フェイスライン、口元、顎など下顔面の輪郭をつくるエリアは、頬全体の下垂や下あごの骨の萎縮によって、くっきりシャープだった状態から緩みや凹凸が出てきます。

正面からの印象はもちろん、斜めの角度や、横顔の印象にも大きく影響します。

また、唇自体もボリュームの減少により縦ジワが出てきたり、メリハリがなくなってきます。

例えば、なんとなく以下のように感じられたことがある方は多いかと思います。

  • シャープだったあご先が平坦になり、横顔のラインが崩れている
  • 口元からのびる縦の溝(マリオネットライン)が深くなってきた
  • フェイスラインに段ができ、ブルドッグ様の輪郭になってきた
  • 唇の厚みは薄くなり、口角も下がってきた気がする

そのようなお悩みを感じられてきた場合、ヒアルロン酸による治療で大きく変化を実感できる可能性があります。

下顔面の加齢変化とは

元々のお顔つきの特徴に加え、年齢が上がるにつれ、骨格が萎縮したり、筋肉や脂肪組織が薄くなってくることにより、様々ないわゆる加齢現象が出てくるようになります。

  • マリオネットライン(口角から下に伸びる溝)
    ・・・下あごの骨や筋肉が徐々に萎縮していくことにより、脂肪を含め全体が下に落ちてきます。ただし口元からはストッパーとなるじん帯が皮膚とくっつきながら下方向に延びており、ここに垂れてきた組織が積み重なることで、深い溝(マリオネットライン)ができます。
  • あご先
    ・・・あご先の骨が徐々に萎縮して後退していきます。それに加えてあご先の筋肉(おとがい筋)も拘縮するため、シャープだったあごが平坦に、かつ梅干しのようなシワができやすくなります。
  • フェイスライン
    ・・・頬全体のたるみが進むと、頬下部の脂肪組織の支えがなくなることで、フェイスラインにポニョっとしたもたつきが出現します。このもたつきも口元のじん帯にせき止められることで、フェイスラインがガタガタとした乱れた印象になります。
  • 唇、口周り
    ・・・口周りの骨や組織も徐々に萎縮することで、唇の支えが失われていきます。すると唇(特に上の唇)の厚みが薄く、平坦になっていきます。それにともない人中(鼻と上唇の間部分)が伸び、縦方向の小じわも出現し老けた印象にもつながります。

なんとなくお顔の下部分が広がり、引き締まった印象からゆるんできたような気がする方は、下顔面の治療にフォーカスすることで、印象の変化につながるでしょう。

下顔面の理想的な状態とは

口周りの小じわや溝が薄く、正面からみたときに頬からあご先にかけてなめらかなラインに整うようにすると、より美しく、若々しい印象につながります。また、下がった口角がきゅっとやや上向きになると、より表情が明るくみえます。

特に女性については、あごの先端はややシャープになっている方が美しいとされ、一方で男性の場合はサイドにも若干のボリュームがあると、精悍な印象になります。

横顔でみたときには、いわゆるEラインと呼ばれる鼻先とあご先のラインが整い、フェイスラインにも陰影がつくような直線状かつシャープなラインにつながると、どのような角度でみても優美な輪郭となります。

唇にも境界にメリハリがあると引き締まった印象になり、適度なボリュームがあるとより女性的な魅力が増すといわれています。上唇と下唇のバランスも重要で、1:2の縦幅比が標準ですが、全体とのバランスで調整します。上唇が数mm程度前に出ていて、口角が引き締まっていると、より良い状態といえます。

このような理想的な状態を形成するために、ヒアルロン酸を用いた治療が有効といえます。

下顔面の若返り治療とは

下顔面の若返り・輪郭形成のために、現在はヒアルロン酸を用いた治療が安全かつ効果的として、世界的にもスタンダードになっています。

ヒアルロン酸の注入治療とは

ヒアルロン酸は関節・皮膚・じん帯など元々身体にも存在しているムコ多糖類の一種です。ゲル状で高い粘性・弾性・保水性を持っていることから、1990年代後半から若返り目的の注入剤として使用されるようになりました。
2000年代には米国で先駆けてFDAの承認を受け、日本でも一部製剤で2014年以降に厚生労働省からの承認を受けたことで、世界中で使用されている若返り注入治療の中心となっています。

近年になって顔面の局所解剖学、形態学的な加齢変化のメカニズムの理解が進むようになり、「より自然かつ効果的な」治療方法が実現されてきています。

下顔面に対する治療部位の例

  • マリオネットライン :凹みを緩和させ、口角を若々しい印象につなげる
  • あご先 :ボリュームを足しすぎず、なめらかかつシャープな印象にして輪郭をつくる
  • フェイスライン :凸凹したもたつきを緩和し、頬からあご先につながるなめらかな輪郭に整える
  • 唇 :お顔つきやご希望にあわせて、ハリのあるリップに仕上げる

下顔面に対するヒアルロン酸治療のポイント

下顔面には特有の局所解剖的な特徴があるため、前提となる知識や経験をベースに、それぞれの方特有のお悩みや希望を確認することが重要です。

その方ごとの解剖学的な特徴を把握する

様々な構造物が立体的に存在しており、かつ若干の個人差があります。
安全かつ効果的な治療のためには、例えば以下のようなポイントは最低限認識している必要があります。

  • 血管(顔面動脈、上唇動脈、下唇動脈、オトガイ動脈、オトガイ下動脈など)
  • 皮下脂肪(Inferior jowl fat,など)
  • 支持じん帯(Mandibular cutaneous ligament, Mandibular septumなど)
  • 筋肉(口角下制筋、下唇下制筋、広頚筋など)や骨格(下顎骨)

適切な製剤と量を前提に、効果的な治療ポイントを選択する

先述のとおり骨格・筋・脂肪層の萎縮が主な加齢現象の原因のため、原則的には深層から組織を支持することが大切です。

ある程度弾力がある方が支持力や張り感は出やすいですが、逆にぼこつきの原因にもなりうるため、部位によってはやや柔らかめの製剤を選択することもあります。
このあたりは実際に状態を拝見したうえで、ご本人と相談の上選択していくことになります。

治療の流れ

当院ではヒアルロン酸・ボトックス製剤を用いた注入治療を多くおこなっており、診察や施術は全てアラガン社ジュビダームビスタ/ボトックスビスタ認定医がおこないます。

医師診察

ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。

ヒアルロン酸治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。

ヒアルロン酸治療に進む場合は、医師から治療内容についてご説明し、わからなかった点やご質問などがあればお答えしますので、お気軽にご相談ください。

基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。

洗顔・セッティング

安全に施術をおこなうために、お顔全体(または該当部位のみ)の洗顔をおこなっていただき、当院スタッフによりセッティングをおこないます。

また施術前後の状態をフォローできるよう、写真記録をおこないカルテに保存します。施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。

ヒアルロン酸注入施術

現在当院では、アラガン社 ジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸製剤を導入しています。厚生労働省から承認を受けている、効果と安全性が立証された製剤になります。
状態に合わせて使用製剤や量を選択して、治療を行います。

ヒアルロン酸の注入施術は、部位や量にもよりますが10分~20分程度で可能です。

製剤のなかにも麻酔成分が含まれ、かつ極細の針を使用するため痛みは最小限ですが、ご希望に応じて事前に麻酔クリームの前処置をおこなうことも可能です。

治療の途中途中で状態を鏡でご覧いただき、イメージを確認いただきますので、「終わって鏡を見たら大変なことになっていた」という心配のないように配慮しています。

アフターケア・経過診察

当日夜以降、洗顔やお化粧も可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避け、1か月程度は強く押したりマッサージなどは避けていただくことをおすすめしています。

施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。

施術からおよそ2週後頃の経過チェックをおすすめしています。

治療後の経過の確認や、今後の方針について医師が伴走し、一緒に検討をしていきます。

定期的なメンテナンス

ヒアルロン酸治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。

  • およそ1年~1年半程度が経過したら、同部位の再治療をおこなうことがおすすめです。
  • 別部位については、翌日以降いつでも治療を受けることができます。

当院での治療例

かかった費用: 医師診察料、ヒアルロン酸注入施術費、クリーム麻酔費(ご希望の場合)

ヒアルロン酸治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、以下のような副作用のリスクがあります。(カッコ内は起こった場合の目安期間)
・内出血(当日~1週間)、腫れ(当日~数日)、むくみ(当日~数日)、赤み(当日~数日)、押したときの痛み(当日~2週間)、凹凸(当日~1週間)など
・非常にまれな合併症:塞栓、皮膚壊死など(溶解注射の用意あり)

その他ご希望に応じて、ボトックス治療・ハイフなどを用いた複合的なシワ・たるみ治療もご案内可能です。

これまで日々気になっていたり、お悩みだったことについても、美容医療のちからで変化が目指せる可能性があります。

まずはカウンセリングのみからでの大歓迎です。お気軽にご相談ください。

JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"

【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】

東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分

少し日が空いてしまいましたが先日、韓国ソウルで開催された韓国形成外科学会(PRS KOREA 2024)に参加し、研究演題についても発表をおこなってきました。

前日の深夜着⇒翌日に発表⇒翌朝早朝に帰国、という実質1日だけの滞在だったため、学会会場(インターコンチネンタルホテル)のあるカンナム以外に出かけられるタイミングはありませんでした。。

⇓学会会場

学会自体は3日間おこなわれ、私は2日目の自分の発表と、それ以外は朝から最終セッションまで参加しました。

今回参加した韓国形成外科学会は、以下のようなものです。

  • 形成・美容外科領域の韓国で最も規模の大きい学会
  • 発表や質疑応答はすべて英語の国際学会
  • 美容外科・形成外科の割合はおよそ半々

今回私は乳房再建手術の術後管理についての研究発表をおこないました。

同セッションでは、韓国以外にタイ、マレーシア、日本からの発表があり、各国の術式や管理の違いについて勉強させていただきました。

夜は大学医局の同僚と、歩いて近くの韓国焼肉のお店でつかの間の韓国を感じました。

国際学会は特に準備や移動などは大変ですが、同業の先生方との交流や、新たな勉強の機会であり大変充実した機会となりました。

反省点としては、あまりに写真を撮らなすぎたので、映える写真を撮る意識もしっかり持ってまいります。(笑)

眼瞼下垂手術のダウンタイムによる仕事への影響について医師が解説します。

瞼下垂手術後のダウンタイムは?

瞼下垂手術後のダウンタイムは個人差がありますが、多くの場合1週間程度で抜糸が行われ、2週間から1ヶ月程度で腫れや内出血が落ち着きます。

仕事復帰のタイミングは職種によって異なり、デスクワークなら早期復帰も可能ですが、重労働の場合は医師と相談の上で決定することが推奨されています。

眼瞼下垂手術について

眼瞼下垂手術は、まぶたを挙上する機能を改善し、眼瞼下垂にともなう様々な症状を改善させるための治療です。

主な手術方法には以下があります。

  • 挙筋腱膜前転術
    二重のラインから皮膚を切開し、まぶたを上げる腱膜を再固定するまぶたの動きを自然に保つ
  • 眉下余剰皮膚切除ミュラータッキング
    まぶたのたるみが強い場合に、眉毛の下にきずあとが隠れるように余分なたるみを切除する
  • 前頭筋吊り上げ術
    眼瞼挙筋がほとんど機能しない場合に使用

手術は通常1時間程度で完了し、多くの場合日帰りで行われます。

術後は1週間程度で抜糸が行われ、完全な回復には個人差がありますが、2週間から1ヶ月程度かかることが一般的です。

ダウンタイムの期間と症状

眼瞼下垂手術後のダウンタイムの期間と症状は、手術方法や個人差により異なりますが、一般的な経過は以下の通りです。

  • 痛み:
    手術当日から2-3日程度
  • 腫れ:
    1-2週間程度で8割程度改善、完全消退まで約1-3ヶ月
  • 内出血:
    1-2週間程度で目立たなくなる

ダウンタイムが仕事に与える影響

眼瞼下垂手術後のダウンタイムは、仕事の種類によって影響が異なります。

デスクワークの場合、多くの患者は術後3〜4日で復帰可能ですが、体を使う仕事では業務内容に応じて調整が必要です。

接客業や営業職など、外見が重要な職種では、腫れや内出血が落ち着くまで1〜2週間程度の休暇を取ることが推奨されます。

仕事への影響を最小限に抑えるためのポイント

  • 手術日程を休暇に合わせて調整する
  • 医師と相談し、仕事内容に応じた復帰計画を立てる
  • 必要に応じて、一時的に業務内容の変更を上司と相談する
  • マスクや眼鏡の着用で腫れをカバーする方法を検討する

ダウンタイムを軽減するための対策

眼瞼下垂手術後のダウンタイムを軽減するためには、以下の対策が効果的です。

  • 術後24時間以内はクーリングをおこない、腫れを軽減する
  • 就寝時は頭を少し高い位置に保ち、むくみを軽減する
  • 飲酒や喫煙、激しい運動を控え、血流の急激な変化を避ける
  • 処方された薬を適切に使用し、炎症を抑える

これらの対策を実践することで、腫れや内出血の回復を早め、ダウンタイム期間を短縮できる可能性があります。

ただし、個人差があるため、医師の指示に従い、無理のない範囲でケアを行うことが重要です。

よくある質問

コンタクトレンズをつけても大丈夫?

出来ればコンタクトレンズは術後3日~1週間程度は避け、その後は医師の指示に従って装着可能です。その間はメガネを使用することがおすすめです。

テレワークならいつから可能?

テレワークの場合、デスクワークなら術後2日目から復帰可能ですが、1週間程度の休暇を取ることが推奨されます。

痛みや腫れはどのくらい続く?

痛みや腫れは個人差がありますが、多くの場合1〜2日で軽減し、1〜2週間程度で落ち着きます。

メイクで隠せるのはいつから?

メイクは手術部位以外であれば翌日から可能です。手術部位は、およそ1週間程度は避けることがおすすめです。まぶたを優しく扱い、医師の指示に従うことが重要です。

これらの回復期間は個人差があるため、必ず担当医の指示に従い、無理のない範囲で日常生活に戻ることが大切です。

ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果だけでなく、肩の筋肉の盛り上がりを改善する効果もあります。短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。

本ページには肩に対するボトックス治療について、慶應大学形成外科専門医が解説します。

肩のハリは正面からみた首から肩のラインをつくる

正面から首から肩のラインを見た際に、肩の張りが強いと首が短くみえたり、首まわりがすっきりみえにくいことがあります。

また張り出し自体はそこまで強くなくても、肩の筋肉の発達具合や癖によって、肩こりや慢性疲労の原因となってしまうこともあります。

ボトックスによる肩の治療とは、原因となる筋肉にボトックスを注射することで、肩の張り感を緩和させたりする治療です。
短時間で治療を受けることができ、治療後はなにごともなかったように日常生活に戻れるので、手軽に治療を受けられるのが人気の理由でもあります。

肩に関するよくあるお悩み

たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。

  • 肩の筋肉の盛り上がりが強く、髪型で隠すようにカバーしている
  • 首が太く短く見えるのが気になる
  • 癖で常に肩が緊張状態になっており、慢性的に肩こりがある

理想的な肩のラインの状態

実際のところ、決まった理想のかたちがあるわけではないですが、以下のような状態を理想とする方は多いかと思います。

  • 肩の盛り上がりをおさえられ、首から肩へのラインがすっきりしている状態
  • 肩の筋肉の緊張状態が緩和されている状態

肩やデコルテが出るようなお洋服を着られる際には、この首から肩にかけてのラインがシルエットに大きく影響するところといえます。

肩のボトックス治療

ボトックス治療とは

シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。

1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。

顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたり、今回のように肩の筋肉の盛り上がりを緩和することが可能です。

肩のボトックス治療が有効な理由

肩の筋肉の盛り上がりに関係しているのは、僧帽筋という筋肉になります。

僧帽筋とは首の付け根から背中にかけて広がる、体の中でも特に大きな筋肉です。大きく3つのエリアに分かれており、首から肩までの上部線維、肩から胸のあたりまでの中部線維、胸より下の部分の下部線維の3つがあります。

このうち、肩ボトックスの治療対象となるのは、上部線維です。

上部線維は肩をすくめたり首を動かしたりするときに使われたり、頭の重さを支えている部分であるため負担がかかりやすく、結果として盛り上がりやすい部位といえます。

そのため、やみくもに肩にボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。
正しい解剖学的知識と、適切な手技、注入量の調整が必要になります。

そのような立体的な筋肉の走行に合わせて注入を行うことで、筋肉をピンポイントに緩める効果が期待できます。

なお、首や肩を動かしたり、ぐっと力をいれたりする際は、この僧帽筋上部線維以外にも様々な筋肉が協調しているため、ボトックスをすることで日常生活に支障が出ることは非常に稀なので、ご安心ください。

当院の肩ボトックス治療のポイント

  • ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。筋肉のつき方は個人差があり、施術者による適正な評価が重要です。
  • 極細の針(30G~)を使用し、なおかつアイシングを併用して施術をおこなうため、痛みにも配慮されています。(他の部位に比べて、肩のボトックスは痛みは少ないです)

ボトックス治療の流れ

医師診察

ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。

基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。

セッティング

安全に施術をおこなうために、当院スタッフによりセッティングおよび施術部位の消毒をおこないます。
また施術前後の状態をフォローできるよう、写真記録をおこなう場合があります。
施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。

ボトックス注入施術(5分程度)

担当医師によるボトックス施術をおこないます。施術は5分程度で可能です。

現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。

また、より費用を抑えて治療を継続したい方には、韓国製(ボツラックス)を使用した治療をご提案することも可能です。

アフターケア・経過診察

当日夜以降、洗顔やお化粧も可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています。

施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。

施術から3日後~1週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。

定期的・継続的な治療

ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。

2回目は4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。

治療の概要

施術にかかる時間

1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。

ダウンタイム

当日夜から洗顔、お化粧が可能です。

まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
(その場合はお化粧は翌日以降からをお勧めする場合があります。)

痛み

針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
痛みに敏感な方の場合、施術部位を冷やしながら注入をおこないます。

施術後のお過ごし方

普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。

  • 洗顔: 当日夜から可(相談により直後から可)
  • お化粧: 翌日から可(相談により当日可)
  • 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
  • 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
  • シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)

効果のでかた

3~4週間程度後から効果が出てきます。

副作用・リスク

ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。

  • 点状の内出血(数日~1週間程度)
  • 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
  • 施術部位の力がいれにくくなることによる違和感 など

施術当日

レーザー施術直後から、照射部位に強い赤み・ヒリヒリ感が出ますが数時間程度で落ち着きます。

ご帰宅後、軽く冷やすとより早く赤みとヒリヒリ感が緩和されます。

施術後のお過ごし方

レーザーに反応した部分が濃くなったり、薄いかさぶたがついたようになります。治療部位にはなるべく刺激を与えず、こすったりしないようにしてください。

  • 洗顔:当日からやさしく洗顔可
  • 運動・飲酒:翌日から可
  • メイク:翌日から可
  • スキンケア:当日は化粧水、乳液、保湿のみ 翌日から通常通り可
    (ただしハイドロキノン、レチノール、ニキビ治療薬など刺激性のものは1週間不可)

レーザー照射後の肌は敏感になっているため、乾燥・紫外線対策を継続してください。

抗炎症の軟膏によるケア(当日、翌日、翌々日まで)

夜のスキンケアの最後に、治療したエリアに薄く軟膏を塗布してください。

照射箇所が多くシミ照射部位のみにピンポイントに塗るのが難しい場合は、広めに塗布していただいて大丈夫です。

当日、翌日、翌々日までとし、それ以降は終了してください。

・使用物品 アフターケア用軟膏 1個550円(3日分)

美白剤によるケア(治療翌日から可~3か月程度継続推奨)

抗炎症・色素沈着改善・ターンオーバー活性化などを目的としたご自宅でのアフターケアを推奨しています。

  • ハイドロキノン・美白剤
  • ビタミン(C・A)美容液

検討をご希望の方にはスタッフから情報提供とカウンセリングが可能です。お気軽にお申し付けください。

美容内服によるケア(治療当日から可)

当院では、主に以下のような方に美容内服をお勧めしております。

  • 肝斑があり、改善を望まれる方
  • 各種レーザー治療後のダウンタイム軽減や、色素沈着改善を望まれる方
  • 美白をより目指したい方
  • 日々忙しくなかなか通院できないため、セルフケアを優先したい方

トラネキサム酸 (250mg錠・500mg錠)・1日2錠

¥2,000(250mg・60錠) ¥3,000(500mg・60錠)

  • 特に肝斑の治療では最も推奨されている治療方針です。
  • メラニン色素を作る上で不可欠な「プロスタグランジン」を抑制。
  • 炎症反応やアレルギーに関係する「プラスミン」の働きを抑制し肌の炎症をおさえます。
  • ※4か月内服+1か月お休み期間を1クールとしてご案内しています。

高用量ビタミンC(2,000mg包・3,000mg包)・1日1包

¥3,300(2,000mg・30包)  ¥4,400(3,000mg・30包)

  • スティックに入った顆粒なので飲みやすく、1日1包なので続けやすい
  • 1日あたり2,000mgまたは3,000mgと高用量を摂取できます。
  • イギリスのGMP認定施設にて製造された安全かつ高品質の製剤

レーザー治療後・内服セット(A:¥4,500 B:¥5,500 C:¥6,300)

  • セットA:トラネキサム酸250mg錠+高用量ビタミンC(2,000mg包)
  • セットB:トラネキサム酸250mg錠+高用量ビタミンCプラス(3,000mg包)
  • セットC:トラネキサム酸500mg錠+高用量ビタミンCプラス(3,000mg包)

当院での機器を用いた施術によるケア

定期的な通院が可能な場合は以下の施術との併用がおすすめです。

  • ケミカルピーリング(2週間後~) 5,000円
  • エレクトロポレーション(2週間後~) 9,000円
  • フォトフェイシャル(4週間後~) 24,000円

経過診察について

ご希望に応じて経過診察のご予約が可能です。

  • レーザー治療に伴う肌の刺激やトラブルがないか、診察を受けたい
  • アフターケア用のコスメの購入について、相談したい
  • 定期的に通院して、アフターケア用の施術を受けたい
  • シミ治療以外の別の施術についても、合わせて相談したい

など、お気軽にご相談ください。

経過診察ご希望の場合は、およそ4週間後での経過診察をおすすめしております。

<オンライン予約の方法>

「施術後の経過診察」⇒「顔シミレーザー治療・経過診察」を選択

※アップデートにより仕様が変わる場合があります

再施術について

再照射のご予約は、該当箇所の初回施術後4ヶ月以降で可能です。(初回施術から1年以内有効)

初回施術から1年以上経過して以降であっても、改めて施術を承ることも可能です。ただし原則通常料金がかかります。

再施術につきましては、再施術用のお時間枠のみでのオンライン予約を受け付けております。日程につきましては余裕をもってご調整ください。
※再施術専用料金でのご案内は、原則オンラインでご予約された方のみが対象となります。
※オンライン予約が難しい場合、LINEチャット/メールなどでのご予約対応も可能な場合がありますが、ご案内できる日時はオンライン予約と同じです。

<オンライン予約の方法>

※アップデートにより仕様が変わる場合があります

「シミ・レーザー治療」⇒「顔のシミ・再照射」を選択