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からだがかゆい!!! 

乾燥の著しい季節となりました。

ニットやタイツで隠れているその手足,粉ふいていませんか?

・皮膚が粉をふいたように白い

・皮膚が乾燥して,カサカサしている。または,ひび割れている。

・かゆい

こんな症状があれば,【皮脂欠乏症】の可能性が高いです。

病気のお話の前に,まずは皮膚の簡単な説明からちょこっと。

「皮膚バリア機能」というワードを聞いたことがありますか?

皮膚には、角層の内側の水分の蒸散を防ぎ、外界からの異物(アレルゲン・細菌など)の侵入を防御する働きがあります。それを「皮膚バリア機能」と言います。

正常な皮膚の場合,皮膚の表面を皮脂が覆っており,皮膚表面から水分が蒸散するのを防いでいます。

また,皮脂の下には規則正しく角質細胞が並んでおり,細胞間にも脂質がしっかり詰まっています。これを角質細胞間脂質(セラミド,脂肪酸など)と言います。

これにより角質細胞同士をくっつかせるとともに,水分をぎゅっとサンドイッチ状に挟み込み,水分を逃がさないようにします。

また,角質細胞内には天然保湿因子(アミノ酸,尿素など)があり,水分の保持をしています。

皮脂,角質細胞間脂質,天然保湿因子の3つが皮膚の潤いを保ち,皮膚バリア機能を保持しています。

引用元:皮膚の特徴 ~皮膚バリア機能とは~ | マルホ 医療関係者向けサイト (maruho.co.jp)

しかし,

・年齢とともに皮質,角質細胞間脂質,天然保湿因子は減少

・秋~冬にかけては空気中の湿度が下がる

・体を洗う時にナイロンタオルなどを使ってゴシゴシ洗っていると,皮脂がなくなってしまう

・アトピー性皮膚炎などもともと乾燥しやすい

このような原因によって皮膚の乾燥が進むと,バリア機能は破綻し,どんどん皮膚から水分は逃げてしまいます。さらに,皮膚の細胞がダメージを受け,かゆみ物質を発生させ,かゆみを引き起こします。

さらにひっかいてしまうことにより,乾燥は進み,皮膚はボロボロになり,またかく,,,という負のスパイラルに陥ります。

これが先ほどお話しした,【皮脂欠乏症】の病態です。

【治療】

皮脂欠乏症の治療の基本は,保湿です。

保湿剤をまんべんなく1日2-3回お体全体に塗ります。

保湿剤には皮膚に潤いを与え,水分が逃げないようにする働きがあります。

その他、処方された保湿剤に加えて、おすすめの効果的な5つのポイントはこちらです。

・①ナイロンタオルの使用は控え,

・②泡立てた石鹸を優しく手で転がすように体は洗う,

・③部屋が乾燥しないように加湿器などで湿度を保つ,

・④肌着は刺激の少ないコットン素材を選ぶ,

・⑤かゆいときは保冷剤などで冷やす,

この冬は,粉ふき肌からうるつや肌になって,かゆみとおさらばしませんか?

Jスキンクリニックでは、美容皮膚科・アートメイク・医療脱毛の他にも、皮膚科保険診療にも対応しております。

初診については原則(水)・(日)、再診(経過フォローやお薬の継続など)は全営業日で対応が可能です。

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