先日、慶應病院における美容医療外来の新設についてアナウンスさせていただきました。(ブログ)
そのひとつに、脂肪冷却による部分痩せ治療があります。日本国内では徐々に浸透しつつある位置づけですが、より体格が大きく肥満率の高い欧米ではかなり普及している治療になります。
体型の変化
加齢によって体型は必ず変化していきます。
日々生活習慣に気を付けて体重を維持していたとしても、加齢に伴う体型に完全にあらがうことはできません。
特に35歳を過ぎてくると、ダイエットをしても10代20代のような体型には戻らず、特に二の腕、腰回り、背中、下腹部などが気になってくる方が多いようです。
脂肪冷却による体型改善
慶應病院でおこなわれている脂肪冷却による部分痩せ治療は、"Cryolipolysis"という原理を利用しています。これは皮下の脂肪細胞のみをピンポイントに冷却して溶かし、かつ他の組織(皮膚、筋肉、血管、神経)などにはダメージを及ぼさない、という理論に基づいています。
MGH(ハーバード大付属マサチューセッツ総合病院)にて提唱され、機器としてもすでに20年以上の研究開発が継続されています。
この脂肪冷却によって、局所的な脂肪細胞が減るのは、脂肪細胞が結晶化され、それが時間の経過のなかでマクロファージによって吸収分解されるためです。そのため治療効果が出るまでに時間差があり、2~3か月程度かけて、皮下脂肪が減少していきます。
承認機器による治療
治療の際には、クールスカルプティングを用いた脂肪冷却治療をおこないます。米国FDAや国内厚生労働省からの承認を得ている、安全性と効果が立証された機器になります。
体温をモニタリングしたうえで、脂肪細胞のみを効果的に減量できるよう、目標温度から逸脱しないようなセンサーも内蔵されています。
以下のような全身にまたがる適応部位があり、お悩みに応じて治療計画をたてることが可能です。
あご下 二の腕 側胸部 背中 側腹部 腹部 下腹部 大腿外側 大腿内側 ひざ上 臀部
その他治療との併用
このような局所的に皮下脂肪を減少させる治療としては、脂肪吸引、脂肪溶解注射、HIFUなどの他デバイスによる治療があります。
これと併用して、内臓脂肪を中心とした減量により体重減少を図る治療をおこなうと、よりよい実感が得られる場合があります。食事や運動習慣の見直し、抗肥満薬の使用(保険適用外)などが挙げられます。
JSKINクリニックでも慶應病院美容医療外来と連携し、効果的な部分痩せ・体重減量のためのご提案をご準備しております。順次ご案内を差し上げるようにいたします。
慶應義塾大学病院 美容医療外来
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 慶應義塾大学病院 3号館3Y受付
診療時間:平日8:40~16:30
休診日:土曜日、日曜日、祝日、国民の日、年末年始
お電話:03-5363-3858
HPからwebご予約可能 https://bldg3y.hosp.keio.ac.jp/aesthetic/
(牧野医師 診察担当日:原則木曜)
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分
ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果があり、短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページには顎(あご先の部分)へのボトックス治療について、慶應形成外科専門医が解説します。
顎のかたちは意外に印象を変化させる部位
顎はお顔の中で範囲は狭いですが、下端にありフェイスラインの中心を形成する部位として、いわゆる女性らしさ・男性らしさ、の印象を左右する重要な部分でもあります。
顎に関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- あご先に少しでも力が入ると、細かい梅干しジワができる
- あご先が真横に平坦になっていて、横に角張った印象になっている
- 元々下あごが引っ込んでいて、横顔のEラインが整わない
- 元々噛み合わせが悪く、あご先にしわができやすい
加齢に伴う顎の変化
あご先の骨が徐々に萎縮して後退していきます。それに加えてあご先の筋肉(おとがい筋)も拘縮するため、シャープだったあごが平坦に、かつ梅干しのようなシワができやすくなります。
特に元々の骨格で下あごが小さめの方や、噛み合わせが乱れている方は、あご先の形も乱れて見えたり、シワができやすい傾向があります。
理想的な顎のかたち
このような悩みを持つ方にとって、以下のような特徴を持つ顎に変化させていくと、より良い印象につながります。
- 余計なシワのない、つるっとしたあご先
- 左右のフェイスラインからなめらかに連続する、やや先細りのあご先
- 鼻先~唇先端~あご先につながるEラインが整い、すっきりした横顔になる
顎のボトックス治療
ボトックス治療とは
シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。
1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。
顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたりすることが可能です。
顎のボトックス治療が有効な理由
顎の部分には、オトガイ筋・下唇下制筋・口角下制筋という主に3つの筋肉が存在しています。
このうち、シワ対策としてボトックス治療をおこなう対象となるのは、オトガイ筋(mentalis)のみです。
この筋肉は下あごのやや深い部分から始まり、あご先の皮膚の裏面に細かい束としてくっついています。
そのため、筋肉(細かい束の集まり)が収縮すると、皮膚表面にそのボコボコした感じがダイレクトに伝わるため、いわゆる梅干しジワにつながります。
ボトックス治療でこの筋肉をピンポイントに緩めることで、シワが改善されるだけでなく、内側からの引っ張りが緩和されるため、平坦でべたっとしたあご先が若干シャープになる効果も期待できます。
なお、あご先のボトックス治療を行ったうえでヒアルロン酸治療を併用すると、よりきれいな形に整えることが可能なためお勧めです。
当院のあごボトックス治療のポイント
- ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。筋肉のつき方やシワのでき方は個人差があり、施術者による適正な評価が重要です。
- ボトックス治療とヒアルロン酸治療を併用して、より効果的な治療をおこなうことも可能です。
Eラインを整えたい方や、あご先を少しシュッとさせたい場合は、ヒアルロン酸治療の併用がおすすめです。 - 最上級品質の製剤であるアラガン社のボトックスビスタを使用しています。
ボトックス治療の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
洗顔・セッティング
安全に施術をおこなうために、施術部位のふきとり又は洗顔をおこなっていただき、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
また施術前後の状態をフォローできるよう、写真記録をおこなう場合があります。
施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。
ボトックス注入施術(5分程度)
現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。
アフターケア・経過診察
当日夜以降、洗顔やお化粧も可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています。
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
施術から3日後~1週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
定期的・継続的な治療
ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。
2~3回目は3~4か月おき、4回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
治療例

治療の概要
施術にかかる時間
1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
当日夜から洗顔、お化粧が可能です。
まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
(その場合はお化粧は翌日以降からをお勧めする場合があります。)
痛み
針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
痛みに敏感な方の場合、施術部位を冷やしながら注入をおこないます。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 洗顔: 当日夜から可(相談により直後から可)
- お化粧: 翌日から可(相談により当日可)
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
効果のでかた
数日~1週間程度後から効果が出てきます。
副作用・リスク
ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。
- 点状の内出血(数日~1週間程度)
- 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
- 施術部位の力がいれにくくなることによる違和感 など
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分
ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果があり、短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページには眉間へのボトックス治療について、慶應形成外科専門医が解説します。
眉間の縦ジワは進行すると治療が難しい部位
眉間周辺にしわが寄ると、自分が思った以上に人相が悪く見えたり、老けた印象が出ることがあります。
ボトックスによる眉間のしわ治療とは、原因となる眉間周辺の表情筋にボトックスを注射することでしわを改善させ、より明るい・若々しい状態をもたらす治療です。
悩みやストレス、表情の癖などが原因でできる眉間のシワを薄くし、若々しい印象を取り戻すことができます。
短時間で治療を受けることができ、治療後はなにごともなかったように日常生活に戻れるので、手軽にシワ改善ができるのが人気の理由でもあります。
しかしながら、しわの形成を繰り返し、すでに何もしなくても深く刻まれてしまっている場合には、ボトックス注射をしても効果が乏しい可能性があります。
眉間に関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- 表情の癖で、無意識に眉間によくシワを寄せてしまう。
- 鏡で自分の顔をみると、眉間にうっすらと縦ジワが入ってきている。
- 現時点では困っていないが、今後シワが刻まれるのがこわい。
加齢や日々の生活に伴う眉間の変化
年齢が上がるにつれ、骨格(前頭骨や頬骨)が萎縮したり、皮下組織が薄くなってきたり、まぶたのたるみが出てくることにより、表情の変化がダイレクトに出てくるようになります。
それによりシワが目立つようになり、なんとなく不機嫌そうな・老けたような印象につながりやすくなるといわれています。
日常生活では絶えず表情は変化しており、場合によっては1日に何十、何百もシワ寄せの運動をしてしまっているかもしれません。
理想的な眉間の状態
- 皮膚にシワのない(少ない)状態
- 筋肉が過度に盛り上がっていない状態
理想的な眉間の状態を目指すことで、正面から見た時の表情がきれいに整う効果があります。
また、ボトックス治療により眉間のシワが将来的に刻まれるのを予防する効果もあるため、20,30代から定期的な治療を継続される方も多くいらっしゃいます。
眉間のボトックス治療
ボトックス治療とは
シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。
1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。
顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたりすることが可能です。
眉間のボトックス治療が有効な理由
眉間にできるシワに関係しているのは、①皺眉筋、②鼻根筋(、③眉毛下制筋)になります。
- 皺眉筋: 左右の皺眉筋が収縮することで、眉間に縦のしわができます。
- 鼻根筋: 同時に鼻根筋が収縮すると、横方向にもしわができます。
- 眉毛下制筋: 上記の筋と協調して、眉を引き下げる作用があります。
やみくもに眉間にボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。
正しい解剖学的知識と、適切な手技、注入量の調整が必要になります。
ご本人の実際のしわの寄り方を確認したうえで、注入するポイントを決めていきます。
また、そのポイントごとに注入をする針の深さも調整します。
たとえば、
- 鼻根筋の中央付近 ⇒ やや深めの層に注入します
- 皺眉筋の起始部 ⇒ 骨膜近くの深めに注入し、周囲の筋、とくに前頭筋への影響が出ないようにします
- 皺眉筋の中央付近 ⇒ 筋体の走行にあわせて、ごく浅い層、皮下~皮内に注入します
そのような立体的な筋肉の走行に合わせて注入を行うことで、筋肉をピンポイントに緩め、シワが改善される効果が期待できます。
当院の眉間ボトックス治療のポイント
- ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。筋肉のつき方やシワのでき方は個人差があり、施術者による適正な評価が重要です。
- ボトックス治療とヒアルロン酸治療を併用して、より効果的な治療をおこなうことも可能です。
- 最上級品質の製剤であるアラガン社のボトックスビスタを使用しています。
ボトックス治療の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
洗顔・セッティング
安全に施術をおこなうために、施術部位のふきとり又は洗顔をおこなっていただき、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
また施術前後の状態をフォローできるよう、写真記録をおこなう場合があります。
施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。
ボトックス注入施術(5分程度)
現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。
アフターケア・経過診察
当日夜以降、洗顔やお化粧も可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています。
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
施術から3日後~1週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
定期的・継続的な治療
ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。
2~3回目は3~4か月おき、4回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
治療例



治療の概要
施術にかかる時間
1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
当日夜から洗顔、お化粧が可能です。
まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
(その場合はお化粧は翌日以降からをお勧めする場合があります。)
痛み
針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
痛みに敏感な方の場合、施術部位を冷やしながら注入をおこないます。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 洗顔: 当日夜から可(相談により直後から可)
- お化粧: 翌日から可(相談により当日可)
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
効果のでかた
数日~1週間程度後から効果が出てきます。
副作用・リスク
ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。
- 点状の内出血(数日~1週間程度)
- 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
- 施術部位の力がいれにくくなることによる違和感 など
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分
ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果だけでなく、エラの張りや食いしばりを改善する効果もあります。短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページにはエラに対するボトックス治療について、慶應大学形成外科専門医が解説します。
エラは正面からみたフェイスラインをつくる部位
正面からお顔を見た際に、エラの張りが強いとお顔がカクカクした印象になったり、お顔全体が下膨れに大きくみえることがあります。
また張り出し自体はそこまで強くなくても、エラの筋肉の発達具合や癖によって、食いしばりや歯ぎしりの原因となってしまうこともあります。
ボトックスによるエラ治療とは、原因となる筋肉にボトックスを注射することで、エラの張りを緩和させたり、食いしばりや歯ぎしりを改善する治療です。
短時間で治療を受けることができ、治療後はなにごともなかったように日常生活に戻れるので、手軽に治療を受けられるのが人気の理由でもあります。
エラに関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- エラの張りが強く、髪型で隠すようにカバーしている
- 夜間に食いしばりや歯ぎしりをしており、歯がダメージを受けていると歯医者さんに言われた
- もっと小顔になりたいが、骨を削らないと変わらないものだと思っていた
日々の生活に伴うエラの張りの変化
食事をしている際や、ぐっと力を入れたときなど、日々無意識のうちにエラの筋肉を動かすことは多いです。
筋肉を使うということは、ある意味絶えず筋トレをしているのと同じことであるため、ますます筋肉が発達していくことになります。
絶え間ない筋トレの成果により、望まずしてエラの張りはどんどん強くなっていきます。
もともと歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、その影響がますます強くなってしまう恐れがあります。
場合によっては、歯が欠けてしまったりと追加の治療が必要になってしまう場合もあります。
理想的なフェイスラインの状態
- エラの張りが抑えられている状態
(※男性や、欧米女性などではよりエラの張りを出す方が好まれることもあります) - 下あごのフェイスラインがシャープで陰影がある状態
- 両側のフェイスラインにつながる自然でやや先細りのあご先
理想的なフェイスラインの状態を目指すことで、正面だけでなく、側面から見た時の輪郭がきれいに整う効果があります。
エラのボトックス治療
ボトックス治療とは
シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。
1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。
顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたりすることが可能です。
エラのボトックス治療が有効な理由
エラの張りや食いしばりに関係しているのは、咬筋(masseter)という筋肉になります。
- 咬筋: 頬骨側面から始まり、下あごの骨に付着しています。収縮によって下あごをぐっと引き上げる作用があり、ものを噛むための筋肉です。
やみくもにエラにボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。
正しい解剖学的知識と、適切な手技、注入量の調整が必要になります。
特に咬筋の上部には、笑筋と呼ばれる筋肉が走行しているため、笑筋までボトックスを効かせてしまうと表情の違和感につながってしまいます。
そのような立体的な筋肉の走行に合わせて注入を行うことで、筋肉をピンポイントに緩め、小顔効果や食いしばり改善効果が期待できます。
なお、ものを噛むための筋肉(そしゃく筋)は、咬筋以外にも様々な種類があります。(側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋)
そのため、エラボトックスをすることで食事中にものを噛んだりすることは問題なく可能ので、ご安心ください。
当院のエラボトックス治療のポイント
- ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。筋肉のつき方やシワのでき方は個人差があり、施術者による適正な評価が重要です。
- ボトックス治療とヒアルロン酸治療やハイフを併用して、より効果的な小顔治療をおこなうことも可能です。
- 最上級品質の製剤であるアラガン社のボトックスビスタを使用しています。
ボトックス治療の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
洗顔・セッティング
安全に施術をおこなうために、施術部位のふきとり又は洗顔をおこなっていただき、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
また施術前後の状態をフォローできるよう、写真記録をおこなう場合があります。
施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。
ボトックス注入施術(5分程度)
現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。
また、より費用を抑えて治療を継続したい方には、韓国製(ボツラックス)を使用した治療をご提案することも可能です。
アフターケア・経過診察
当日夜以降、洗顔やお化粧も可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています。
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
施術から3日後~1週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
定期的・継続的な治療
ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。
2~3回目は3~4か月おき、4回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
治療例


治療の概要
施術にかかる時間
1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
当日夜から洗顔、お化粧が可能です。
まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
(その場合はお化粧は翌日以降からをお勧めする場合があります。)
痛み
針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
痛みに敏感な方の場合、施術部位を冷やしながら注入をおこないます。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 洗顔: 当日夜から可(相談により直後から可)
- お化粧: 翌日から可(相談により当日可)
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
効果のでかた
食いしばり・歯ぎしり対策の治療: 1週間程度後から効果が出てきます。
小顔効果の治療: 1か月程度後から効果が出てきます。
副作用・リスク
ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。
- 点状の内出血(数日~1週間程度)
- 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
- 施術部位の力がいれにくくなることによる違和感 など
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分
ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果だけでなく、脇の発汗を抑制する効果もあります。短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページには脇汗に対するボトックス治療について、慶應大学形成外科専門医が解説します。
脇汗は日常生活でも困ることがある
暑い季節の外出中や、室内でも緊張しているときなど、脇汗をかきやすくなることがあります。
するとお洋服の脇部分に汗シミが出てきてしまったり、着られる服が制限されてしまうことがあります。
ボトックスによる脇汗治療とは、脇の皮膚にボトックスを注入することで、脇からの過剰な汗の分泌を抑制する治療です。
短時間で治療を受けることができ、治療後はなにごともなかったように日常生活に戻れるので、手軽に治療を受けられるのが人気の理由でもあります。
脇汗に関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- 脇汗のシミがいつも気になってしまう
- 手術をすることなく、手軽な脇汗対策をしたい
- 脇汗が不安なので、毎日制汗剤をつかっている
- 暑い時期だけでなく、緊張すると室内でも汗をかいてしまう
脇のボトックス治療
ボトックス治療とは
シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。
1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。
顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたりすることが可能です。
脇のボトックス治療が有効な理由
脇の発汗に関係しているのは、エクリン腺(eccrine sweat gland)という汗を出す腺になります。
- エクリン腺: 全身に分布している、汗を出すための腺です。汗自体は無臭で、ほとんどが水分であるためサラサラしています。
脇にある神経から、アセチルコリンが分泌されると、このエクリン腺から汗が出ます。
ボトックス治療は、このアセチルコリンの分泌を抑制するため、結果的に脇からの発汗が抑制されるというメカニズムです。
ただしやみくもに脇にボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。
十分なボトックスの量(単位数)、適切な手技が必要になります。
特に発汗を抑制するには皮膚成分にボトックスを注入しなければ効果が出ないため、必要以上に深く注入をしてしまうと、効果が落ちてしまいます。
そのように目的に合わせて注入を行うことで、発汗をピンポイントに抑制し、脇汗の改善効果が期待できます。
なお、ボトックス治療は発汗自体を抑制する治療である一方で、ワキガの治療(ニオイの治療)ではありません。
当院の脇ボトックス治療のポイント
- ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。
- 脇の医療脱毛と治療を同日併用することも可能です。(脱毛施術後にボトックスをおこないます)
- 最上級品質の製剤であるアラガン社のボトックスビスタを使用可能です。費用を抑えて治療を継続しやすいよう、韓国製ボトックス(ボツラックス)も選択することが可能です。
ボトックス治療の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
セッティング・麻酔
安全に施術をおこなうために、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
施術時の痛みが最低限になるよう、脇に麻酔クリームを塗布し、時間をおいて麻酔を効かせます。
施術時は専用の個室で電動ベッドに横になっていただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。

ボトックス注入施術(5分程度)
現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。
当院では、原則100単位という十分な量を使って治療をおこなうことをおすすめしています。
また、より費用を抑えて治療を継続したい方には、韓国製(ボツラックス)を使用した治療をご提案することも可能です。
アフターケア・経過診察
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
施術から1週間~2,3週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
定期的・継続的な治療
ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。
2回目は3~4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
治療例

治療の概要
施術にかかる時間
1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
痛み
針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
当院では施術前に麻酔クリームを塗布しており、痛みに最大限配慮した治療が可能です。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
効果のでかた
施術から1週間~2,3週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
2回目は3~4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
副作用・リスク
ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。
- 点状の内出血(数日~1週間程度)
- 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
- 疼痛・腫れ・アレルギー など
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
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