エクソソームと幹細胞培養上清の違いとは?
~あらすじ~
- YouTuberヒカルさんの動画で、エクソソームを用いた美肌治療が紹介されました
- 当院でも幹細胞培養上清(エクソソームを含む)を用いた同様の治療を提供しています
- エクソソームと幹細胞培養上清について解説!
―1 エクソソームとは?
―2 幹細胞培養上清との関係性は?
―3 結局なにが大事?
~以下、ブログ本文になります~
先日、YouTuberヒカルさんの動画で、ダーマペン×エクソソームでご自身の肌がきれいになったと紹介されていました。
(”【完全公開】汚すぎた肌はなぜここまで綺麗になったのか?“ というタイトルの動画です)
再生回数がものすごい(笑) すごい影響力です。
内容としては、普通のダーマペンだけでなく、そこにエクソソームも合わせて使うとさらに効果が増した、というものです。
実のところ、当院でも近い治療をおこなっており、ひそかに好評をいただいております(笑)
“ダーマペン×幹細胞培養上清”
当院ではへその緒(臍帯)の幹細胞を培養しています。
では、YouTubeで紹介されていた”エクソソーム”と、幹細胞培養上清はなにが違うのでしょうか?
そのあたりを理解するためのポイントを紹介します♪
1 “エクソソームとは、細胞の分泌物を包む小さなカプセルのようなもの”
解説↓
エクソソームは例えるなら、ガチャポンのカプセルや、アマゾンで注文した商品を包む段ボール箱、のようなものです。
つまりエクソソームという包み自体が大事ではなく、エクソソームが包んでいる中身自体が大事、ということになります。
ガチャポンで大事なのはカプセルではなく中身の景品ですし、アマゾンで注文したのは段ボールではなく中身の商品ですよね。
ちなみに細胞の分泌物を包むカプセルには、エクソソーム以外にも、マイクロベシクル、アポトーシス小体、などがあり、エクソソームは50-150nm程度の特に小さなタイプになります。
2 幹細胞培養上清には、エクソソームを含む様々な若返り成分が含まれている
解説↓
つまり、幹細胞培養上清とエクソソームは別物ではなく、幹細胞培養上清にエクソソームが含まれている、という関係になります。
エクソソーム以外には、マイクロベシクルなどエクソソームより大きな細胞外小胞体(カプセル)や、カプセルに包まれず、直接放出された成長因子、ビタミン、ミネラル類などの生理活性物質も含まれています。
3 結局のところ、中身=培養する幹細胞の質や、培養する環境が大事
解説↓
じゃあ大事な中身のクオリティが何で決まってくるかと言えば、素材として用いる幹細胞や、培養する環境となります。
臍帯(へその緒)の幹細胞のみを用いて、かつ最先端の再生医療などで用いられているプロトコールを取り入れて、国内の施設で培養をおこなっています。
へその緒の幹細胞は、国内流通のうちわずか1%のみという希少なものですが、あえてこれにこだわっているのは、やはり細胞自体の若さがクオリティに直結すると考えられているからです。
逆に最も多いのが、脂肪由来の幹細胞を使うケースです。何歳のひとからでも取ることができ、入手が比較的容易です。(YouTube動画で紹介されていたエクソソームも、もととなる幹細胞は脂肪からとっているもののようです)
また、最新の研究では、老化した脂肪からは、むしろ老化を促進させる成分が含まれており、それらの心配が低いのは20歳前半までの方の脂肪組織と言われております。
つまり脂肪由来の幹細胞の製剤を用いる場合は、何歳のひと由来の細胞なのか、これも実は大事な要素になります。
ちなみに一般に流通している脂肪組織は、中年の肥満男性由来であるケースも多くあるそうで、その場合、開示されることはあまりないそうです。
ということで結論としては、
・エクソソームでも、幹細胞培養上清でも、素材(=培養する幹細胞や、培養する環境)が良ければ効果も高いし、素材が悪ければ効果も悪いといえる。
・当院は、へその緒(臍帯)の幹細胞を用いた幹細胞培養上清で、エクソソームももちろん豊富に含まれている。
となります。
ご興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽にカウンセリングや施術のご相談にいらしてください♪
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