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  • 乾燥肌・カサカサしてかゆい方へ、保湿にプラスしたい5つのポイント|Jスキンクリニック

    著者
    代表医師:牧野 潤
    保険一般皮膚科

    からだがかゆい!!! 

    乾燥の著しい季節となりました。

    ニットやタイツで隠れているその手足,粉ふいていませんか?

    ・皮膚が粉をふいたように白い

    ・皮膚が乾燥して,カサカサしている。または,ひび割れている。

    ・かゆい

    こんな症状があれば,【皮脂欠乏症】の可能性が高いです。

    病気のお話の前に,まずは皮膚の簡単な説明からちょこっと。

    「皮膚バリア機能」というワードを聞いたことがありますか?

    皮膚には、角層の内側の水分の蒸散を防ぎ、外界からの異物(アレルゲン・細菌など)の侵入を防御する働きがあります。それを「皮膚バリア機能」と言います。

    正常な皮膚の場合,皮膚の表面を皮脂が覆っており,皮膚表面から水分が蒸散するのを防いでいます。

    また,皮脂の下には規則正しく角質細胞が並んでおり,細胞間にも脂質がしっかり詰まっています。これを角質細胞間脂質(セラミド,脂肪酸など)と言います。

    これにより角質細胞同士をくっつかせるとともに,水分をぎゅっとサンドイッチ状に挟み込み,水分を逃がさないようにします。

    また,角質細胞内には天然保湿因子(アミノ酸,尿素など)があり,水分の保持をしています。

    皮脂,角質細胞間脂質,天然保湿因子の3つが皮膚の潤いを保ち,皮膚バリア機能を保持しています。

    引用元:皮膚の特徴 ~皮膚バリア機能とは~ | マルホ 医療関係者向けサイト (maruho.co.jp)

    しかし,

    ・年齢とともに皮質,角質細胞間脂質,天然保湿因子は減少

    ・秋~冬にかけては空気中の湿度が下がる

    ・体を洗う時にナイロンタオルなどを使ってゴシゴシ洗っていると,皮脂がなくなってしまう

    ・アトピー性皮膚炎などもともと乾燥しやすい

    このような原因によって皮膚の乾燥が進むと,バリア機能は破綻し,どんどん皮膚から水分は逃げてしまいます。さらに,皮膚の細胞がダメージを受け,かゆみ物質を発生させ,かゆみを引き起こします。

    さらにひっかいてしまうことにより,乾燥は進み,皮膚はボロボロになり,またかく,,,という負のスパイラルに陥ります。

    これが先ほどお話しした,【皮脂欠乏症】の病態です。

    【治療】

    皮脂欠乏症の治療の基本は,保湿です。

    保湿剤をまんべんなく1日2-3回お体全体に塗ります。

    保湿剤には皮膚に潤いを与え,水分が逃げないようにする働きがあります。

    その他、処方された保湿剤に加えて、おすすめの効果的な5つのポイントはこちらです。

    ・①ナイロンタオルの使用は控え,

    ・②泡立てた石鹸を優しく手で転がすように体は洗う,

    ・③部屋が乾燥しないように加湿器などで湿度を保つ,

    ・④肌着は刺激の少ないコットン素材を選ぶ,

    ・⑤かゆいときは保冷剤などで冷やす,

    この冬は,粉ふき肌からうるつや肌になって,かゆみとおさらばしませんか?

    Jスキンクリニックでは、美容皮膚科・アートメイク・医療脱毛の他にも、皮膚科保険診療にも対応しております。

    初診については原則(水)・(日)、再診(経過フォローやお薬の継続など)は全営業日で対応が可能です。

    Jスキンクリニックの皮膚科保険診療には、以下のような良さがあります。

    ・お電話以外でも、LINEやホームページから簡単に診察予約ができます

    ・土日祝も営業しています

    ・ご来院いただいてからスムーズな受診が可能です

    ・特にニーズの高い、ニキビ治療に特化した「にきび外来」を設けております

    ・追加の検査や治療が必要な方については、速やかに連携の基幹病院にご紹介が可能です

    些細なお悩みでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にご来院ください♪

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