この記事では慶應義塾大学病院でおこなっている、『リストカットのきずあと治療』に関する情報について解説します。
昔のリストカットによるきずあとにお悩みの方はご相談ください
これまでの過去で、精神的に不安定な時期、つらい時期というのは誰しもが経験するものです。
その過程のなかで、リストカットというかたちできずあとを残してしまう方の割合は、実は決して稀というわけではありません。
そのような場合、たとえ現在は気持ちも落ち着き、新たに前向きな生活を改めて始めていこうとしても、そのきずあとを見るたびにつらい過去を思い出しまい、悲しい気持ちになってしまうことがあります。
さらに周囲の目が気になってしまい、着られる服装が制限されてしまったり、新たな環境に身を置くことに消極的になってしまうこともあります。
そのきずあとを完全に消し去り、元の状態に完全に戻す、ということが究極の理想ですが、高度に進んだ現在の医療をもってしても、それはまだまだ難しいというのが現状です。
しかしながら、一人ひとりのきずあとの状態に合わせた治療を計画することで、きずあとをより目立ちにくくしたり、より気になりにくくさせることは可能になっています。
きずあと研究の第一線をリードしてきた慶應義塾大学病院では、様々な治療方法をご提案可能です。
このような方に治療をおすすめします(治療適応)
・リストカットによるきずあと治療について、まず専門家の医師に相談したい
・きずあとを見るたびに消極的な気持ちになってしまう
・より前向きな生活を送るため、きずあとの治療を送りたい
・周囲の目がきになり、生活が著しく制限されている
など
慶應病院における治療体制
きずあと治療の実績がある、形成外科専門医が治療を担当します
慶應義塾大学形成外科では、歴史的にながらくきずあと研究や治療の第一線をリードし、多数の報告・論文執筆をおこなっております。
実績と知見を持った慶應の形成外科専門医が、診察・治療・治療後のフォローを含めて対応していきます。
手術やレーザーなど様々な選択肢をご提案可能です
慶應義塾大学病院では20以上の手術室を整備し、局所麻酔による小手術から、全身麻酔を用いた高度手術まで広く対応しています。
また外来にはフラクショナルレーザーも配置しており、状態に合わせた治療方針のご相談が可能です。
全身麻酔や入院の対応も可能です
リストカットのきずあと治療においては、局所麻酔・日帰りの手術またはレーザー治療をおこなうこともあります。
一方で、局所麻酔の手術であっても数日の入院加療が望ましかったり、全身麻酔での手術が必要(その場合は原則入院も必要)となったりする場合もあります。
当院では日々多くの入院・手術対応をおこなっており、同様のプロセスで安心して治療に向き合っていただくことが可能です。
(年間のべ入院患者数:約30万名、年間のべ手術患者数:1万5000名)
総合病院ならではのチーム医療を実践しています
国内でも屈指の規模を誇る大学病院であるため、きずあと治療を専門とする形成外科の他にも、麻酔科・精神科など治療をさらにバックアップする専門家の医師も多く在籍しています。
また、外来・病棟ともに専属の看護師やその他スタッフがおり、お悩みやご不安にも寄り添いながら、最良の治療となるお手伝いをしております。
また救急センターは24時間365日稼働しており、万が一の緊急対応が必要になった場合なども、バックアップできる体制があります。
リストカット跡の治療方法
切除術
きずあと自体を除去し、改めて丁寧に縫合することで目立ちにくくさせます。
きずの数が少なく、かつきずの幅が広い場合などに有効な可能性があります。
薄型採皮+90度回転法
きずあとがある部分の皮膚を薄く削り、そのあとにきずあと部分を除去します。削った皮膚に加工をほどこし、きずの方向が変わるように90度回転させた状態で、皮膚を再度移植し固定します。
きずの数、幅、範囲などに合わせて治療を計画します。
他部位からの植皮術
きずあとがある部分の皮膚を、深い部分のみを残すかたちで除去し、身体の他の部分から採取した皮膚を移植します。
下腹部、上腕、大腿などから状態に合わせて皮膚を採取します。
きずの数、幅、範囲などに合わせて治療を計画します。
レーザーによる方法
フラクショナルレーザー、炭酸ガスレーザーなどによりきずをぼやかしたり、より平坦にしたり、違うきずあとのようにする手法もあります。
比較的狭い範囲のきずあとや、簡便な方法での治療がご希望の場合などに有効な可能性があります。
料金
リストカットのきずあと治療は原則保険適応の対象外となり、全額自己負担の治療対象となります。
いわゆる病気・ケガとは異なり、整容面を重視した治療であるため、当院でも専門の美容外来にて診察をおこなっております。
治療適応となる範囲、治療方法、麻酔の方法、入院の有無などによって異なるため、実際の状態を診察したうえで、料金を含めた方針のご相談が可能です。
カウンセリングのご予約方法
慶應病院大学病院 美容医療外来
お電話でのご予約
専用の電話回線がございます。
03-5363-3858
受付時間:平日8:40~16:30
休診日:土曜日、日曜日、祝日、国民の日、年末年始
webでのご予約
HPから24時間便利なweb予約を受け付けております。
https://bldg3y.hosp.keio.ac.jp/aesthetic/
慶應義塾大学病院 美容医療外来
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 慶應義塾大学病院 3号館3Y受付
診療時間:平日8:40~16:30
休診日:土曜日、日曜日、祝日、国民の日、年末年始
お電話:03-5363-3858
HPからwebご予約可能 https://bldg3y.hosp.keio.ac.jp/aesthetic/
※本記事執筆の牧野医師担当日:木曜午後
JSKINクリニック(初回カウンセリングのみ対応可能)
初回カウンセリングのみ、JSKINクリニックでの対応も可能です。
※(火)・(水)・(金)が対応可能
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
日比谷線・JR線八丁堀駅より徒歩2分
有楽町線新富町駅より徒歩4分
執筆者
JSKINクリニック医師 牧野潤
慶應義塾大学医学部卒業。形成外科学会認定専門医。
在学中にシンガポール国立大学留学。卒業時に医師免許取得後、株式会社ボストンコンサルティンググループにて医療・IT分野で従事。初期臨床研修後、慶應義塾大学医学部 形成外科に入局。以降、慶應義塾大学病院及び関連病院にて勤務。2021年11月にJSKINクリニック東京銀座を設立。2024年6月に慶應義塾大学病院 美容外来を開始。
現在、JSKINクリニック代表医師、慶應義塾大学医学部 形成外科 助教。
日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)正会員。形成外科・美容外科学会にて口演及び登壇多数。
当院では多くの院内美容施術をご提供していますが、もちろん日々のご自宅でのスキンケアも、美肌には大切になります。
医療機関でのみ取り扱い可能なドクターズコスメも数多く存在していますが、目的・タイプに合わせてセレクトしたもののみを院内でお求めいただけます。
クレンジング
- ビューティフルスキン オイルフリークレンジング
- エムディア スピーディークレンジングジェル
- コラージュ リペアクレンジングミルク
洗顔
- ゼオスキン エクスフォリエーティングクレンザー
- ビューティフルスキン バランスケアウォッシュ
- ビューティフルスキン モイストケアウォッシュ
- エムディア ウォッシングフォーム
- ナビジョンDR クレンジングフォーム(R)
化粧水
- ゼオスキン バランサートナ―
- ビューティフルスキン バランスケアローション
- ビューティフルスキン モイストケアローション
- ナビジョンDR TAホワイトローションn
- ナビジョンDR TAバリアローション
- コラージュ リペアローションとてもしっとり
- ピュレアジー カーミングフェイシャルミスト
乳液・クリーム
- ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンⅡn
- コラージュ リペアミルク
- WiQo 保湿ナリシングクリーム
- ナビジョンDR TAバリアクリーム
- THE POWER MTクリーム
- コラージュ リペアクリーム
ビタミンA
- ゼオスキン デイリーPD
- ビューティフルスキン バランスケアジェルクリーム
- ビューティフルスキン モイストケアジェルクリーム
- ゼオスキン Wテクスチャーリペア
- ゼオスキン スキンブライセラム0.25
ハイドロキノン・美白剤
- ゼオスキン ミラミン
- THE POWER HQクリーム
- ゼオスキン ブライタライブ
- WiQo ライトニングセラム
角質ケア
- ゼオスキン エクスフォリエーティングポリッシュ
- WiQo スムージングフェイスフルイド
- コラージュ ホワイトピール
- ロート DRX AZAクリア
ビタミンC
- ピュアメル リセットVitaC美容液
- ビューティフルスキン Cリンクエッセンス
パーツケア
- ゼオスキン ハイドラファーム
- リビジョン ユースフルリップ
- ルミガン
日焼け止め
- プラスリストア
- UVローション
- サンソリッド Uvlockベースクリーム
- ナビジョン TAホワイトプロテクトUV
- クリスタルトマト ビヨンドサンプロテクション
- サンソリット UVlock
たくさんの種類のなかから、ご自身にあったものを選ぶのもひと苦労と感じられる方も多いかと思います。
当院では専用のカウンセリングルームを設けており、他施術後のついでに、ご相談いただくことも可能です。
ご希望の方はお気軽にスタッフまでお声がけください♪
毛根のメラニン色素に反応し、毛根を破壊するレーザーを照射します。
厚生労働省承認の、熱破壊式のレーザーを使用しています。肌質や毛の状態を踏まえ、複数の出力や波長を組み合わせることが可能です。
短時間で治療を受けられ、男性にとっても変化を実感できる美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページには男性のヒゲ・顔の医療レーザー脱毛治療について、慶應大学形成外科専門医が解説します。
男性のヒゲ・顔脱毛は目に見える効果が実感しやすい部位
男性のお顔ではヒゲはもちろん、頬などのうぶ毛もしっかりと生えていることが多いです。
ヒゲの毛は太く、かつ直角に生えているため、しっかりと深くまでレーザーを到達させる必要があります。
そのようなポイントを踏まえて適切な治療をおこなえば、見た目・肌触りの両方で治療の効果がはっきりと感じやすい部位であるともいえます。
男性のヒゲに関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- 毎朝の貴重な時間を使ってヒゲを剃るのが面倒
- かみそり負けで肌が荒れたり出血したりする
- ひげ剃りをした後も青ひげが目立つ
- ひげが似合うわけではないので今後伸ばすこともない
ヒゲ脱毛で期待できる理想的な状態
- ヒゲ剃りをしなくてもよい、または簡単に剃れるので、毎朝の貴重な時間が確保できる
- かみそり負けをしなくなり、肌質が改善する
- 青ひげがなくなり、すっきりとした印象になる(いわゆる清潔感がある、といわれる状態)
理想的な状態を目指すことで、正面からだけでなく、斜め・左右からお顔を見た姿がきれいに整う効果があります。
また、医療レーザーによるヒゲ脱毛は毛根に不可逆的な変化をもたらす治療であるため、しっかり効果が出れば長期にわたってその効果が持続する、という圧倒的メリットがあります。
そのため、いずれやるのであれば、早めに治療を開始するに越したことはないと考えます。
男性のヒゲ・お顔の医療レーザー脱毛
医療レーザー治療とは
「医療レーザー脱毛」は、ご希望に応じた特定の身体エリア(例:顔全体、VIO、全身、など)に対して、医療従事者のみが取り扱える専用のレーザー機器を用いて、根本的に毛をなくし、すべすべ・さらさらな肌をもたらす治療サービスです。
当院での治療費は、それぞれのエリアに応じた一定の料金となっています。
ヒゲなどの毛に対して医療レーザー脱毛が有効な理由
医療に用いるレーザーは、毛に含まれているメラニン色素に対して選択的に作用することが特徴です。
この「選択的」というのが重要です。なぜなら、治療目的となる毛にはダメージを与えつつも、他の皮膚の要素(コラーゲンやヘモグロビンなど)へのダメージは最小限にとどめることができるからです。
この絶妙な設定が可能な波長のレーザーを用いて、絶妙な照射時間(パルス幅)を設定して照射することが、合併症をおさえながら脱毛効果を出すうえで必須になります。
特にヒゲは太く、直角に深く生えているため、いわゆる蓄熱式レーザーや、熱破壊式で一般に用いられる波長(アレキサンドライトレーザー)のみだと、効果が頭打ちになる場合があります。
しっかりと深くエネルギーが到達する波長(YAGレーザー)を組み合わせて治療をおこなうことが重要です。
当院のメンズヒゲ脱毛のポイント
施術1回あたりの効果が高い
当院では現在、厚生労働省承認機器であるGentle Max Proを導入しております。
医療レーザー脱毛で通常用いられるレーザー(アレキサンドライト)だけでなく、ひげ脱毛により効果的なレーザー(YAGレーザー)も搭載しています。
発毛組織をダイレクトに、より効率的に破壊することで効果を最大化します。
状態や経過に応じて複数の波長を組み合わせて施術をおこなうことで、同じ回数でも最大限の効果を出すように工夫をしています。
同日に美肌施術も受けることが可能
当院では医療脱毛に限らず、幅広く美容施術をご提供しています。そのため、脱毛をしがてら、さらに美肌になる施術をまとめて受けることができます。
例えば、肌荒れが強かったり、レーザー脱毛後の赤みが出やすい方などは、レーザー後にエレクトロポレーション(美容導入療法)をお受けいただくことが可能です。
または、皮脂のつまりが強い方などは、刺激の少ないマイルドなピーリングを受けていただくことも可能です。
ご希望に応じて、機械枠に余裕があればご案内が可能です。
(ご予約時にご希望をあわせてお伝えいただれば機械をあらかじめ押さえておくことも可能です)
痛みにも最大限の配慮
ひげの医療レーザー脱毛は、その痛みについてもご不安を感じられる方も多いです。特に初めての方、ひげの濃い方などは比較的痛みが強いといえます。
私も痛みには弱い方なので、ご不安はよくわかります(笑)
当院では、アイスを用いて冷やしながら、ご希望に応じて麻酔クリームを事前塗布することが可能です。
LINEのデジタル診察券からいつでも予約が可能
お仕事や生活の合間をぬってご来院いただくにあたり、簡単に空き状況の確認や、即時予約ができるようシステムが整備されました。
医療レーザー脱毛の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
洗顔・セッティング
安全に施術をおこなうために、施術部位のふきとり又は洗顔をおこなっていただき、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。
レーザー施術(10~15分程度)
肌の状態を再度確認して、女性看護師による照射施術を開始していきます。
照射ごとにゴムではじかれたような痛みがあります。
当院では、痛みをなるべく緩和できるよう、レーザー照射前に麻酔クリームを塗布することも可能です。(約15~20分程度、別料金)
また、施術部位を冷やしながら施術をおこなうことで、さらに痛みを緩和させることも可能です。
レーザー治療を行う場合は、強い光から目を守るために施術は目を保護した状態で行います。
アフターケア・経過診察
治療後から普段通りの生活が可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています。
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
定期的・継続的な治療
効果実感には個人差がありますが、合計10回程度は必要になります。
定期的な施術間隔で継続することで、より高い効果を期待できます。
- (~5回目)4~6週ごと、(6回目~)6~8週ごと
治療例
治療の概要
料金
※web予約時のパーツ分けについて:Sパーツ(ひげ3部位、顔全体、首まえ、ワキ)・Mパーツ(前腕、腕全体、下腿、脚全体)となります。
※ご希望の方には照射前に麻酔クリームの使用が可能です(顔・首エリア対象、1部位目3,300円、2部位目以降2,200円)
※前日にご自身で施術箇所の剃毛(毛穴から毛が出ていない状態)をお願いいたします。安全上、剃り残し部分は該当箇所を避けての照射となり、施術消化扱いとなります。
※剃り残し部分の照射ご希望の場合、スタッフによる剃毛処置料がかかります。(個別部位ごと5,000円(税込))
※剃毛処置に時間を要す場合やご到着遅れの場合、規定の施術時間枠の延長は原則できません。
施術にかかる時間
ヒゲエリアのみの場合は、およそ10分程度で施術が可能です。
顔全体での場合でも、10~15分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
治療後、当日は赤みやかゆみが出ることがあります。
当日から洗顔、スキンケアが可能です。
痛み
照射ごとにゴムではじかれたような痛みがあります。
当院では、痛みをなるべく緩和できるよう、レーザー照射前に麻酔クリームを塗布することも可能です。(約15~20分程度、別料金)
また、施術部位を冷やしながら施術をおこなうことで、さらに痛みを緩和させることも可能です。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 洗顔: 当日から可
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
回数・周期
効果実感には個人差がありますが、合計10回程度は必要になります。
定期的な施術間隔で継続することで、より高い効果を期待できます。
- (~5回目)4~6週ごと、(6回目~)6~8週ごと
治療を受けられない方
以下に該当する場合は、レーザー治療による副作用が増強するおそれがあるため、原則治療をおすすめしません。
- 肌の状態: 日焼けの影響が強く出ている方、スキンケア(レチノール、ニキビ治療薬など)の赤み、皮むけなどが強く出ている方、肌が極度に乾燥している方、他治療でのダウンタイムがまだ続いている方
- 他: 光感受性を高める薬剤を服用している方、炎症性皮膚疾患、感染性皮膚疾患の方、生理中の方や色素沈着が強い方(女性VIOエリアの場合)
副作用・リスク
毛根に非可逆的なダメージを加える治療のため、以下のような反応が出る場合があります。症状が強い場合は経過フォローをおこないます。
- 一時的副作用
発赤、掻痒感、膨疹、毛嚢炎: 施術直後からみられ、数日でほぼ消失します。1週間程度持続する場合があります。
静脈の反応: 皮下静脈が多い場合(特に腕や脚)に、レーザーが血管中のヘモグロビンに反応することで赤みや痛みが出る場合があります。2週間以上持続することがあります。
炎症性色素沈着: 治療後に炎症性色素沈着が数週間~数か月持続する場合があります。※特に元々色素沈着がある場合(VIOエリアや日焼けの影響が出ている部位など)
表皮焼け: 治療後翌日から黒いかさぶたができ、1~2週間程度持続することがあります。※特に地肌が黒めの方(日焼け、色素沈着、肝斑など)
生え際の脱毛: 生え際近くの照射をご希望の場合(眉まわりなど)、レーザーの影響で生え際が一部欠け数週間~数か月持続する場合があります。 - 長期的副作用(稀)
重度熱傷による色素沈着・色素脱失・瘢痕化
硬毛化(えら、肩、うなじなどで、一部が逆に毛が太くなる稀な現象)
最近では、脱毛施術にまつわるトラブルが増えています。非医療機関での脱毛、資格を持たないスタッフによる照射トラブル、施術後のアフターケア不足による火傷等など様々報告されています。
一方で、医療脱毛でも少なくない報告があがっています。医療脱毛は出力設定が強いため、照射時の痛みや合併症、治療後の肌トラブルのリスクがゼロではありません。もちろん施術の技術・リスク管理次第でトラブルを極力避けることが可能です。
そのため、脱毛における機械・クリニック選びは重要といえます。
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分
ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果があり、短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページには目尻・目元へのボトックス治療について、慶應大学形成外科専門医が解説します。
目まわりのシワは早めの対策と予防が効果的な部位
目尻や目の下にしわが寄っていると、自分が思った以上に老け感が出ることがあります。特に目の周囲(眼瞼)はお顔の中でも非常に皮膚が薄い部分であり、加齢による影響が早くから出る部分でもあります。
ボトックスによる目周りのシワ治療とは、原因となる眼瞼周辺の表情筋にボトックスを注射することでシワを改善させ、より明るい・若々しい状態をもたらす治療です。
加齢だけでなく、悩みやストレス、表情の癖などが原因でできる目周りのシワを薄くし、若々しい印象を取り戻すことができます。
短時間で治療を受けることができ、治療後はなにごともなかったように日常生活に戻れるので、手軽にシワ改善ができるのが人気の理由でもあります。
しかしながら、しわの形成を繰り返し、すでに何もしなくても深く刻まれてしまっている場合には、ボトックス注射をしても効果が乏しい可能性があります。
目尻・目の下に関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- 深い目周りのシワがお化粧をしても隠れず、むしろ目立ってきた
- 表情の動きでシワがくっきり出るため、笑うときも控えめにしないといけない
- 皮膚のたるみやシワが出てきて、昔より目元の印象が弱まってきた気がする
- 目周りのシワが深くなっていくのを早めに予防したい
加齢や日々の生活に伴う眉間の変化
年齢が上がるにつれ、骨格(眼窩を構成する顔面骨)が萎縮したり、皮下組織が薄くなってきたり、まぶたの皮膚自体のたるみが出てくることにより、表情の変化がダイレクトに出てくるようになります。
それによりシワが目立つようになり、なんとなく老けたような印象につながりやすくなるといわれています。
日常生活では絶えず表情は変化しており、場合によっては1日に何百、何千もシワ寄せの運動をしてしまっているかもしれません。
理想的な目尻・目の下の状態
- 笑顔などの表情時に、細かいシワができない(少ない)状態
- 表情の有無によらず、目周りの皮膚にハリがあり、シワが刻まれていない状態
- 上記の状態を予防できていること
理想的な状態を目指すことで、正面からだけでなく、斜め・左右からお顔を見た姿がきれいに整う効果があります。
また、ボトックス治療により眉間のシワが将来的に刻まれるのを予防する効果もあるため、20,30代から定期的な治療を継続される方も多くいらっしゃいます。
目尻・目の下のボトックス治療
ボトックス治療とは
シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。
1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。
顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたりすることが可能です。
目尻・目の下のボトックス治療が有効な理由
目尻や目の下にできる細かいシワに関係しているのは、眼輪筋(orbicularis oculi)になります。
- 眼輪筋: 目の周りを取り囲んでいる薄い筋肉で、収縮によってまぶたを閉じる作用があります。
この眼輪筋の作用によって、笑ったときや、力強く目を閉じた際に、目尻や目周りに細かいシワができます。
特に、加齢に伴い肌の弾力性が落ちてくると、この表情ジワが癖となって刻まれ、表情を作らなくてもくっきりと小じわが目立つようになってきます。
それでは、シワのある部分にやみくもにボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。
正しい解剖学的知識と、適切な手技、注入量の調整が必要になります。
ご本人の実際のしわの寄り方を確認したうえで、注入するポイントと注入量を決めていきます。
たとえば、
- 目尻の細かいちりめんジワ ⇒ シワの状態を確認したうえで、目尻の端から約15mm程度離れたポイント、及び眼輪筋の走行に合わせて上下にポイントを追加します。
- 目の下の細かいシワ ⇒ こちらもシワの状態を確認したうえで、目の中央から約8mm程度下のポイント、及びそこから約6mm程度外側に追加のポイントを置きます。
なお、眼輪筋は皮膚直下の薄い筋肉であるため、浅い層に薬剤を留める必要があります。また、皮膚のたるみ具合によっても治療適応が変わるため、事前の診察が重要です。
そのような立体的な筋肉の走行に合わせて注入を行うことで、筋肉をピンポイントに緩め、シワが改善される効果が期待できます。
当院の目尻・目の下ボトックス治療のポイント
- ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。筋肉のつき方やシワのでき方は個人差があり、施術者による適正な評価が重要です。
- ボトックス治療とヒアルロン酸治療を併用して、より効果的な治療をおこなうことも可能です。
- 最上級品質の製剤であるアラガン社のボトックスビスタを使用しています。
ボトックス治療の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
洗顔・セッティング
安全に施術をおこなうために、施術部位のふきとり又は洗顔をおこなっていただき、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
また施術前後の状態をフォローできるよう、写真記録をおこなう場合があります。
施術時は専用の個室で電動ベッドにおかけいただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。
ボトックス注入施術(5分程度)
現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。
アフターケア・経過診察
当日夜以降、洗顔やお化粧も可能です。
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています。
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
施術から3日後~1週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
定期的・継続的な治療
ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。
2回目は3~4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
治療例
治療の概要
施術にかかる時間
1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
当日夜から洗顔、お化粧が可能です。
まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
(その場合はお化粧は翌日以降からをお勧めする場合があります。)
痛み
針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
痛みに敏感な方の場合、施術部位を冷やしながら注入をおこないます。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 洗顔: 当日夜から可(相談により直後から可)
- お化粧: 翌日から可(相談により当日可)
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
効果のでかた
数日~1週間程度後から効果が出てきます。
2回目は3~4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
副作用・リスク
ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。
- 点状の内出血(数日~1週間程度)
- 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
- 施術部位の力がいれにくくなることによる違和感 など
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分
ボトックス治療はシワやたるみの改善効果・予防効果だけでなく、脇の発汗を抑制する効果もあります。短時間で治療を行えるため手軽な美容医療として最も普及している方法のひとつです。
本ページには脇汗に対するボトックス治療について、慶應大学形成外科専門医が解説します。
脇汗は日常生活でも困ることがある
暑い季節の外出中や、室内でも緊張しているときなど、脇汗をかきやすくなることがあります。
するとお洋服の脇部分に汗シミが出てきてしまったり、着られる服が制限されてしまうことがあります。
ボトックスによる脇汗治療とは、脇の皮膚にボトックスを注入することで、脇からの過剰な汗の分泌を抑制する治療です。
短時間で治療を受けることができ、治療後はなにごともなかったように日常生活に戻れるので、手軽に治療を受けられるのが人気の理由でもあります。
脇汗に関するよくあるお悩み
たとえば、以下のようなお悩みを持つ方は多いです。
- 脇汗のシミがいつも気になってしまう
- 手術をすることなく、手軽な脇汗対策をしたい
- 脇汗が不安なので、毎日制汗剤をつかっている
- 暑い時期だけでなく、緊張すると室内でも汗をかいてしまう
脇のボトックス治療
ボトックス治療とは
シワの改善や予防、さらには小顔効果などを数分の施術で手軽に行えるボトックス注入は、世界で行われている主流のアンチエイジング手法のひとつです。
メスを用いた切開を必要としないため、ダウンタイムがなくお忙しい方であっても無理なく施術を受けることができます。
1989年にアメリカで医薬品として承認され、現在は世界90か国以上で承認・使用されている薬剤です。女優さんや著名人が受けていたアンチエイジングを、今では同じクオリティでより一般に多くの方々が受けられる時代になっています。
顔のシワ以外にも、エラの張りを抑えて小顔効果・くいしばり改善をしたり、脇汗をおさえて汗シミの不安をなくしたりすることが可能です。
脇のボトックス治療が有効な理由
脇の発汗に関係しているのは、エクリン腺(eccrine sweat gland)という汗を出す腺になります。
- エクリン腺: 全身に分布している、汗を出すための腺です。汗自体は無臭で、ほとんどが水分であるためサラサラしています。
脇にある神経から、アセチルコリンが分泌されると、このエクリン腺から汗が出ます。
ボトックス治療は、このアセチルコリンの分泌を抑制するため、結果的に脇からの発汗が抑制されるというメカニズムです。
ただしやみくもに脇にボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。
十分なボトックスの量(単位数)、適切な手技が必要になります。
特に発汗を抑制するには皮膚成分にボトックスを注入しなければ効果が出ないため、必要以上に深く注入をしてしまうと、効果が落ちてしまいます。
そのように目的に合わせて注入を行うことで、発汗をピンポイントに抑制し、脇汗の改善効果が期待できます。
なお、ボトックス治療は発汗自体を抑制する治療である一方で、ワキガの治療(ニオイの治療)ではありません。
当院の脇ボトックス治療のポイント
- ボトックスビスタ認定医師の診察・カウンセリングのうえ、施術をおこないます。
- 脇の医療脱毛と治療を同日併用することも可能です。(脱毛施術後にボトックスをおこないます)
- 最上級品質の製剤であるアラガン社のボトックスビスタを使用可能です。費用を抑えて治療を継続しやすいよう、韓国製ボトックス(ボツラックス)も選択することが可能です。
ボトックス治療の流れ
医師診察
ご本人のお悩みや理想をお伺いし、さらに状態を直接診察したうえで、方針を検討します。
ボトックス治療の適応の有無を判断しつつ、より複合的な治療や別のアプローチが望ましい場合は、その可能性についてもご説明します。
基本的にホームページに掲載されている以外の費用がかかることはありませんが、かかる費用についても事前にご案内を差し上げています。
セッティング・麻酔
安全に施術をおこなうために、当院スタッフによりセッティングをおこないます。
施術時の痛みが最低限になるよう、脇に麻酔クリームを塗布し、時間をおいて麻酔を効かせます。
施術時は専用の個室で電動ベッドに横になっていただき、リラックスして施術を受けていただくことが可能です。
ボトックス注入施術(5分程度)
現在当院では、アラガン社製ボトックスビスタ®を導入しています。
厚生労働省から承認を受けている、製造・輸送・保管環境など厳重に管理された高品質の製材になります。
当院では、原則100単位という十分な量を使って治療をおこなうことをおすすめしています。
また、より費用を抑えて治療を継続したい方には、韓国製(ボツラックス)を使用した治療をご提案することも可能です。
アフターケア・経過診察
当日は念のため代謝が良くなること(長風呂、深酒、運動など)は避けていただくことをおすすめしています
施術後に、スタッフから改めてアフターケアのご説明をしますのでご安心ください。
施術から1週間~2,3週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
定期的・継続的な治療
ボトックス治療は期間の経過とともに、その効果が減弱していきます。
安定して継続をおこなうことでより効果を発揮します。
2回目は3~4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
治療例
治療の概要
施術にかかる時間
1部位につきおよそ5~10分程度で施術が可能です。
複数部位をまとめて行う場合でも、10~20分程度で施術が可能です。
ダウンタイム
まれに点状の内出血が出た場合は、数日~1週間程度持続する場合があります。
痛み
針が入るときに一瞬チクっとする痛みがあり、また製剤は皮下に入るときに若干の違和感を感じる場合があります。
当院では施術前に麻酔クリームを塗布しており、痛みに最大限配慮した治療が可能です。
施術後のお過ごし方
普段通りお過ごしいただけますが、代謝があがるような行為は翌日以降をおすすめしています。
- 運動: 当日から可(激しい運動は翌日以降をおすすめ)
- 飲酒: 当日から可(当日はほどほどにをおすすめ)
- シャワー: 当日から可(入浴やサウナは翌日以降をおすすめ)
効果のでかた
施術から1週間~2,3週間後頃に効果が感じられるようになり、 効果持続は3~6ヶ月と個人差があります。
2回目は3~4か月後、3回目以降は4~6か月おきがおすすめです。
副作用・リスク
ボトックス治療はダウンタイムがない治療として一般にいわれますが、主に以下のような副作用のリスクがあります。
- 点状の内出血(数日~1週間程度)
- 効果の左右差(特にもともとの状態で左右差が強い場合)
- 疼痛・腫れ・アレルギー など
JSKINクリニック ー"あなたに応える美容医療"
【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年4月時点)】
【慶應義塾大学病院及び聖路加国際病院より、医療連携クリニックとして認定されています】
東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F
・東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分
・東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分