慶応義塾大学医学部で、幹細胞培養上清の研究が開始|東京銀座のJスキンクリニック
昨日幹細胞培養上清についてブログを書きましたが、
偶然にも本日、慶応義塾大学医学部にて幹細胞培養上清を用いた研究が開始されるというニュースが発表されました。
慶應義塾大学医学部と共同で幹細胞培養上清液を用いた眼科疾患の基礎研究を開始
(再生医療スタートアップ企業U-Factor HPより)
プレスリリースにも、幹細胞培養上清についての解説がありました。(下記原文のまま引用)
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私たち人間の身体は約37兆個の細胞で構成されていますが、 細胞は絶えず新しい細胞に生まれ変わり、 ケガ、 病気、 老化などで損なわれていきます。
その損なわれた細胞を修復するのが、 幹細胞と言われる特殊な細胞です。
(中略)
幹細胞を培養する際に分泌される幹細胞培養上清液には数千種類の成長因子が含まれており、 これを使用することで、 体内の細胞組織の再生を促し、 幹細胞を移植する治療と同等の治療効果を期待できることが近年の研究で分かってきました。
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上記の内容を、なるべく簡単に記載したのが昨日の私のブログです(笑)
また、プレスリリースの中で注目すべき点は下記です(下記原文のまま引用)
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従来の再生医療では、幹細胞そのものを体内幹部へ直接移植する方法のみが有効とされていましたが、幹細胞培養上清液の発見により、幹細胞移植同等の治療効果が期待できることが分かり、従来の定説を覆しました。
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これもまさに昨日のブログで書いたことなのですが、
わざわざ幹細胞自体を移植しなくても、幹細胞がだすエキス(サイトカイン)を活用すれば同等の効果が期待できる、ということです。
それにより低コストで、かつ気軽にその効果を享受できるようになってきているというわけです。
紹介されている研究では乳歯由来の幹細胞を用いるとのことです。
その理由として、下記のように説明されています。(下記原文のまま引用)
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脂肪や骨髄などの他の間葉系由来の幹細胞培養上清液に比べて成長因子をより豊富に含んでおり、 体内の幹細胞を活性化させる効果が期待できます。
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これも当院がへその緒(臍帯)由来の幹細胞を用いている理由と同じです。
乳歯はこどもの歯なので、より年齢がいった人の脂肪や骨髄などよりも質が高いとイメージするのがわかりやすいでしょうか。
当院では、へその緒(臍帯)なので、赤ちゃん由来の幹細胞といえます。
小学生のお子さんたちのお肌もモチモチですが、赤ちゃんのお肌はさらに神秘的なくらいモチモチですよね。(笑)
ということで、昨今さらに注目が高まっている幹細胞上清のニュースと関連して、ご紹介させていただきました。
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