顔を動かした際の表情シワに対する、ボトックス治療。

様々な部位に適用可能ですが、なかでも眉間のシワはご希望が多い部位のひとつです。

表情のくせでしわを寄せてしまいがちな方は、それを解消できて満足度が高いです。

また、しわ寄せを繰り返していくと、次第に寄せなくても自然にしわが刻まれてしまうこともあり、その予防にも適しています。(深く刻まれてしまったしわは、ボトックスで解消することが難しくなってきます)

Q. なぜ眉間にしわができるの?

主に関係しているのは、①皺眉筋、②鼻根筋(、③眉毛下制筋)になります。

①皺眉筋: 左右の皺眉筋が収縮することで、眉間に縦のしわができます。

②鼻根筋: 同時に鼻根筋が収縮すると、横方向にもしわができます。

③眉毛下制筋: 上記の筋と協調して、眉を引き下げる作用があります。

これらの筋肉の動きによって、眉間にしわが寄ります。

Q. どうやって施術するの?

やみくもに眉間にボトックスを注入すればよいかといえば、当然そんなことはありません。

正しい解剖学的知識と、適切な手技、注入量の調整が必要になります。

ご本人の実際のしわの寄り方を確認したうえで、注入するポイントを決めていきます。

また、そのポイントごとに注入をする針の深さも調整します。

たとえば、

・鼻根筋の中央付近 ⇒ やや深めの層に注入します

・皺眉筋の起始部 ⇒ 骨膜近くの深めに注入し、周囲の筋、とくに前頭筋への影響が出ないようにします

・皺眉筋の中央付近 ⇒ 筋体の走行にあわせて、ごく浅い層、皮下~皮内のレイヤーに注入します

Q. どんなリスク(合併症)があるの?

眉間ボトックスでおこりうる合併症としてよく紹介されるのは、

眼瞼下垂、眉毛下垂です。

施術の効果を高めるだけでなく、そのようなトラブルを防ぐためにも、上記でご説明したようなポイント(実際は+α)が大事にしています。

その他の部位も含め、ボトックスについてもお気軽にご相談ください♪

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ダーマペンによる美肌医療。

ずばり申し上げると、

ダーマペンの効果には、2つの重要な特徴があります。

①創傷治癒プロセスによる肌再生

肌に細かな針穴を開けることにより皮膚を再生させ、肌質の向上をもたらす美容医療技術を「マイクロニードリング」と呼びます。

現在国際的にも、国内でも最も有力なマイクロニードリングマシンが、当院でも採用をしているダーマペン4です。

その方の肌質や赤みの出方、生活やお仕事を踏まえたダウンタイムの許容期間を踏まえ、

お顔の部位ごとにニードルの深さを決定したうえで、施術をおこないます。

(施術から1日~数日程度、施術部位の赤みがのこります。)

②ドラッグ・デリバリー・システムによる美容薬剤導入

ダーマペン4は皮膚深部まで薬剤を効率的に入れ込むことが可能となり、単純に皮膚に塗るのと比べると、導入の浸透効果・持続が圧倒的に向上します。

それぞれの方の目的に合わせて、施術の際には的確な薬剤を併用していきます。

この②について、当院でも様々な薬剤を取り揃えていますので、ご紹介をしていきます。

ニキビや吹き出物が出来やすい方、いちご鼻など毛穴の黒ずみが気になる方、脂性肌にお悩みの方には、「CLRローション」がおすすめです。

毛穴詰まりやにきびの原因となる皮脂の分泌を抑制し、肌質を改善していきます。

☆CLRローションの主要成分

サリチル酸/ 乳酸/ オリゴペプチド / ペプチド /マヌカハニー / ナイアシンアミド / ヒアルロン酸

例えばサリチル酸は、表皮のなかでも最も表層にある角質をはがして薄くさせる作用があります。

(当院のケミカルピーリングでも、サリチル酸マクロゴールを用いています)

ナイアシンアミドは、にきびをできにくくし皮膚の保湿力を高め、肌のキメや色むらを改善する効果があります。

数ある薬剤のなかでも人気なひとつですので、ご紹介させていただきました。

その他薬剤含めて、カウンセリングでもお気軽にご相談ください♪

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今回の症例は、70代女性の方。

美容クリニックにいらっしゃるのも初めてとのことですが、

以前当院で施術をうけられた親戚の方からおすすめされたのをきっかけに、ご来院いただきました。

左頬に比較的大きな、1cmほどの平坦なしみがあります。

しみといっても色々なパターンがありますが、こちらは老人性色素斑/solar lentigoになります。

当院のQスイッチルビーレーザーをまずおこない、

それからハイドロキノン等をもちいた全体のスキンケアプログラムを開始する方針としました。

レーザーを照射後、3週間後の経過診察にいらした際の状態です。

レーザーを照射した部分はかさぶたになり、それが取れて全体がうっすらピンク調になっています。

レーザー後の第一歩目の反応としては良好です。

ただしこのまま放置してアフターケアを怠ってしますと、炎症後色素沈着が強く出てしまい、せっかくの仕上がりがもったいないことになってしまいます。

そのためこれから連日のスキンケアプログラム(3か月程度)の説明をおこない、開始していきます。

積極的な治療観点でいうと、トレチノインも併用したいところではありましたが、

使用法についてや、遮光のケアなどの観点から、トレチノインは使用せず、ハイドロキノン+グリコール酸+THE POWERによるプログラムとすることにしました。

もともとご本人はあまり期待していなかったらしく(笑)、

その分良い意味で予想に反して喜んでいただきました。

(話は逸れますが、美容の治療は楽観的かつあまり期待していない方の方がかえって治療成績が良いような印象があります)

引き続き、定期的な経過診察でフォローしていきます。

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まずはカウンセリングだけからでも結構です。お気軽にご来院ください♪

(ご料金・キャンペーン・ご予約方法についてはHPご確認ください)

当院では、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)によるほくろ取り治療をおこなっており、

北は北海道、南は沖縄までご来院いただいています。

先日、熱心な方がアフターケア用の絆創膏を事前に購入されていらっしゃいました。(写真の左側)

材質としては問題ないので、これはこれで使っていただく分には良いと思います。

ほくろ取りを最大限仕上げるには

適切な事前説明 + 適切な施術 +適切なアフターケア

が大切になってきます。

そのため、アフターケア用の専用の絆創膏を当院でもご用意しています。(写真の右側)

(1シートあたり1,100円、切れている小さな絆創膏が49枚ついています。)

ほくろ治療のために、海外から輸入しています。

当院で用意している絆創膏の方が、1枚あたりのサイズが小さいので目立ちにくいのと、価格面でも市販のものを買うより割安なようです。

使い方は簡単で、基本的には貼りっぱなしで、そのまま洗顔やお化粧などもして頂いて大丈夫です。

施術後の数日は液が多少出て、絆創膏を貼ったところがお餅のように膨らんできます。

膨らんでいるところが気になる場合や、絆創膏がはがれかけてきた際などは、

洗顔前にはずしてから(一緒に洗って大丈夫です)、終わって水気をとってから貼りなおします。

日数がたってくると、液も出なくなってきますので、そうしたら数日間貼りっぱなしにしたままで大丈夫です。

サイズや深さによって差はありますが、基本的には絆創膏のケアを2週間程度おこなうことをおすすめしています。

この期間は当然絆創膏だらけになってしまいますが、良い仕上がりを目指すための必要な期間ともいえます。

もちろんそれぞれの方ごとに、ほくろのサイズや深さも差があり、生活やお仕事等の事情もあると思いますので、アフターケアについてもお気軽にご相談ください♪

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2022年6月30日(木)~7月2日(土)でパシフィコ横浜にて開催されている、第30回日本乳癌学会学術総会のシンポジウムにて口演をおこないました。

当院でおこなっている、アートメイクによる乳輪乳頭再建「乳房彩り(いろどり)再建」について発表しました。

タイトル:「乳房再建のその先へ - 医療アートメイクによる日帰り乳輪乳頭再建 ( 乳房彩り再建 )」

乳がんを切除する手術のあと、形成外科医による乳房再建に進むことは、現在では一般的な選択肢となりつつあります。

しかしながら、乳房再建の後に乳輪乳頭再建をおこなう割合は、現在国内ではわずか1割程度といわれています。

従来の手術による再建方法では、体力的・精神的負担も、仕事や育児の都合で時間的な制約もある方にとっては、

日帰りで、かつ1.5h程度の時間で施術を受けられるアートメイク再建は、新たな有力な選択肢となると考えます。

当院の「美容と医療の架け橋となるクリニック」というコンセプトの通り、

現在美容の世界では一般的となっているアートメイクの技術を応用し、

乳癌の患者さん達に新たな価値を提供することができる領域といえます。

採択率が低いと言われる日本乳癌学会において、なんとシンポジウム演題として選出されるということは大変名誉であり、新たな取り組みとして注目をいただいているが故だと感じます。

発表後も質問やフィードバックもいただき、反響も実感しました。

今後も地道に、着実に発展させていきたいと思います。

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