょう。

まぶたを開くのに力が必要である

眼瞼下垂手術は、まぶたを開けるのに力が必要であることも、保険適用となる条件のひとつです。まぶたを開けるのに力が必要な状態は、眼瞼挙筋機能の低下などを意味しています。眼瞼下垂の症状が進んでいる状態であるため、保険適用での治療が可能です。

視野障害を伴う

視野障害を伴うことも、眼瞼下垂手術で保険適用になる条件です。眼瞼下垂による視野障害が進むと、日常生活にも支障が出ます。仕事や家事だけでなく歩行にも影響し、生活の質も低下するでしょう。視野障害を伴う眼瞼下垂では、手術による適切な治療が必要です。

治療を目的とした手術であること

治療を目的とした手術であることも、眼瞼下垂手術が保険適用となる条件です。たとえ眼瞼下垂であっても、美容をメインの目的として行う手術は、保険適用になりません。また、方法にも規定があり、切開を伴わない手術は保険適用外です。

美容目的で治療を希望しているなら、自由診療で手術を受けることも検討してみましょう。

保険適用できる眼瞼下垂手術の種類と費用

治療の参考として、保険適用できる眼瞼下垂手術の種類と費用を紹介します。

紹介する手術は次の2つです。

  • 眼瞼挙筋前転法
  • 前頭筋吊り上げ術

なお、紹介する費用は手術代のみです。手術を受ける場合は、別途、初診料や入院費用などが発生します。実際にかかる費用については、クリニックのカウンセリングで相談してみましょう。

眼瞼挙筋前転法

眼瞼下垂で一般的に行われている手術が、眼瞼挙筋前転法です。手術では、二重の線に沿って切開を行い、腱膜を正常な位置に再固定します。

眼瞼挙筋前転法は、3割負担で片目21,600円、両目で43,200円です。

手術では切開を行うため、どのようにまぶたを切るかによって傷の残り方が変わります。技術力の高い医師による施術なら、傷痕は目立ちにくいでしょう。

前頭筋吊り上げ術

挙筋前転法での改善が難しい眼瞼下垂では、前頭筋吊り上げ術が行われる場合もあります。先天性の眼瞼下垂や、重度の眼瞼下垂の治療に適している方法です。手術には太腿や側頭部から採取した筋膜を使い、瞼板と前頭筋をつないでまぶたを開くようにします。

金額は、3割負担で片目55,590円、両目で111,180円です。

高度な技術が求められる方法で、術後には適切なケアが求められます。

眼瞼下垂の手術を受けるクリニックの選び方でのポイント

眼瞼下垂の手術では、クリニック選びが大切です。クリニック選びで特にチェックしたい大切なポイントも知っておきましょう。

  • 実績が豊富である
  • カウンセリングや説明が丁寧である
  • 口コミでの評価がよい

3つのポイントについてそれぞれ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

実績が豊富である

眼瞼下垂の手術を受けるなら、なるべく実績が豊富なクリニックを選びましょう。実績は、医師の経験や技術力を知る参考として役立つ情報のひとつです。眼瞼下垂治療を専門とする形成外科では、基準を満たし試験に合格した医師のみに、形成外科学会専門医の認定をしています。クリニックの公式サイトで、医師が「日本形成外科学会専門医」であるかを確認するのもよいでしょう。

また、症例写真をチェックしてみる方法もおすすめです。実際の写真を見ると、手術の結果をイメージしやすくなるでしょう。

カウンセリングや説明が丁寧である

カウンセリングや説明が丁寧であることも、クリニック選びでの重要なポイントです。メリットだけでなく、デメリットも説明してくれるようなクリニックを選んでください。

  • どのくらいの費用がかかるのか
  • 術後の腫れはどのくらいで落ち着くのか
  • 手術後はいつ抜糸をするのか

手術を受けるにあたって、上記のような疑問をお持ちのかたも多いでしょう。疑問や不安要素などがある場合は、クリニックのカウンセリングで相談できます。

「カウンセリングの対応が悪い」「手術のメリットしか教えてくれない」といったクリニックは避けておきましょう。

口コミでの評価がよい

眼瞼下垂手術を受けるなら、なるべく口コミでの評価がよいクリニックを選びましょう。実際に手術を受けた人の口コミは、参考として役立ちます。

もちろん、ネット上に投稿されている口コミのすべてを鵜吞みにするのはNGです。誰でも投稿できる場所にある口コミに、真実が書かれているとは限りません。何らかの理由があって、虚偽の内容を書く人もいます。

ただし、カウンセリングや施術の具体的な内容が書かれている口コミなら、信憑性が高いでしょう。全体的にどのような口コミが多いかを見て、総合的に判断する方法がおすすめです。

眼瞼下垂の手術はクリニックで相談

軽度の眼瞼下垂で手術を受ける場合は保険適用外です。治療にあたって保険適用が可能かを知るためには、医師による診察を受ける必要があります。そこで、眼瞼下垂の可能性があるかたは、まずクリニックで相談してみましょう。

手術を受けるならクリニック選びも大切です。安心して手術を受けられるよう、実績が多くて丁寧なカウンセリングを行っているクリニックを選んでくださいね。