お顔の美容皮膚施術には様々な種類のものがありますが、
・赤みや腫れなどのダウンタイムは避けたい
・施術時の痛みがあるものは苦手
・普段のセルフケアだけでなく、定期的にお肌の調子を整えたい
といった方にもおすすめできる美容皮膚施術も、多くご提供しています。
その一つに、レーザーシャワーという施術があります。
これはロングパルスYAGレーザーをシャワーのようにお顔の肌全体に照射する施術で、
皮膚の奥深くまで到達させることでキメ・ハリを整えたり、お肌のたるみ感や赤みの改善効果もあります。
<効果>
- 肌の引き締め効果
- 皮膚表面にダメージを与えることなく、皮膚深部のコラーゲン生成を促します。新陳代謝も高まり、小シワやタルミが改善し健康的な肌となります。
- 赤みの改善効果
- 血中のヘモグロビン色素にも反応し、余分な毛細血管を縮小させるため、継続することで頬や鼻まわりなどの赤ら顔をマイルドに改善させます。
<施術の流れ>
- 施術の前に洗顔をしていただきます。(※来院前に、お顔のうぶげを事前に剃ってきていただくようお願いします)
- 治療部位にレーザーを照射していきます。15分程度の施術で温かいシャワーを浴びているような感覚です。万が一ヒリヒリするなど違和感がある場合はお申し出ください。
- 施術直後からスキンケアやお化粧をしていただくことも可能です。
<アフターケア>
- 施術後当日は、頬が少しほてったような感覚が出ます。
- 施術後数日は肌が敏感になるため、こするような刺激を避け、優しく洗顔してください。
<周期・回数>
- 4週ごとに1回おこない、5回を1クールとして治療を受けることが推奨されています。
- 効果や治療間隔、治療回数には個人差があります。
- 1クール後も継続して治療を受けていくことが可能です。
- なお同日に他施術を併用頂く事も可能です。(ピーリング、エレクトロポレーションなど)
<施術を受けられない方>
- 2週間以内に強い日焼け(日焼けサロン、海水浴など)をされた方
- 光感受性を高める薬剤やサプリメントを服用している方
- 特定疾患(全身性エリテマトーデスまたはポルフィリン症の病歴など)のある方
- 重度の各種皮膚疾患または炎症性皮膚疾患、感染性皮膚疾患の方 など
<副作用・リスク>ダウンタイムや副作用はごく稀ですが、下記が挙げられます
- 施術当日:赤みやほてり感
- 施術当日~1週間程度:毛嚢炎(毛穴の炎症)、軽度の熱傷など
<ご料金>

【2021年11月の開院より、のべ15,000名以上の方々にご来院をいただいております。(2024年5月時点)】
当院でのカウンセリング・治療をご希望の方は下記リンクよりご予約ください。HPよりweb予約・LINE予約が可能です。
診療時間 | 10:10~18:30 (最終受付17:50) 土・日・祝も営業 |
休診日 | 木曜(毎週)、月曜(第2・4) |
住所 | 東京都中央区新富1-15-3 新富・ミハマビル5F 東京メトロ日比谷線・JR線 八丁堀駅 より徒歩2分 東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩4分 |
TEL | 03-6820-0627 |
首のいぼ治療は医療機関での適切な診断と治療が重要
首の部分はお顔と同様、常に人の視線を受ける部位です。顔と違って首はお化粧などのカバーもしにくいため、実は年齢を示す重要なところと言えます。
首の広い範囲にわたって、茶色いブツブツとしたいぼにお悩みで、誤ったケアやベストとは言えない治療を受けた結果、ますますお悩みが深くなっていく、というリスクがあるため注意が必要です。
- 以前と比べて、ブツブツしたいぼが増えてきた気がする
- いぼの茶色いところが目立ってカバーできない
- もともといぼがあったが、増える前に治療をおこないたい
- 自分で買ったクリームでも改善しなかった
- 皮膚科で液体窒素の治療を受けたが、効果が乏しく、大きなシミになってしまった
などなど、首のいぼに関するお悩みを持たれる方は多くいらっしゃいます。
首にできるいぼの種類と原因
首にできるいぼのほとんどがスキンタグ/アクロコルドン(軟性線維腫)
- いぼが小さく、やわらかく盛りあがっている
- 茶色っぽく、やや薄いものから濃いめのものもある
- ブツブツと数が多く存在している
このような特徴を示している場合は、おそらくスキンタグ/アクロコルドン(軟性線維腫)と呼ばれるいぼであると考えられます。
これらのいぼができる要因には、以下のような点が挙げられます。
- 加齢によるもの
- 遺伝的な肌質
- 擦れる刺激
- 紫外線などのダメージ
特に首にできやすいですが、その他にも脇や鼠径部にできることもあります。
まれにウイルス性いぼ(疣贅)や老人性いぼ(脂漏性角化症)の場合もある
パピローマウイルスの感染により首にいぼ(疣贅)ができることもあります。
硬く突起しざらざらしたいぼ(尋常性疣贅)や薄い褐色の平らないぼ(扁平疣贅)などがその例ですが、首にはできにくく、実際多くは手や顔にできることが多いです。
また、加齢や紫外線などの影響でメラニンが沈着しシミとなり、それがさらに角質を分厚くさせると、老人性いぼ(脂漏性角化症)と呼ばれる状態になることもあります。
こちらも多くは顔にできることが多く、首にはできにくいです。
首にいぼができた時の治療法
首のいぼの治療法は色々ありますが、結論としてはCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)が総合的にはベストであるといえます。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)による治療
なぜ総合的にCO2レーザーが望ましいかと言えば、
- 1回あたりの治療効果が格段に高い
- 1回あたりの治療時間が短い
- 治療後の仕上がりが最もきれいになりやすい
ことが挙げられます。
ただしこのレーザー治療は保険適用外となり、自費治療の対象となります。そのため治療メニューや料金体系などは、医療機関ごとに異なります。
液体窒素を用いた冷凍凝固治療
首のいぼに対する従来式の治療といえば、液体窒素を用いていぼを冷凍凝固する治療です。
手や指などの部位にできたいぼの場合はおすすめですが、顔や首などの目立つ部位に多数いぼがある場合は、あまりおすすめしません。
その理由としては、
- 1回あたりの治療効果が乏しい場合がある(ので複数回かかることが多い)
- 治療にやや時間がかかるため、1回あたりの治療範囲が限定的
- 治療箇所が色素沈着となり、いぼよりも大きい濃いシミのようになることがある
ことが挙げられます。
液体窒素による治療は保険適応となるため、1回あたりの費用をおさえて治療を受けることができる点がメリットです。
いぼがある部位や数、通院の回数や時間などを総合的に踏まえて、どのような治療を受けるべきかを検討するのがおすすめです。
〇〇法、という表現には注意
首のいぼ治療については、先述の通りレーザー治療の場合は保険適用外となり、クリニックごとにメニューや料金が異なります。
保険適用外といっても一般的かつベストな治療ではあるといえますが、クリニックによっては〇〇法などといった、あたかも独自かつ唯一の方法であるかのような表現をしていることもあるようです。
詳細を開示せず、あたかも独自技術かのような表現となる理由には、以下のようなパターンがあります。
- 実際はオリジナルではなく一般的な手法なのに、ネーミング含めあたかも特殊であるかのように表現している
- 実際にオリジナルなのだが、医学一般に受け入れられていない、または公にしていない
(=つまり、根拠のない経験論をもとに、その医師の実験台になってしまう)
医師の世界には論文/ジャーナルや、学会/研究会のように、医師同士が研究結果やアイデアを公開し、同業者からの評価を経て、最新かつスタンダードな治療方法が構築されています。
各医療機関でおこなわれている具体的な治療をここで評価することはできないですが、治療を受ける際には、どのような治療なのかについてよく説明を受け、一般的なものであるか確認することも重要です。
当院でおこなっている首いぼ治療
当院では、先述のCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)による首いぼの治療をおこなっております。
- 1回あたりの治療効果が高い
- 治療時の痛みにも十分配慮がされている
- 治療後の仕上がりがきれい
- 一般的に効果が最も立証されている治療である
といった特徴があります。
当院では年間1,000件以上のCO2レーザー治療をおこなっており、治療実績としてはかなり多い施設であるといえます。
治療の流れ
①カウンセリング・診察
予約当日、問診票の記入が終わったら、担当医師によるカウンセリングです。最新の肌診断機VISIAを用いて、治療前のお肌の状態を丁寧にカウンセリングします。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- いぼの大きさ
- 形状
- 色
- 周辺皮膚の状態
いぼの状態以外にも、費用や個人の要望に合わせて適切ないぼ除去法を決定します。
②レーザー施術
施術は以下の順序で行います。まずレーザーによる治療をおすすめするかどうかを見極めます。レーザー以外の治療が望ましいと考えられた際には、他の治療アプローチをおすすめすることもあります。
・施術のご希望箇所を医師が一緒に確認する
・局所麻酔をおこなう(数が多い場合はクリーム麻酔、少ない場合は注射麻酔をおすすめしています)
・鏡を持っていただき、あらためて施術箇所を確認する
・約5分~20分程度で施術が完了する
レーザー治療を行う場合は、強い光から目を守るために施術は目を保護した状態で行います。
施術を行った後には、しっかりとしたアフターケアが必要です。
③病院で行う施術直後の処置
レーザー治療をした箇所は赤みがあり、一種の薄いきずあとの状態になっています。特に血が出たり痛みが強く出たりはありませんので、ご安心ください。
施術箇所に看護師が軟膏を塗布して、施術が終了になります。
医師によるレーザー施術後に、当院スタッフが施術箇所それぞれに専用の絆創膏を貼っていきます。施術後にお支度をしていただけるパウダールームがありますので、ご利用ください。
(化粧水、保湿クリーム、日焼け止めなどのご用意があります。治療後は治療箇所がきずになっている状態ですので、軟膏のみにするか、最低限の保湿などにとどめることをおすすめします。)
ご自宅に戻られてから、当日からシャワーなどしていただいて大丈夫です。
④自宅でのアフターケア
治療後は、5~7日間を目安に軟膏によるアフターケアをおすすめしています。
【夜】シャワー後に水気をとってから、治療部位に軟膏を薄く塗ってください。
【日中】きずは乾燥するよりも、適度な湿り気があった方が治りが良いです。そのため、1~2回程度塗りなおしをおこなうと、適度な湿り気が維持され、よりスムーズな治癒につながります。
治療例
首全体に散らばる細かいいぼにお困りだった方。
1回のレーザー治療後、全般に明らかな改善がみられます。ご本人にも大変満足いただいております。

リスク・副作用
CO2レーザー治療はいぼに対する一般的かつ有効的な治療ですが、以下のようなリスク・副作用があります。
- 再発、残存、色素沈着、肥厚性瘢痕、ケロイド、色素脱失など
料金
首エリア・取り放題
料金(税込) | |
---|---|
取り放題ライト (3mm以内・10個以内) | 60,000円 |
取り放題 (サイズ制限なし・20個以内) | 80,000円 |
取り放題フル (サイズ制限なし・50個以内) | 100,000円 |
クリーム麻酔(首全体) | 2,200円 |
---|
アフターケア用軟膏 | 550円(1個) |
---|
予約方法
当院でのカウンセリング・治療をご希望の方は下記リンクよりご予約ください。HPよりweb予約・LINE予約が可能です。
診療時間 | 10:10~18:30 (最終受付17:50) 土・日・祝も営業 |
休診日 | 木曜(毎週)、月曜(第2・4) |
TEL | 03-6820-0627 |
休診日変更のお知らせ
平素より当クリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、2025年4月1日より、当クリニックの休診日を変更させていただくこととなりましたので、お知らせいたします。
変更後の定期休診日:
- 毎週木曜日
- 第2、第4月曜日
変更により、ご不便をおかけする場合もございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、その他の診療時間につきましては、従来通り下記の通りとなります。
営業時間:10:10~18:30(最終受付17:50)
ご不明な点やご質問がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:
電話:03-6820-0627
今後とも、最高品質の美容医療サービスをご提供できるよう、スタッフ一同努めてまいります。引き続きのご愛顧を心よりお願い申し上げます。
JSKINクリニック代表 牧野潤
当院では、抗肥満薬を用いた体重減少を目的とした医医療ダイエットや、身体の特定部位を狙った部分痩せ治療を複合的にご提案可能です。
メディカルダイエットとは
医師の指導のもとで行われる、医学的・科学的根拠に基づいたダイエット治療です。
一人ひとりの体質や生活週間、目標に合わせて、過度な食事制限や運動を必要とせず、効率的に体重を落とし理想のボディラインを実現することを目的としています。
減量(ダイエット)を目的とした治療
内服薬・リベルサス(セマグルチド)
作用:GLP-1受容体作動薬でインスリン分泌を促進し、食欲を抑制します。
効果:一般的に2〜3ヶ月で体重減少を実感することが多いです。初期段階では食欲の抑制を感じることがありますが、体重の変化は徐々に現れます。
用法用量:通常、最初の1か月は3mgを1日1回服用し、2か月目から7mgに増量します。最大14mgまで増量可能です。
内服薬・メトホルミン(内服薬)
作用:肝臓での糖新生や消化管からの糖吸収を抑制します。
効果:体重減少が見られるまでに通常6ヶ月から1年程度かかります。初期の効果は緩やかで、1年間で数kgの減少が期待されます。
用法用量:成人の場合、1日2回、食直前または食後に服用します。1日500mgから開始し、維持量として750~1,500mgを服用します。
注射薬・マンジャロ(チルゼパチド)
作用:GIP/GLP-1受容体作動薬で、インスリン分泌を促進します。
効果:一般に1〜2週間で食欲抑制を感じ始め、3〜6ヶ月で徐々に体重減少がみられます。
用法用量:週1回2.5mgから開始し、4週間後に5mgに増量します。その後、必要に応じて段階的に増量可能です。
部分痩せ(痩身)の治療
脂肪溶解注射(カベリン)
作用:注射部位の脂肪の溶解を促進し、体外へ排出します。
効果:部分的な脂肪減少が期待でき、リバウンドしにくいとされています。
施術(15分程度):4週間おきに3~5回程度が推奨されます。頬には4~6cc、あご下には4~8ccの注入が目安となります。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着
リニアハイフ(高密度焦点式超音波)
作用:皮下のSMAS層に均一に熱エネルギーを与えます。
効果:脂肪溶解、皮膚のタイトニング、肌質改善が期待できます。
施術(20分程度):4週間おきに5回程度が推奨されます。リニア4.5mmのカートリッジを使用し、主に二重あごやフェイスラインの治療に使用します。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着、軽度熱傷
ボルニューマ(高周波RF)
作用:真皮層と脂肪層浅層に均一な熱エネルギーを与えます。
効果:たるみ改善、肌の引き締め、コラーゲン生成促進が期待できます。
施術(20分程度):4か月おきに施術を継続することが推奨されます。効果は施術直後から1か月後にかけて作用していきます。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、色素沈着、軽度熱傷
クールスカルプティング(慶應義塾大学病院・木曜)
作用:脂肪細胞を冷却して破壊し、体外に排出します。
効果:部分的な脂肪減少が期待でき、リバウンドしにくいとされています。
施術(40分程度):1回の施術で脂肪層の約20%を減少させます。
リスク副作用:赤み、腫れ、痛み、内出血、色素沈着、逆説的過形成など
詳細(用法用量・治療適応・副作用・料金)
リベルサス
具体的な用法用量
- 開始用量: 3mg(1日1回)、維持用量: 7mg(1日1回)、効果不十分な場合は14mgまで増量可能
- 服用方法: 朝食前の空腹時に服用し、30分間は飲食を避ける
治療適応外となる方
- 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
- 急性膵炎または慢性膵炎、甲状腺疾患の既往歴がある方
- 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
- その他医師が不適当と判断した場合
リスク副作用
- 主な副作用: 悪心、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛など
- 重大な副作用: 急性膵炎、低血糖症状(冷や汗、吐き気、手足の震え、ふらつき、脱力感)
- その他予期しない副反応
料金
リベルサス3mg 30日分(30錠):9,000円(税込)
リベルサス7mg 30日分(30錠):15,000円(税込)
メトホルミン
具体的な用法用量
- 開始用量: 1回250mgを1日2回(朝と夜)、維持用量: 1日750~1,500mg
- 服用方法: 1日2~3回に分けて、食事直前または食後に服用
治療適応外となる方
- 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
- 過度のアルコール摂取をされる方
- 利尿剤の内服中の方
- 乳酸アシドーシスの既往がある方
- 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
- その他医師が不適当と判断した場合
リスク副作用
- 主な副作用: 下痢、倦怠感、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみ
- 重大な副作用: 乳酸アシドーシス(下痢、倦怠感、筋肉痛、過呼吸、脱水、低血圧、意識障害など)
- その他予期しない副反応
料金
メトホルミン250mg 30日分(60錠):5,500円(税込)
メトホルミン500mg 30日分(60錠):8,800円(税込)
マンジャロ
具体的な用法用量
- 初期用量: 2.5mg(週1回皮下注射)~5mg
- 用量調整: 状態に応じて段階的に調整
治療適応外となる方
- 重度の胃腸障害、腎障害、肝障害、内分泌疾患がある方
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の方
- 低血糖を起こすリスクの高い方
- 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している方
- その他医師が不適当と判断した場合
リスク副作用
- 主な副作用: 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退
- その他の副作用: 注射部位の反応(赤み、腫れ、痛み)、浮動性めまい、味覚障害
- 重大な副作用: 急性膵炎、胆石症
- その他予期しない副反応
料金
マンジャロ2.5mg 2週間分:15,000円(税込)
マンジャロ5mg 2週間分:20,000円(税込)
この記事ではまぶたのたるみと眼瞼下垂の違いについて解説します。
まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)とは

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)とは、加齢や紫外線、生活習慣などの影響でまぶたの皮膚が弾力を失い、余剰な皮膚が垂れ下がる状態を指します。
視野の遮りや目周りの老け感が目立つ症状として現れることがあり、治療法としては軽度の場合には超音波や高周波の機器を用いた治療やヒアルロン酸注射など、また中等度以上の場合には、上眼瞼皮膚切除術や眉下切開術などの外科的手術が行われます。
眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、まぶたが垂れ下がって視野が狭くなり、見えにくくなる状態のことです。初期の眼瞼下垂には自覚症状がほとんどないため、まったく気づかずに過ごしている人も多く見られます。
しかし、眼瞼下垂は進行する病気です。症状が進んでくると見えにくくなり始め、頭痛や肩凝りなどの症状が出る場合もあります。
まぶたのたるみと眼瞼下垂の違い
項目 | まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症) | 眼瞼下垂 |
---|---|---|
原因 | 皮膚のたるみ(加齢、紫外線、摩擦など) | まぶたを挙げる筋肉や腱膜の弱化、神経麻痺など |
症状 | 目を開けたときにたるんだ皮膚が垂れ下がり、見た目の老化や視野の遮りがおこる視野障害、額のシワ、肩こり、頭痛 | 目を開けたときの開きが低下し、黒目にかかる範囲が大きくなる視野障害、額のシワ、肩こり、頭痛 |
治療法 | 皮膚切除術、デバイス治療(ハイフやRF等)、ヒアルロン酸 | 挙筋前転術(眼瞼下垂症手術)、切らない眼瞼下垂症手術 |
保険適用 | 診察の上、保険適用となる場合あり。症状が認められない場合は原則自費治療。 | 診察の上、挙筋前転術は保険適用の場合あり。切らない眼瞼下垂症手術は原則自費治療。 |
まぶたのたるみは主に皮膚の問題であり、見た目の改善が主な目的となることが多いです。ただしたるみの程度が強い場合はまぶたを開けにくくなり、眉毛の挙上、頭痛や肩こりの原因となる場合があります。そのような強い症状が認められる場合は、症状改善目的の治療として、保険適用となることもあります。
眼瞼下垂はまぶたを引きあげるための筋肉や腱膜の問題であり、視野障害や生活の質に影響を大きな与えるため、治療を目的とする場合は保険適用になることが多いです。
症状が似ているため、正確な診断を受けることが重要です。形成外科や眼科での診察を通じて、自分の状態に合った治療法を選択することをおすすめします。
外見的な違い

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)
まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)は、上まぶたの皮膚の弾力が低下し、余剰な皮膚が垂れ下がることで目元が重たく見えたり、まつ毛の根元が隠れるほど皮膚が下がるといった状態を指します。
結果として、老けた印象や疲れた印象、元々よりも目が小さくなったように感じることがあります。加齢や紫外線ダメージ、生活習慣(喫煙や睡眠不足)、遺伝的要因、さらに長期間のアイメイクなどが影響しうるといわれています。
眼瞼下垂
眼瞼下垂は、上まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能低下によってまぶたが下がり、瞳孔にかかって目が開きにくくなる状態を指します。
額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げようとするため、額に深いシワができたり、眠たそうな表情や目つきが悪く見えることがあります。
その原因には生まれつき筋肉が発達していない先天性や、加齢、ハードコンタクトレンズの長期使用、外傷、神経麻痺などの後天性が含まれます。
視野への影響の有無

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)
視野への影響
- 軽度の場合、視野への影響はほとんどない。
- 重度の場合、垂れ下がった皮膚が視界を遮ることがある。
- 視野障害が発生する場合は、特に上方視野が狭くなる。
- 症状が進行すると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどの二次的な症状が現れる。
眼瞼下垂
視野への影響
- 視野障害が顕著で、特に上方や外側の視野が狭くなる。
- 視界を確保するために、頭を後ろに傾けたり、眉を上げたりする姿勢を取ることが多い。
- 症状が進行すると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどの二次的な症状が現れる。
診断のポイント

眼瞼下垂の診断基準
- MRD(目を開けたときの上まぶたと黒目との距離)の測定値がおよそ3.5mm以下の場合、眼瞼下垂の可能性がある。
- 視野障害や肩こり、頭痛などの付随症状がある場合は、それが眼瞼下垂によるものなのかについて、形成外科医への相談がおすすめ。
まぶたのたるみとの違い
- まぶたのたるみは主に皮膚の余剰が原因で、視野への影響は軽度。
- 眼瞼下垂は筋肉や腱膜の問題が原因で、視野障害や機能的な問題を伴う。
専門医の受診
- 形成外科医への相談がおすすめだが、眼科や美容外科でも相談可能。
- 形成外科では、保険適用・保険適用外(自費治療)の両方で対応できることが多い。
- 眼科では眼球の異常がないかの検査や、一部の保険適用手術に対応が可能。
- 美容外科では原則すべて自費治療となることが多く、医院に事前に確認が必要。
まとめ
まぶたのたるみと眼瞼下垂は原因や症状が異なるため、適切な治療法を選ぶことが重要です。
まぶたのたるみは皮膚の弾力低下が主な原因で、軽度の場合は非外科的治療、重度の場合は皮膚切除術が有効です。
一方、眼瞼下垂は筋肉や腱膜の機能低下が原因で、視野障害を伴うことが多く、挙筋前転術などの手術が必要になります。気になる方は、専門医に相談し、正確な診断を受けましょう。