炭酸ガスレーザーと電気メスには、どのような違いがあるのでしょうか。炭酸ガスレーザーと電気メスは、どちらもイボやほくろの除去に効果的で人気の施術です。気になる肌トラブルの治療に、どちらの施術を選ぶべきか迷っているかたもいらっしゃいますよね。
本記事では、炭酸ガスとレーザーの違いについて紹介します。それぞれのメリット・デメリットやダウンタイムについても紹介しますので、ぜひご覧ください。
炭酸ガスレーザーと電気メスの違い

炭酸ガスレーザーと電気メスの大きな違いは、仕組みと特徴、再発リスクです。おもな違いについてチェックしてみましょう。
仕組みの違い
炭酸ガスレーザーはCO2レーザーとも呼ばれ、水分に吸収されやすい波長の赤外線を発生させ、「蒸散作用」によってメラニン色素を破壊します。イボやほくろのほか、シミの除去にも用いられる方法です。
電気メスは、電気を熱エネルギーに変換し、組織の切開や凝固を行います。
特徴の違い
炭酸ガスレーザーは、患部に直接触れることなく施術でき、周辺の組織にダメージを与えないという特徴があります。
電気メスは患部に直接当てて施術を行うことから、施術者には高い技術が必要です。
再発リスクの違い
炭酸ガスレーザーと電気メスは、どちらもイボやほくろの除去に効果的な施術です。炭酸ガスレーザーはイボやほくろのある皮膚表面のみを蒸散させることから、電気メスよりも再発リスクが高いとされています。
ただし、電気メスによる施術も、再発の可能性がゼロだというわけではありません。ほくろの根が深いと再発する可能性があるため、術後の経過観察が必要です。
炭酸ガスレーザーとは

炭酸ガスレーザーとは、水分に吸収されやすい赤外線を発生させ、熱エネルギーでメラニン色素を破壊する施術です。ほかの医療機器と比べると精密な照射が可能で、周囲の皮膚を傷つけることなく施術できます。
施術中の出血がほとんどないことも、炭酸ガスレーザーの持つ大きな特徴です。術後のダウンタイムも比較的短く、イボやほくろの除去方法として人気があります。
歯科や婦人科など、さまざまな医療分野で使われている施術です。
炭酸ガスレーザーに期待できる効果
美容クリニックで行われている炭酸ガスレーザーでは、次のような効果に期待できます。
- イボやほくろの除去
- シミの除去
特に、盛り上がったイボやほくろの除去におすすめの施術です。
炭酸ガスレーザーのメリット
大きなメリットは、イボやほくろなどの肌トラブルをピンポイントで治療できることです。精密な照射によって、イボやほくろなど以外の皮膚にダメージを与えずに施術できます。
止血効果があり、短時間で施術が終わることも、メリットです。メスやハサミを使う切開法よりも傷の治りが早く、日常生活への支障を抑えられます。
炭酸ガスレーザーのデメリット
デメリットのひとつが、施術後の炎症後色素沈着です。炎症後色素沈着は、肌を回復させるためにメラノサイトが刺激されることで引き起こされます。色素沈着が起こらないよう、施術後は紫外線対策を行いましょう。
根の深いイボやほくろは再発するおそれがあることも、炭酸ガスレーザーのデメリットです。また、イボやほくろなどの組織が蒸散してしまうことから、悪性の疑いがあっても病理検査は受けられません。状態によっては、医師からほかの方法による除去を提案される可能性があります。
電気メスとは

電気メスとは、高周波電流の熱を利用して組織を切るための装置です。金属のメスと違って出血を止めながら組織を切ることができるため、ほくろやイボ以外にもさまざまな外科手術で使用されています。
炭酸ガスレーザーと同様に、施術中は麻酔により、ほとんど痛みはありません。ただし、大きいほくろを電気メスで完全に取り除いたときなど、皮膚のくぼみが強く残るリスクがあります。
電気メスに期待できる効果
電気メスは次のような肌トラブルに効果的です。
- イボ
- ほくろ
電気メスのメリット
小さなほくろであれば縫合が不要で、短時間で施術が終わります。
電気メスのデメリット
きずあとが深くなりやすく、治癒後のへこみや、逆に肥厚性瘢痕(盛り上がり)のリスクが高い傾向があります。
炭酸ガスレーザーや電気メスが向かないほくろの治療法
ほくろの除去は、炭酸ガスや電気メス以外に、次の治療法もあります。
- 切開法
切開法
メスやハサミを使い、ほくろを周囲の皮膚ごと除去するのが切開法です。切開法は、大きなほくろや根の深いほくろなどに適しています。悪性の疑いがあるほくろの場合、切開法なら除去後に病理検査で調べることも可能です。
再発の可能性が低いとされる切開法ですが、切開・縫合を行うため、術後の傷跡が目立つことがあります。また、抜糸が必要で、ほかの方法と比べるとダウンタイムが長めです。
炭酸ガスレーザーと電気メスはどちらがおすすめ?

どちらの施術がおすすめかは、イボやほくろの状態、希望する仕上がりなどで違ってきます。できるだけ傷跡が目立たないようにしたいなら、炭酸ガスレーザーの施術がおすすめです。再発を防ぎたいかたには、切開によるほくろ切除が望ましいでしょう。
ただし、ご自身の希望する施術が、肌トラブルの治療法として合っているとは限りません。悪性の疑いがある場合は、病理検査のために切開法が向いていると判断されることもあるでしょう。まずは医師の診断を受けてみることをおすすめします。
気になるイボやほくろはクリニックで相談
イボやほくろ、シミなどのお悩みは、炭酸ガスレーザーや電気メスなどの施術で治療することが可能です。ただし、どの施術が合っているかは、イボやほくろなどの大きさや原因などによって違います。
治療を受ける際は、再発のリスクも考慮して、大きさや原因に合った方法を選ぶことが大切です。クリニックでは、医師が診察のうえで肌トラブルに合った治療法を提案しています。
治療を検討しているかたは、まずクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
目立つ毛穴やクレーターなどのニキビ跡の改善目的に、当院では最新のマイクロニードルRF治療「ブレッシング」を導入しております。
日々の診療で実際にご来院の方々とのカウンセリングをおこなっていると、他院でブレッシングのカウンセリングを受けた後に、様々な理由から結果的に当院に来院される方も多いです。
初めから知っておけばよかった、と後悔しない為にも、ブレッシングをどこで受けるか検討する際のポイントについて、実際にお聞きした声とともにご紹介します。
①当院での料金表示は、初回料金含めすべて【全顔】の料金です
実際にお聞きした事例↓
「とあるクリニックに行ったところ、表示されていた料金はあくまで一部分のみ(頬のみなど)で、全顔の施術を受ける場合は別の高い料金を提示された」
当院では表示メニューにも全顔である旨を記載していますが、「本当に全顔の料金ですか?」とお聞きされることが多く、その理由をお伺いすると、みなさん上記のような経験をされていたようでした。
対象範囲が一部の場合の料金のみデカデカと表示しているケースがあるようなので、ご注意ください。
②薬剤の注入は、ご希望の薬剤【2cc】を使用します
実際にお聞きした事例↓
「とあるクリニックで、薬剤を何cc使用するか聞いたところ、使用量は答えられないと言われた」
当院ではメニューに2ccの薬剤を使用する旨を記載していますが、これも同様にご質問をいただくことが多い内容です。
本当に指定の薬剤が使われているか、薄めたりせず適正に使用されているか、は至極当然として、何cc使用されているかについても確認できない場合はなんらかの理由がある可能性が高いです。
③施術に当たっては基本約【440ショット】おこないます
実際にお聞きした事例↓
「とあるクリニックで、全顔で何ショット打つのか聞いたところ、答えられないと言われた」
当院では原則として全顔440ショットを基本としています。1ショットあたり10本のマイクロニードルが付いているため、全顔で4400か所にわけてRF&薬剤の注入をおこなっていることになります。
当然ながら、すきまを大きく開けてまばらに打った方が時間も短縮し、使用する薬剤も少しで済むので、クリニックのコスト負担は軽くなるわけです。多くの患者さんに高回転で施術をおこなおうと思うとそのような矛盾が生じてしまいます。
ということで、ブレッシングでご来院される方からよく寄せられるコメントを紹介させていただきました。
ご参考になれば幸いです♪
平素より当クリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。
12月の営業日をお知らせいたします。

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JSKINクリニック
美容大国である韓国のトレンド「水光肌」は、日本でも注目されています。水光肌を手に入れるために、毛穴治療を受けてみたいとお考えのかたもいらっしゃいますよね。日本でも、韓国で人気の毛穴治療を受けることが可能です。さまざまな種類がありますので、特徴を知って自分に合った毛穴治療を選びましょう。
本記事では、日本でも受けられる韓国で人気の毛穴治療について紹介します。毛穴の黒ずみや詰まりを改善したいとお考えのかたは、ぜひ内容をご覧ください。
水光肌とは?

水光肌(すいこうはだ)は、韓国で生まれた美容トレンドで、毛穴が目立たず乾燥によるくすみがない、内側から発光するような肌を意味する言葉です。発祥の地である韓国だけでなく、日本でも注目されています。
水光肌を手に入れるためには、毛穴ケアが欠かせません。毛穴の黒ずみや詰まりがあるのなら、クリニックでの毛穴治療も活用してみましょう。
韓国で人気の毛穴治療
韓国では、以下の毛穴治療が人気です。
- Blessing(ブレッシング)
- フォトフェイシャル
- ジュベルック
- オリディア
- リジュラン
- リズネ
どのような施術なのか見ていきましょう。
Blessing(ブレッシング)
韓国の最先端美容医療技術から生まれた次世代マイクロニードルRF治療器がBlessing(ブレッシング)です。ブレッシングでは、極細の針で肌に微細な穴を開け、高周波エネルギーを照射して肌の深層部分にアプローチします。毛穴のほか、小ジワ・ニキビ痕などに効果が期待できる施術です。
ブレッシングは、ニードルが真皮内に入った状態で、先端から美容製剤が注入できます。従来のニードル導入機器よりも広範囲に高周波を照射することができ、短時間で効果的な施術が可能です。痛みも抑えられており、ダウンタイムも通常は1~3日程度で落ち着きます。また、ニードルがステンレスであるため、金属アレルギーが起こりにくいことも、ブレッシングの特徴です。
ブレッシングは、4~6週おきに3~5回を1クールとして治療を受けることが推奨されています。推奨頻度は肌の状態や目的でも変わるため、くわしくはクリニックのヒアリングで相談してみましょう。
フォトフェイシャル
韓国の毛穴治療では、IPL治療のひとつである、フォトフェイシャルも人気です。フォトフェイシャルには、コラーゲンを生成する細胞の働きを高める効果があります。
肌の保水力も高まるため、フォトフェイシャルは次のような悩みに効果的です。
- くすみ
- 赤み
- 毛穴
- 薄いシミ
施術時は、輪ゴムで弾かれるような痛みがあります。レーザー治療と比べると、施術後のダウンタイムが軽いことがフォトフェイシャルの特徴です。毛穴・シミ・くすみなど、複数の肌トラブルを同時に改善することができます。効果の出方には個人差がありますが、フォトフェイシャルは5~6回程度の継続がおすすめです。
スキンブースター施術
スキンブースターとは、美容成分や栄養分を注射して肌の根本的な改善をめざす施術のことです。さまざまな種類があり、毛穴・ニキビ・ニキビ痕・シワなど、悩み・目的に合わせて種類を選べます。薬剤によって推奨される頻度には違いがあるものの、3~5回施術を受けると効果を実感しやすいでしょう。
スキンブースター施術は、注射時や薬剤の注入時に痛みがあります。ただし、麻酔クリームや笑気麻酔の使用により、施術時の痛みは軽減することが可能です。鎮静パックとの併用により、効果を高め、ダウンタイムを軽減できます。
毛穴の悩みには、ジュベルック・オリディア・リジュラン・リズネなどがおすすめです。毛穴への効果が期待できるスキンブースター施術についてもチェックしてみましょう。
ジュベルック
ジュベルックは、韓国で人気のスキンブースター施術のひとつです。PLLA(ポリ乳酸)や非架橋ヒアルロン酸という成分が含まれており、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビ痕の改善などに効果が期待できます。
ジュベルックの施術方法は、ポテンツァを使用した注入と、医師による局所注射の2種類です。局所注射では薬剤がしこりとして触れることがあるものの、通常は1週間程度で落ち着きます。
ジュベルックは、1か月に1度のペースで3回程度施術を受けるのがおすすめです。施術後は肌への刺激を避け、保湿や紫外線対策を行いましょう。
オリディア(次世代オリディア)
ジュベルックの進化版として注目されているのが、コラーゲンの生成を促進するオリディアです。毛穴の開きのほか、次のような悩みに効果が期待できます。
- 肌に弾力がない
- 小じわがある
- 肌のキメがよくない
ジュベルックの欠点である、しこりの形成リスクが低いことが、オリディアの特徴です。持続期間の長さも大きな特徴で、効果は平均で2年以上継続します。
リジュラン
リジュランは、サーモンから抽出されるポリヌクレオチド(PN)を有効成分としたスキンブースター施術です。「サーモン注射」とも呼ばれています。
リジュランの大きな特徴は、人体への適合性が高く、副作用が起こりにくいことです。毛穴の開きのほか、肌の弾力アップやシワなどへの効果が期待できます。2~3週おきに4回程度の施術を受けることで、効果を実感しやすくなるでしょう。
ただし、リジュランは粘度が高く、注入時の痛みが強めです。痛みが不安なかたは、麻酔成分が配合されたリジュランHBや、痛みが少ないリズネを検討してみましょう。
リズネ(次世代サーモン注射)
リズネは、リジュランの後発品として、韓国のPharmaResearch社によって開発・製造された薬剤です。リジュランとリズネでは、ポリヌクレオチド(PN)の純度が大きく違います。
- リジュラン……純度約70パーセント
- リズネ……純度約99パーセント
高純度化により、リジュランの欠点である痛みや赤みが大幅に軽減されており、効果も向上しています。
リズネ注射は次のようなかたにおすすめです。
- 毛穴が目立つ
- 肌のハリ・ツヤを向上したい
- 細かいシワが目立つ
- リジュランの痛みに耐えられなかった
施術の頻度は、3~4週間おきに3~4回が目安です。半年から1年おきにメンテナンスを受けることが推奨されています。
毛穴の悩みはクリニックでの治療がおすすめ

水光肌をめざすなら、黒ずみや詰まりといった毛穴のトラブルの解消が必要不可欠です。
毛穴のトラブルは、ある程度は日々のセルフケアでも改善できるでしょう。しかし、セルフケアだけでは、どうしても時間がかかります。短期間で毛穴トラブルの根本的な改善をめざすなら、クリニックでの毛穴治療がおすすめです。
韓国で人気の毛穴治療には、さまざまな種類があります。毛穴トラブルでお悩みのかたは、ぜひクリニックでの毛穴治療を検討してみましょう。
首にできるイボの多くは良性の皮膚腫瘍です。放置していても問題ないことが多いものの、目立って気になるかたも多いでしょう。「どのような特徴があるか知って予防したい」とお考えのかたもいらっしゃいますよね。
本記事では、首イボができやすい人に見られる特徴や予防・治療方法などを紹介します。セルフでの除去についても紹介しますので、ぜひ参考としてご覧ください。
首イボができやすい人の特徴

首イボの多くは、加齢による皮膚の老化が原因です。首は皮膚が薄くて紫外線や刺激の影響を受けやすいため、ほかの場所よりイボができやすい傾向があります。
ただし、加齢だけが原因ではありません。首イボができやすい人には次のような特徴もあります。
- 家族に首イボがある
- 摩擦による刺激が多い
- 紫外線対策が不十分である
全員に首イボができるとは限らないものの、該当するかたは注意が必要です。3つの特徴について見ていきましょう。
家族に首イボがある
首イボができやすい人は、両親や祖父母などにも首イボが多いことがあります。遺伝はイボができやすくなる要素のひとつです。
遺伝で体質的にイボが発生しやすい場合、首以外に出ることもあるでしょう。今は首イボがなくても、刺激や紫外線などが原因となって将来的に出てくる可能性もあります。
遺伝で首イボが発生する可能性があるかたは、普段の生活で予防を行いましょう。
摩擦による刺激が多い
ハイネックやマフラー、アクセサリーなどによる刺激が多いことも、首イボができやすい人によく見られる特徴です。刺激が多いと首イボができやすくなります。
すでにある首イボを隠すためにハイネックの服を着ている人は、逆効果になることがあるため、注意しましょう。
紫外線対策が不十分である
紫外線対策が不十分であることも、首イボができやすい人に見られる特徴です。紫外線は肌にダメージを与え、老化を促進します。肌の老化が進むと、イボができやすくなってしまうのです。
首イボを予防する方法

首は目立つ場所であるため、イボができないよう予防を行いましょう。予防には次のような方法があります。
- 摩擦による刺激を防ぐ
- 紫外線対策をする
- 保湿する
3つの予防方法について解説します。
摩擦による刺激を防ぐ
首イボを予防するために、できるかぎり刺激を防ぐよう意識しましょう。特に夏場のアクセサリーには注意が必要です。汗とアクセサリーで刺激され、首イボが急激に多くなってしまう場合もあります。首に密着する衣類やネックレスなどの着用を控え、首周りへの刺激を減らしましょう。
紫外線対策をする
紫外線対策をすることも、首イボの予防に有効な方法です。顔だけでなく、首にも日焼け止めを使いましょう。外出時は日傘や帽子などの使用もおすすめです。
紫外線はガラスを通して室内にも届きます。そのため、窓の近くで過ごす時間が多いかたは、室内での紫外線対策も必要です。遮光カーテンや紫外線カットシートなどを活用し、室内の紫外線対策も行いましょう。
保湿する
こまめに保湿することも首イボの予防に効果が期待できます。肌が乾燥している状態だと、摩擦による刺激を受けやすい状態になってしまうためです。
入浴時は、低刺激の石けんやボディーソープを使い、肌への負担を減らしましょう。入浴後はすぐに柔らかいタオルで水分を拭きとり、クリームで保湿してください。肌が弱いかたは、敏感肌用や乾燥肌用のクリームを使ってみましょう。乾燥しがちな秋・冬は加湿器の活用もおすすめです。
なるべく首の皮膚が乾燥しないよう気をつけましょう。
首イボは自分でとっても問題ない?

費用を抑えるために、「自分で首イボをとりたい」と考えるかたも多いでしょう。基本的に、セルフでの首イボ除去はおすすめできません。なぜなら、イボの種類によって適した治療方法には違いがあるからです。
セルフでの除去には以下のようなリスクがあります。
- 肌を傷つける
- イボが悪化する
- 傷跡が強く残る
首は自分では見えにくい場所であるため、誤って肌を傷つけてしまうかもしれません。イボが悪化したり、傷痕が残ってしまったりするおそれもあります。
特に注意しなければならないのが、海外製のイボ除去クリームです。過去には、イボ除去クリームの使用で深刻な健康被害が出た事例も報告されています。個人輸入の医薬品や化粧品はリスクが高いため、使用は避けましょう。
できるかぎり傷跡を残さずきれいに治すためにも、首イボが気になる場合はクリニックで除去してもらうことをおすすめします。
参考: SNS上の広告を見て購入した海外製のクリームで重篤な皮膚障害が発生!−ほくろ等が取れるという「点痣膏」をお持ちの方は使用を中止してください−(発表情報)_国民生活センター
首イボの代表的な治療方法

クリニックでの首イボの代表的な治療方法には、次の4つがあります。
- 液体窒素による冷凍療法
- メスやハサミによる切除
- 炭酸ガスレーザーの照射
- ラジオ波メスによる切除
どの方法が向いているかは首イボの状態によって違いますので、クリニックで相談してみましょう。代表的な治療方法の概要について解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
液体窒素による冷凍療法
首イボは、液体窒素で凍らせることによる除去が可能です。「冷凍療法」「凍結療法」などクリニックによって名称には多少の違いがあります。
液体窒素の温度が低いため、治療時には軽い痛みを感じることがあるでしょう。治療後は赤みが出て、その後に黒っぽいかさぶたとなり、1週間程度でとれます。通常の首イボなら、1〜2回の治療で除去が可能です。イボの数が多い場合や、イボが大きい場合は、複数回治療を受ける必要があります。
冷凍療法は保険適用が可能です。ただし、色素沈着しやすいというデメリットがあります。色素沈着を避けたい場合は、別の治療方法を検討してみましょう。
メスやハサミによる切除
メスやハサミによる切除もイボ治療の選択肢のひとつです。イボが小さいと、ハサミで切除しても出血はほとんどありません。液体窒素のような色素沈着は起こりにくいものの、切った部分が白い瘢痕になることがあります。イボの形状や大きさによっては不向きです。
炭酸ガスレーザーの照射
炭酸ガスレーザーでは、高エネルギーのレーザーを照射してイボを蒸散させます。皮膚へのダメージを最小限に抑えられる方法で、出血もほとんどありません。施術後は赤みが残るものの、1〜3か月程度で軽減するでしょう。
保険適用外となるため、首イボの数によっては向かない場合もあります。炭酸ガスレーザーでは、少し大きめのイボを取り除くことも可能です。
ラジオ波メスによる切除
ラジオ波メスも首イボの除去で使われている方法のひとつです。ラジオ波メスも保険適用外となり、クリニックによって価格が違います。ラジオ波で「切除」「止血」を同時に行うため、術後の傷跡が目立ちにくい方法です。施術後の傷口は7〜10日程度で塞がります。
首イボができやすい人はクリニックでの治療がおすすめ
首イボができやすい人には「家族に首イボがある」「摩擦による刺激が多い」「紫外線対策が不十分である」といった特徴が見られます。該当するかたは、できるかぎり摩擦や紫外線を防ぎ、肌の保湿を行って首イボができないよう予防することが大切です。
首イボが気になるかたは、クリニックで除去できます。適した治療方法はイボの大きさや種類によって違うため、まずは医師の診断が必要です。
除去をご検討中のかたは、クリニックのカウンセリングで相談してみましょう。

