眼瞼下垂手術を受けるにあたって、「腫れを早く治す方法が知りたい」とお考えのかたも多いでしょう。手術で切開した場所は、術後しばらくのあいだ腫れが続きます。ただし、手術後の過ごし方によっては腫れを早く治すことが可能です。

本記事では、眼瞼下垂手術後の腫れを早く治す方法を紹介します。腫れが長引く原因や、眼瞼下垂手術のダウンタイムについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

眼瞼下垂手術後の腫れを早く治す方法

眼瞼下垂の手術を受けると、まぶたに腫れが生じます。個人差はあるものの、腫れのピークは手術の翌日から1週間程度です。

腫れを早く治すために、手術後は以下に注意しましょう。

  • 安静にする
  • 患部を冷やす
  • 患部に触らない
  • 飲酒や激しい運動を控える
  • 湯船に浸からない
  • 処方された薬を正しく使用する
  • アイメイクを控える

ひとつずつ解説しますので、ぜひ参考にしてください。

安静にする

眼瞼下垂の手術を受けたら、数日はなるべく安静に過ごしましょう。特に手術当日と翌日は、血圧が上がらないよう気をつけなくてはなりません。なぜなら、血圧が上がると血流がよくなって、出血や腫れにつながってしまうためです。

日帰り手術の場合、「なるべく早く仕事をしたい」と考えているかたも多いでしょう。身体を動かさない事務作業なら問題ないと考えられますが、血圧が上がってしまうような力仕事はNGです。腫れを早く治すためにも、1週間程度は血圧が上がらないよう注意してください。

患部を冷やす

手術当日から翌日くらいまでは、様子を見ながらこまめに患部を冷やしましょう。腫れてから冷やしても、効果が得られない可能性があります。腫れが出る前に冷やすと、炎症反応を抑えることが可能です。

市販の冷却ジェルシートは効果が弱いため、手術後に患部を冷やすアイテムには向いていません。また、まぶたに直接保冷剤をあてると冷やし過ぎになってしまいます。

保冷剤をタオルやガーゼなどに包んで冷やすと便利です。

患部に触らない

腫れを早く治すために、眼瞼下垂手術後はなるべく患部に触らないよう注意しましょう。術後は患部が気になってしまい、どうしても触りたくなってしまうかもしれません。しかし、傷口を触ったり引っ張ったりすると、炎症反応が強くなって腫れが長引きます。

飲酒や激しい運動を控える

手術後1週間程度は、飲酒や激しい運動を控えましょう。飲酒や激しい運動は、血流がよくなって、腫れや出血のリスクが高まるためです。

汗が出たり息が上がったりするような運動は避けて、ストレッチ程度に留めることをおすすめします。傷口が落ち着くまでは、身体の回復を優先してください。

湯船に浸からない

手術後1週間は湯船に浸からないことも、腫れを早く治す方法のひとつです。サウナも1週間程度は避けます。

湯船やサウナがNGである理由は、飲酒や運動と同じように、身体を温めると血流がよくなり、腫れや内出血などにつながるためです。

1週間程度はシャワーで軽くすませるようにすると、腫れが軽減しやすいでしょう。

処方された薬を正しく使用する

手術後は、クリニックから処方された薬を正しく使用しましょう。クリニックからは次のような薬が処方されます。

  • 内服薬(鎮痛薬・抗生物質 など)
  • 外用薬(塗り薬・点眼薬 など)

薬が処方されるのは、腫れや赤みなどの症状を抑えるためです。必ず医師の指示に従って使用してください。

アイメイクを控える

傷口が治るまでは、なるべくアイメイクを控えましょう。アイメイクやクレンジングによる刺激が、まぶたの負担になってしまうためです。術後1~2週間程度が経過して、傷口が完全に治ってからのアイメイクがおすすめです。

眼瞼下垂手術後に腫れが長引く原因

眼瞼下垂に限らず、手術後すぐは腫れやむくみなどの一時的な症状が出ます。特に、切開を行う手術後の腫れは強めです。あらかじめ、「手術直後は腫れるもの」と考えて対策しましょう。

腫れが長引くのは患部への刺激や炎症などがおもな原因です。原因についてそれぞれ解説しますので、腫れを長引かせないための参考として、ぜひチェックしてください。

患部への刺激

患部への刺激は、術後の腫れが長引いてしまう代表的な原因です。洗顔やスキンケアでは、力を入れないよう気をつける必要があります。かゆみや違和感などがあっても、なるべくまぶたを触らないようにすることが大切です。

手術後は極力まぶたへの刺激を避けましょう。

患部の炎症

患部の炎症も、手術後の腫れが長引く原因です。傷口が治っていない状態で目元に触ってしまうと、雑菌が入って炎症を起こす可能性があります。腫れが悪化したときは、なるべく早めに医師の診察を受けましょう。

眼瞼下垂手術のダウンタイムについて

手術を受ける際は、あらかじめダウンタイムの期間や症状を知っておきましょう。なお、ダウンタイムには個人差があります。人によって傷が治るまでの期間は違うため、あくまで参考とお考えください。

ダウンタイムの期間

眼瞼下垂手術のダウンタイムは、術式によって期間が変わります。切開をともなう手術のダウンタイムは、おおよそ1~2週間程度です。傷痕が落ち着くまでは1か月程度かかると考えておきましょう。

ダウンタイムで見られる症状

眼瞼下垂手術のダウンタイムでは、腫れ以外にも次のような症状が多く見られます。

  • ドライアイになる
  • 違和感や圧迫感がある
  • 左右差が出る

症状について、ひとつずつ解説します。

ドライアイになる

眼瞼下垂の手術後は、ドライアイが起こりやすくなります。おもな症状は、目の乾き・まぶしさなどです。また、目ヤニが出る場合もあるでしょう。

ドライアイの症状が出た場合、通常は1~3か月程度で落ち着きます。対策として、クリニックで処方された点眼薬を使用してください。日中の外出時はサングラスを使用するとよいでしょう。

違和感や圧迫感がある

手術後には、目の中に異物が入ったような違和感や、圧迫感が生じる場合もあります。違和感・圧迫感などが生じるのは、手術の際に糸で筋膜を固定するためです。

大抵は1~2週間で落ち着きます。症状が強く気になるときや長引くときは、再手術が必要となる場合もあります。

左右差が出る

眼瞼下垂手術後は、左右の開き具合に差が出る場合があります。左右差が出る理由の多くは、術後すぐは腫れやむくみなどが出るためです。

開き具合の差は3~6か月程度で落ち着くでしょう。時間が経っても左右差が大きいときは再手術が必要になる場合もありますので、クリニックで相談してください。

眼瞼下垂手術後の腫れは対策次第で早く治すことが可能!

眼瞼下垂手術では切開を行うため、術後はダウンタイムによる腫れが出ます。手術後に出る腫れは一般的なものであることから、それほど心配する必要はありません。

腫れを早く治すためにも、手術後1週間は運動や入浴、アイメイクを控えましょう。気になるかもしれませんが、傷口が落ち着くまでは患部を触らないよう注意が必要です。

対策次第で、眼瞼下垂手術後の腫れは早く治せます。腫れが長引く場合や痛みが強い場合は、クリニックで医師に相談してください。

眼瞼下垂の治療には手術が必要です。治療を検討している方は、あらかじめ手術にどのようなリスクがあるのか把握しておきましょう

本記事では、眼瞼下垂手術を受けることによるリスクや、クリニック選びのポイントを紹介します。眼瞼下垂を放置するリスクについても紹介しますので、ぜひ参考としてご覧ください。

眼瞼下垂手術によるリスク

どのような手術にもリスクはつきものです。眼瞼下垂手術の場合、次のようなリスクがあります。

  • ダウンタイムがある
  • まぶたが上がり過ぎる
  • 左右差が出る
  • 視力低下の可能性がある
  • 傷痕が残る
  • 再発するおそれがある

ひとつずつ紹介しますので、手術の参考としてご覧ください。

ダウンタイムがある

眼瞼下垂手術後にはダウンタイムがあります。ダウンタイムで多く見られるのが、腫れやドライアイなどの症状です。また、違和感や圧迫感が生じる場合もあります。

腫れを早く治すためには、手術後はこまめに患部を冷やすことが大切です。炎症を防ぐために、患部にはなるべく触れないよう気をつけましょう。クリニックで処方された薬は、必ず医師の指示どおりに使用してください。

ダウンタイムは、手術後は誰にでも起こり得るものです。あらかじめカウンセリングでダウンタイムについての説明を受け、納得したうえで手術を受けましょう。

まぶたが上がり過ぎる

眼瞼下垂手術で考えられるリスクのひとつが、まぶたの上がり過ぎです。手術では、筋肉を短くしたり糸で結んだりして、まぶたが上がるようにします。その結果としてまぶたが上がり過ぎると、ドライアイを引き起こしてしまうのです。

手術の直後に起こる一時的なドライアイなら、時間が経つと落ち着くでしょう。時間が経過しても落ち着かない場合は、再手術が必要になるかもしれません。経験豊富な医師による施術なら、まぶたの上がり過ぎを防げるでしょう。

左右差が出る

眼瞼下垂手術には、まぶたに左右差が出るリスクもあります。手術直後は腫れによって左右差が出ることも多く、大抵は時間の経過とともに落ち着きます。まぶたの開き方に左右差が出るのは、筋肉の反応によるものです。

そもそも、人間の顔は左右対称ではないため、まぶたにも左右差があります。手術後に左右のまぶたが完全に同じ状態になるわけではありません。

極端に左右差が大きいようであれば、再手術が行われる場合もあります。

視力低下の可能性がある

非常に稀ではあるものの、眼瞼下垂手術には視力低下の可能性があります。目に近い部分の手術であるため、失明や視力低下が「絶対にない」とは断言できません。

特に注意したいのが視力低下です。手術によってまぶたを上げ過ぎて目が閉じにくい状態になると、角膜が傷ついて炎症を引き起こす場合があるます。

傷痕が残る

眼瞼下垂手術では、傷痕が残るリスクも考えておかなくてはなりません。

切開をともなう手術では、最後に傷口の縫合が必要です。傷痕が残っても目立たないよう、手術では二重のラインに沿って切開や縫合を行います。そのため、時間が経つと傷痕は目立たなくなる可能性が高いでしょう。

ただし、傷痕が残りやすい体質の方もいらっしゃいます。傷痕が残りやすい体質の方は、切らない眼瞼下垂手術も選択肢として検討してみてください。

再発するおそれがある

眼瞼下垂は、手術を受けても数年後に再発するおそれがあります。再発を防ぐために、眼瞼下垂の手術後はまぶたに負担がかからないよう気をつけましょう。

再発は、どちらかといえば若い年代の方に多く見られます。以下に該当する方は、特に注意が必要です。

  • まぶたを擦るクセがある
  • ハードコンタクトレンズを使っている
  • 過度なアイメイクをしている

手術後にまぶたが下がってきたからといって、必ずしも再手術が必要になるとは限りません。まぶたが下がってきたときは、再手術が必要なのかクリニックで相談してみましょう。

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが垂れ下がって見えにくくなってしまう病気のことです。

おもな原因は加齢で、40代を過ぎると眼瞼下垂の症状が徐々に出始めます。

初期の眼瞼下垂は、自覚症状がほとんどありません。しかし、進行すると上方が見えにくくなり、さまざまな症状が出てきます。

眼瞼下垂の代表的な症状

早い段階で気づくためにも、眼瞼下垂の症状にはどのようなものがあるのか知っておきましょう。初期・中期・後期にわけて、代表的な症状を紹介します。

初期の眼瞼下垂での症状

眼瞼下垂は、おもに加齢が原因で起こります。初期は少しずつまぶたが下がってくるのが特徴です。

また、まぶたが下がり二重の上にかぶさってくることで、二重が以前よりも狭くなったように感じる方もいます。

初期の段階では気になる自覚症状が少ないため、自分では気づかない方が多いでしょう。

中期の眼瞼下垂での症状

眼瞼下垂の症状が進んで中期になると、まぶたがまつ毛や黒目にかかってしまいます

中期に見られる代表的な症状は、次のようなものです。

  • 額にシワが寄る
  • 眉毛の位置が上がる
  • 二重の幅が初期より狭くなり、奥二重や一重のようにみえる
  • 上方が見づらい
  • まぶたが開けづらい

額にシワが寄ったり眉毛の位置が上がったりするのは、まぶたを開こうと力を入れるためです。そのまま放置していると、さらに症状が進んでいきます。

後期の眼瞼下垂での症状

後期になると、中期で出始めた症状が強くなっていきます。また、次のような症状も出てくるでしょう。

  • 黒目が半分以上隠れる
  • まぶたが重い
  • 頭が痛い
  • 肩が凝る

上まぶたのくぼみが目立つため、眼瞼下垂の症状が進むと老けた印象になります。顎を前に出すような姿勢も、後期の眼瞼下垂で見られる症状です。

眼瞼下垂の放置で考えられるリスク

手術は不安だと感じられるかもしれませんが、眼瞼下垂の放置にもリスクがあります。眼瞼下垂は、放置せず早めの治療がおすすめです。特に大きな2つのリスクをチェックしてみましょう。

症状が進行する

眼瞼下垂を治療せず放置していると、症状が進行します。初期の眼瞼下垂は自覚症状が少ないため、気づかない方も多いでしょう。しかし、治療を受けずに放置して中期・後期になると、見た目の変化や身体の不調などを引き起こします。

  • 視野が狭くなる
  • 二重の幅が狭くなる
  • 額にシワが寄る
  • 頭痛や肩凝りなどの症状が出る

機能面で問題がある眼瞼下垂は、保険適用での治療が可能です。症状が気になるときは、まずクリニックを受診してみましょう。

治療が難しくなる

眼瞼下垂を放置すると、治療が難しくなってしまうリスクもあります。

軽度の眼瞼下垂であれば、切らない手術で対応することも可能です。選択肢が多く、理想の目元にも近づけやすいでしょう。

しかし、症状が進行して後期になると、切開が必要になってしまいます。治療の選択肢を増やすためにも、眼瞼下垂は早めの治療を検討してみましょう。

眼瞼下垂手術のクリニック選びでのポイント

手術による失敗や後悔は避けたいものです。そこで、眼瞼下垂手術を受けるクリニック選びでのポイントを紹介します。

眼瞼下垂の治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

対応実績が多い

眼瞼下垂の手術を受けるクリニック選びでは、対応実績の多さが大きなポイントです。

人によって眼瞼下垂の症状には違いがあります。実績の多いクリニックなら、さまざまな経験をもとに適切な対応をしてくれるでしょう。

クリニックの公式サイトで、対応実績をチェックしてみてください。

カウンセリングが丁寧である

手術を受けるクリニック選びでは、カウンセリングの丁寧さも大切なポイントのひとつです。丁寧に対応してくれるクリニックなら、不安や疑問があっても相談しやすいでしょう。

自由診療の場合、綿密なコミュニケーションをとることで、希望に近い仕上がりが得られます。メリットだけでなく、デメリットも丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶのがおすすめです。

口コミでの評判がよい

口コミも、眼瞼下垂手術を受けるクリニック選びでのポイントです。手術に対する満足度やカウンセリング、術後のケアなど、口コミでの評判がよいクリニックを選びましょう。

ただし、口コミのすべてが真実であるとは限りません。真偽の判断がしづらい口コミも存在します。

口コミサイト、SNSなど複数の情報をチェックして、総合的に判断しましょう。

眼瞼下垂手術はリスクを把握することが大切!

眼瞼下垂を治療するためには手術が必要です。まぶたは開きやすくなるものの、手術を受ける際には注意しておきたいリスクもあります

クリニック選びに注意することで、眼瞼下垂手術によるリスクは減らせるでしょう。

リスクやクリニック選びのポイントを知ったうえで、手術による治療を検討してみてくださいね。

当院では、抗肥満薬を用いた体重減少を目的とした医医療ダイエットや、身体の特定部位を狙った部分痩せ治療を複合的にご提案可能です。

メディカルダイエットとは

医師の指導のもとで行われる、医学的・科学的根拠に基づいたダイエット治療です。

一人ひとりの体質や生活週間、目標に合わせて、過度な食事制限や運動を必要とせず、効率的に体重を落とし理想のボディラインを実現することを目的としています。

減量(ダイエット)を目的とした治療

内服薬・リベルサス(セマグルチド)

作用:GLP-1受容体作動薬でインスリン分泌を促進し、食欲を抑制します。

効果:一般的に2〜3ヶ月で体重減少を実感することが多いです。初期段階では食欲の抑制を感じることがありますが、体重の変化は徐々に現れます。

用法用量:通常、最初の1か月は3mgを1日1回服用し、2か月目から7mgに増量します。最大14mgまで増量可能です。

内服薬・メトホルミン(内服薬)

作用:肝臓での糖新生や消化管からの糖吸収を抑制します。

効果:体重減少が見られるまでに通常6ヶ月から1年程度かかります。初期の効果は緩やかで、1年間で数kgの減少が期待されます。

用法用量:成人の場合、1日2回、食直前または食後に服用します。1日500mgから開始し、維持量として750~1,500mgを服用します。

注射薬・マンジャロ(チルゼパチド)

作用:GIP/GLP-1受容体作動薬で、インスリン分泌を促進します。

効果:一般に1〜2週間で食欲抑制を感じ始め、3〜6ヶ月で徐々に体重減少がみられます。

用法用量:週1回2.5mgから開始し、4週間後に5mgに増量します。その後、必要に応じて段階的に増量可能です。

部分痩せ(痩身)の治療

脂肪溶解注射(カベリン)

作用:注射部位の脂肪の溶解を促進し、体外へ排出します。

効果:部分的な脂肪減少が期待でき、リバウンドしにくいとされています。

施術(15分程度):4週間おきに3~5回程度が推奨されます。頬には4~6cc、あご下には4~8ccの注入が目安となります。

リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着

リニアハイフ(高密度焦点式超音波)

作用:皮下のSMAS層に均一に熱エネルギーを与えます。

効果:脂肪溶解、皮膚のタイトニング、肌質改善が期待できます。

施術(20分程度):4週間おきに5回程度が推奨されます。リニア4.5mmのカートリッジを使用し、主に二重あごやフェイスラインの治療に使用します。

リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着、軽度熱傷

ボルニューマ(高周波RF)

作用:真皮層と脂肪層浅層に均一な熱エネルギーを与えます。

効果:たるみ改善、肌の引き締め、コラーゲン生成促進が期待できます。

施術(20分程度):4か月おきに施術を継続することが推奨されます。効果は施術直後から1か月後にかけて作用していきます。

リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着、軽度熱傷

クールスカルプティング(慶應義塾大学病院・木曜)

作用:脂肪細胞を冷却して破壊し、体外に排出します。

効果:部分的な脂肪減少が期待でき、リバウンドしにくいとされています。

施術(40分程度):1回の施術で脂肪層の約20%を減少させます。

リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、色素沈着、逆説的過形成など

詳細(用法用量・治療適応・副作用・料金)

リベルサス

具体的な用法用量

  • 開始用量: 3mg(1日1回)、維持用量: 7mg(1日1回)、効果不十分な場合は14mgまで増量可能
  • 服用方法: 朝食前の空腹時に服用し、30分間は飲食を避ける

治療適応外となる方

  • 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
  • 急性膵炎または慢性膵炎、甲状腺疾患の既往歴がある方
  • 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
  • その他医師が不適当と判断した場合

リスク副作用

  • 主な副作用: 悪心、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛など
  • 重大な副作用: 急性膵炎、低血糖症状(冷や汗、吐き気、手足の震え、ふらつき、脱力感)
  • その他予期しない副反応

料金

リベルサス3mg 30日分(30錠):9,000円(税込)

リベルサス7mg 30日分(30錠):15,000円(税込)

メトホルミン

具体的な用法用量

  • 開始用量: 1回250mgを1日2回(朝と夜)、維持用量: 1日750~1,500mg
  • 服用方法: 1日2~3回に分けて、食事直前または食後に服用

治療適応外となる方

  • 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
  • 過度のアルコール摂取をされる方
  • 利尿剤の内服中の方
  • 乳酸アシドーシスの既往がある方
  • 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
  • その他医師が不適当と判断した場合

リスク副作用

  • 主な副作用: 下痢、倦怠感、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみ
  • 重大な副作用: 乳酸アシドーシス(下痢、倦怠感、筋肉痛、過呼吸、脱水、低血圧、意識障害など)
  • その他予期しない副反応

料金

メトホルミン250mg 30日分(60錠):5,500円(税込)

メトホルミン500mg 30日分(60錠):8,800円(税込)

マンジャロ

具体的な用法用量

  • 初期用量: 2.5mg(週1回皮下注射)~5mg
  • 用量調整: 状態に応じて段階的に調整

治療適応外となる方

  • 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の方
  • 低血糖を起こすリスクの高い方
  • 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
  • その他医師が不適当と判断した場合

リスク副作用

  • 主な副作用: 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退
  • その他の副作用: 注射部位の反応(赤み、腫れ、痛み)、浮動性めまい、味覚障害
  • 重大な副作用: 急性膵炎、胆石症
  • その他予期しない副反応

料金

マンジャロ2.5mg 2週間分:15,000円(税込)

マンジャロ5mg 2週間分:20,000円(税込)

休診日変更のお知らせ

平素より当クリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、2025年4月1日より、当クリニックの休診日を変更させていただくこととなりましたので、お知らせいたします。

変更後の定期休診日:

  • 毎週木曜日
  • 第2、第4月曜日

変更により、ご不便をおかけする場合もございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

なお、その他の診療時間につきましては、従来通り下記の通りとなります。

営業時間:10:10~18:30(最終受付17:50)

ご不明な点やご質問がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先:
電話:03-6820-0627

今後とも、最高品質の美容医療サービスをご提供できるよう、スタッフ一同努めてまいります。引き続きのご愛顧を心よりお願い申し上げます。

JSKINクリニック代表 牧野潤

この記事ではまぶたのたるみと眼瞼下垂の違いについて解説します。

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)とは

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)とは、加齢や紫外線、生活習慣などの影響でまぶたの皮膚が弾力を失い、余剰な皮膚が垂れ下がる状態を指します。

視野の遮りや目周りの老け感が目立つ症状として現れることがあり、治療法としては軽度の場合には超音波や高周波の機器を用いた治療やヒアルロン酸注射など、また中等度以上の場合には、上眼瞼皮膚切除術や眉下切開術などの外科的手術が行われます。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、まぶたが垂れ下がって視野が狭くなり、見えにくくなる状態のことです。初期の眼瞼下垂には自覚症状がほとんどないため、まったく気づかずに過ごしている人も多く見られます。

しかし、眼瞼下垂は進行する病気です。症状が進んでくると見えにくくなり始め、頭痛や肩凝りなどの症状が出る場合もあります。

まぶたのたるみと眼瞼下垂の違い

項目まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)眼瞼下垂
原因皮膚のたるみ(加齢、紫外線、摩擦など)まぶたを挙げる筋肉や腱膜の弱化、神経麻痺など
症状目を開けたときにたるんだ皮膚が垂れ下がり、見た目の老化や視野の遮りがおこる視野障害、額のシワ、肩こり、頭痛目を開けたときの開きが低下し、黒目にかかる範囲が大きくなる視野障害、額のシワ、肩こり、頭痛
治療法皮膚切除術、デバイス治療(ハイフやRF等)、ヒアルロン酸挙筋前転術(眼瞼下垂症手術)、切らない眼瞼下垂症手術
保険適用診察の上、保険適用となる場合あり。症状が認められない場合は原則自費治療。診察の上、挙筋前転術は保険適用の場合あり。切らない眼瞼下垂症手術は原則自費治療。

まぶたのたるみは主に皮膚の問題であり、見た目の改善が主な目的となることが多いです。ただしたるみの程度が強い場合はまぶたを開けにくくなり、眉毛の挙上、頭痛や肩こりの原因となる場合があります。そのような強い症状が認められる場合は、症状改善目的の治療として、保険適用となることもあります。

眼瞼下垂まぶたを引きあげるための筋肉や腱膜の問題であり、視野障害や生活の質に影響を大きな与えるため、治療を目的とする場合は保険適用になることが多いです。

症状が似ているため、正確な診断を受けることが重要です。形成外科や眼科での診察を通じて、自分の状態に合った治療法を選択することをおすすめします。

外見的な違い

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)は、上まぶたの皮膚の弾力が低下し、余剰な皮膚が垂れ下がることで目元が重たく見えたり、まつ毛の根元が隠れるほど皮膚が下がるといった状態を指します。

結果として、老けた印象や疲れた印象、元々よりも目が小さくなったように感じることがあります。加齢や紫外線ダメージ、生活習慣(喫煙や睡眠不足)、遺伝的要因、さらに長期間のアイメイクなどが影響しうるといわれています。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、上まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能低下によってまぶたが下がり、瞳孔にかかって目が開きにくくなる状態を指します。

額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げようとするため、額に深いシワができたり、眠たそうな表情や目つきが悪く見えることがあります。

その原因には生まれつき筋肉が発達していない先天性や、加齢、ハードコンタクトレンズの長期使用、外傷、神経麻痺などの後天性が含まれます。

視野への影響の有無

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)

視野への影響

  • 軽度の場合、視野への影響はほとんどない。
  • 重度の場合、垂れ下がった皮膚が視界を遮ることがある。
  • 視野障害が発生する場合は、特に上方視野が狭くなる。
  • 症状が進行すると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどの二次的な症状が現れる。

眼瞼下垂

視野への影響

  • 視野障害が顕著で、特に上方や外側の視野が狭くなる。
  • 視界を確保するために、頭を後ろに傾けたり、眉を上げたりする姿勢を取ることが多い。
  • 症状が進行すると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどの二次的な症状が現れる。

診断のポイント

眼瞼下垂の診断基準

  • MRD(目を開けたときの上まぶたと黒目との距離)の測定値がおよそ3.5mm以下の場合、眼瞼下垂の可能性がある。
  • 視野障害や肩こり、頭痛などの付随症状がある場合は、それが眼瞼下垂によるものなのかについて、形成外科医への相談がおすすめ。

まぶたのたるみとの違い

  • まぶたのたるみは主に皮膚の余剰が原因で、視野への影響は軽度。
  • 眼瞼下垂は筋肉や腱膜の問題が原因で、視野障害や機能的な問題を伴う。

専門医の受診

  • 形成外科医への相談がおすすめだが、眼科や美容外科でも相談可能。
  • 形成外科では、保険適用・保険適用外(自費治療)の両方で対応できることが多い。
  • 眼科では眼球の異常がないかの検査や、一部の保険適用手術に対応が可能。
  • 美容外科では原則すべて自費治療となることが多く、医院に事前に確認が必要。

まとめ

まぶたのたるみと眼瞼下垂は原因や症状が異なるため、適切な治療法を選ぶことが重要です。

まぶたのたるみは皮膚の弾力低下が主な原因で、軽度の場合は非外科的治療、重度の場合は皮膚切除術が有効です。

一方、眼瞼下垂は筋肉や腱膜の機能低下が原因で、視野障害を伴うことが多く、挙筋前転術などの手術が必要になります。気になる方は、専門医に相談し、正確な診断を受けましょう。